かわいすぎる香水瓶

香水がほしくなった
いらないと思っていた ずっと昔は
君がずっと昔から好きだった
好きだったよ

売り場に行くと
大蛇が接客をしていた
手に取った香水瓶には「私を選んで」
と書かれていた

お目が高い!と大蛇が笑った
「これ皆さん選んでます!」
は?いらねーよ
そんなものが好きなのかよ 私は
お前の一言でいらなくなったよ

君がずっと昔からすきだったアイドル
たくさんいすぎてみんな同じに見えたけど
みんな同じにされたくなかったんだよな
お前には同じに見えるか
それでも私を選んで

かわいすぎる香水瓶

かわいすぎる香水瓶

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-02-03

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