新劇場版 ヱヴァンゲリヲンQ オリジナルノベライズ版 「初号機強奪作戦編」

新劇場版 ヱヴァンゲリヲンQ オリジナルノベライズ版 「初号機強奪作戦編」

誰も書かないんで俺が書いてみましたw自分自身、中学生なもんで文も
ハードボイルドみたいなカンジではありませんが見てもらえたらと思います。

新劇場版ヱヴァンゲリヲンQ ノベライズ版 「初号機強奪作戦編」

 それはかなりの轟音のはずである。しかしここではそんな常識は通じない。限りなく暗いがまわりにある恒星達が光を放ち、それを紛らわせている。
 「作戦高度に到達。予定軌道に乗った。」
 「ポット8軌道投入に問題発生。高度が足りない。」
 「確認した。以後は2ダッシュ単独でのオペレーションに切り替える。」
 「了解。ポット8は直援。シフトを7に移行。」
 「ポット2ダッシュ、不帰投点を通過、エリア88に進入。」
 「了解。これよりUS作戦を開始。」
 「了解、ポット2ダッシュ、作戦最終軌道に投入開始。減速行動に移る。」
 「第一弾、全エンジンを点火、燃焼を開始。」
 大きな物体が、ブースターユニットの端から、アルミが融解するのではないかと思うくらいに噴射する。
 「S1C、燃焼終了、減速を確認。」
 「第一弾、ブースターユニットをジェットソン。」
 金属が磨れる音などと共に、金属破片が四方に飛ぶ。
 「映像系をチェック。異常なし。」
 「了解した。燃焼タイミングはオート。第二弾、全エンジンを点火。」
 大きな炎を噴射し、一定方向に進もうとしていた物体が減速する。
 「S1C燃焼終了。圧力弁を閉鎖。」
 「第二弾、ブースターユニットをジェットソン。」
 それは、不思議に思うくらい簡単に部品が取れる。
 「減速行動を終了。」
 「最終作戦軌道への投入準備。機首を反転、回頭を開始。」
 すると、先端の部位は左右逆に変形。軌道修正をしているようだ。
 「降下角度確認。誤差、修正内。」
 「相対速度、再計算。座標高度を再確認。すべて問題なし。」
 「軌道最終修正完了。」
 「180度回頭完了。」
 「了解。ポット2ダッシュ、交差軌道への遷移スタート。これより作戦行動に移る。」
 「現時点ですべてのリモート誘導を切る。以後の制御はローカル。」
 「グッド・ラック。」
 中は液体で満たされているはずだが、その液体はL.C.Lと呼ばれ、体内に直接酸素を運ぶことができる。超高度のため、生命維持のためのヘルメットをつけた少女は深呼吸をしている。そんな中、情報通達のため、音声が有線接続で流れている。
 「目標との交差軌道に乗った。接触まであと8マイル。」
 「目標物を確認。接触地点に変更なし。シフトMを維持、問題なし。」
 「2ダッシュはランデブー用意。ポット8は高度不足のため、再突入の96秒間援護可能。それまでにケリをつけて。」
 その女性の通信が終わると共に警告音が鳴り響く。
 「目標中域に反射波あり。妨害が入った。」
 「自動防衛製ステムの質量兵器だ。問題ない。」
 「爆散流発生。」
 モニターにはARを使った爆散流の大きさなどが書いている。
 「到達まで、3,2,1・・・」
 ものすごい爆音と衝撃があたりに散る。しかしこれを受けている本体はATフィールドなるもののおかげで、衝撃はくるものの、さほどの被害ではないようだ。
 「続いて第2波。パターン青。厄介な連中だ。」
 「接近中の物体を識別。コード4Aと確認。」
 使徒という生命体である。近づいてくる使徒はアンチATフィールドを何層にも重ね、猛スピードで作戦の本体に接近してくる。そこで本体のATフィールドと使徒のATフィールドが思いきりぶつかる。お互い優勢をゆるさない。使徒は四本の駒爪で相手のATフィールドをかきやぶりはじめた。少女が思い出したように叫ぶ。
 「アンチATフィールド!」
 ついに使徒にATフィールドを破られ、使徒が本体に直接攻撃した。しかし、それはただの盾でしかなかった。
 「チッ!タチ悪い!えーい!やっぱり邪魔!コネメガネ援護!」
 少女は、ヘルメットのような呼吸器を片手でめくるようにはずして言う。汎用人型決戦兵器人造人間ヱヴァンゲリヲン弐号機改のパイロット、式波・アスカ・ラングレーである。弐号機改は穴だらけで傷ついた盾を投げ棄て、向かってきた使徒に対して、背中の盾で攻撃を跳ね返した。しかし、あきらめず使徒は弐号機を襲いにくる。と、その瞬間、使徒は爆発した。
 「援護射撃二秒遅い!」
 真奇波・マリ・イラストリアスの8号機の射撃によるものだった。
 「そっちの位置、三秒早い。」
