分離

違和感と

恥ずかしさで

上手く回らなくなる

プライドを持っているのは

私なのか

自分なのか

全部捨てて

すべてを分離するプロセスに

手を伸ばした私が掴むものが

夢でも破綻でも良いと思えるのは

正常さを一般と呼び

一般を普通と呼ぶなら

普通であってはならないとする

君の雄弁

息苦しい春も

鮮やかな夏も

状態を表す値でしかなくなる

同じことを繰り返すだけの世界で

同じ思いを繰り返す私は

いつか同じじゃない世界で

君に会いたい

分離

分離

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-01-26

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted