本当にそれ神様ですか?
「本当にそれ神様ですか?」 令4・2
日本には主も居なければ神様も居ない
日本人が崇めてきたのは只何となく凄いもの
何となくした凄いものを大昔から崇拝してきた
借りた知性を身につけたくして結局何も身につきません
日本の知性は何となくした感覚にある
みんな何となく今その状態であるだけの環境があり理由がある
然うした真実を只々何となくそれでも確かに認識すること
日本の教育ではそれが何より大切に思う
変えようとしてはならない
日本の民の無関心や振舞いすべてが数万年の日本を語る
浅はかな者は維新や戦後の僅かな昔に日本人は変ったとか言う
日本人は少なくとももう千年くらい変ってないし変るわけない
数万年もの何となくした感覚を継ぐ一億人が数十年で変りますか
変ったことにしておくことを繰り返してる
骨でも折って必死になって変えようとしても一億人に齎すものは
何処かの国が数万年かけ築いたものの劣化版です
日本人が心の底から政治に関心を持つことはないし議論もしない
知れといってもそこまでちゃんと知ろうとはしない
何となくして平和を親しむ愉快犯
どうせなら傲慢であれば良い
自分が一番優れて居ると思ったら良い
然うじゃなければ自分や他者への偏見をすぐ捨てれば良い
驕れる心を削ぎ落してけば自ずとそれが知性になります
引き算によって磨き抜かれた自分自身を知性と呼びます
引き算の美学
差し引くことには我々だって長けてると思う
容姿に恵まれカラダに恵まれ優位に立てる例えば人々
驕れる者は主に身を伏した
主とは何か
この世のすべては自然環境で成り立って居る
主とは只それそのもののことなのでした
淡々とした只それだけのことを併し我が主と崇めてしまう
譬え無宗教者を名乗って已まない今の多くの人々にしても
優位な以上は心のどこかに主を妄信し真実をどこか嘲って居る
片や容姿に恵まれなければ力にも劣る例えば人々
劣勢に立ち軽蔑されてる者達こそが只真実を真実として
心の底から受け止められる
偏見を捨てよ
何かに対して誰かに対して過去や現在未来に対して
そして何より自分に対して
そして偏見は何も知らなくてもすぐ捨てられる
世界を狭く閉じ込めるのは自分自身の偏見だった
何となくすべてのものは自然環境の成行きで出来た
長いものも短いものも然うなるだけの環境にあった
美しいものは然うなるだけの環境にあって
醜いものは然うなるだけの環境にあった
あの輝ける国はたぶん何となく然うなるだけの環境にあって
あの凄い建造物はたぶん然ういうのが建つ環境にあって
あの凄い人は然ういう人になるだけの人生と環境にあった
そして何も血眼になって無理にすべてを知ることもない
只々ほんの少しの意識
どんなものにも偏見を持たず大きな器で構える自分
そんな自分をほんの少し意識しながら生きていくこと
日本には主も神も居ない
誰も全く興味すらない
何て素敵なことなんでしょうか
本当にそれ神様ですか?