 不服そうに言うマリ。
 「臨機応変、合わせなさいよ!」
 アスカはマリの態度に怒りを隠さず言う。
 「仰せの通りに。お姫さ・・・まッ!」
 マリが力むと長く、細い砲台から、その細さとは正反対の大きな弾が発射される。その弾は見事使徒に命中。さらに弐号機はまわりの爆発する物体をよけながら、かなりのスピードで降下する。
 「フラウレーシフトを抜けた。最終防衛エリア、89を突破・・・あッ・・・目標物が移動してる!」
 十字架のような形をした物体が一定方向に移動を開始する。
 「軌道修正が追いつかない!このまま強行する!」
 弐号機はさらに加速しながら降下し続ける。
 弐号機はワイヤーを目標物と呼ばれるものに発射し、それを固定する。しかしアスカはその重さに耐えるあまり大きな唸り声をあげる。さらにワイヤーを巻き戻し、弐号機を目標物に一気に接近させる。そのときの衝撃はワイヤーを射出したときよりもはるかに強い。アスカはさらに大きなうなり声をあげる。
 「ううッ・・・くッ!減速!」
 弐号機が背負っていた最終ブースターユニットが噴射する。
 「8,7,6,5,4,3,2,1、燃焼終了!」
 噴射が終わり、ブースターユニットの接続部品を一気に分解する。
「2ダッシュ、最終ブースターユニットをジェットソン。再突入保安距離を確保。」
「はぁ、はぁ・・・強奪成功・・・帰投するわ。」
 「了解、回収地点にて待つ。合流コードはサターン5。」
 「了解。」
 アスカは相当疲れたように言った。だがそんな疲れなどどうでもいいように警告音が鳴り響く。
 「パターン青!どこにいるの!?」
 目標物自体が開き、展開する。中からさっきと似たような使徒が登場した。アスカはその事実にただ唖然と目を大きく見開き、座りつくしていた。
 「当該物はコード4B、フィールド反射膜を展開中。」
 「ちッ!しゃらくさい。再突入直前だっちゅうの!コネメガネ援護!」
 「メンゴ!高度不足でお先に。2ダッシュに任せる。よろしく~。」
 「ちッ!役立たず!」
 アスカはうんざりしたように言う。
 「もうしつこい!こんなの聞いてないわよ!」
 目標物をけりまくる弐号機は駄々をこねる赤ん坊そのものだった。その瞬間、広範囲に反射膜を広げた使徒が直視できないほどの強い光を弐号機に放出した。
 「うわああちちちち!何この光!!ATフィールドが中和してない!コアブロックをやらないと!逃げんなコラー!」
 光を受けた目を押さえながら反射膜を伝って逃げようとする使徒を蹴るアスカ。そこでさらなる警告音。
 「やばい!降下角度が維持できない!このままじゃ機体が分解する!」
 「2ダッシュ。作戦遂行を最優先。期待を捨てても、目標物を放さないで。」
 「わかってるつうの!」
 使徒はさらに、超高温の粒子ビームを放ち、弐号機は左肩を損傷。アスカも痛みに耐える。さらに使徒は反射膜を利用し、ビームを広範囲に打ってくる。それをよけながらアスカが叫ぶ。
 「うーーーーーーーーーーーーーッッ!何とかしなさいよ!馬鹿シンジーー!」
 一瞬、何が起こったのかわからなかった。目標物に亀裂が発生しその中から長距離に一直線の光が四方八方に振られたのだ。瞬間、使徒の反射膜はバラバラになり、残った反射膜を伝って紫色の光は一直線に使徒めがけて突き進み、命中した。そして大規模の超爆発が発生。使徒のコアが損傷し、自分の形を保てなくなったため、形象崩壊したのだ。びっくりしたアスカの顔を爆発の光が照らす。
 目標物と弐号機は大気圏に突入し、そのまま地上へと落下していった。だが、その光を眺める少年に、誰一人、気づけるはずがない。
 「おかえり、碇シンジ君。待っていたよ。」
 

新劇場版 ヱヴァンゲリヲンQ オリジナルノベライズ版 「初号機強奪作戦編」

いやあwこれ4ページだけなんですよね実際w
映像みながらずっと書いてましたね(笑)
正直最初のリモートで作戦情報通達のとこは
漢字多すぎてめんどくさかったですねw
結局まあ1時間しかかかってないですw
前に一度、電撃文庫さんに送るため書いてたことがあったんですが
USBのデータがふっとんじゃいましてw
今じゃ笑い話ですがそのときはただ立ち尽くしてましたね(笑)

新劇場版 ヱヴァンゲリヲンQ オリジナルノベライズ版 「初号機強奪作戦編」

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-11

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