ただ、それだけ

コジマタケシ

 若い頃たくさんの人に出会った
 だけどぼくは孤独なままだった
 恋をした
 そのどれも上手くいかない
 一人夜に包まれて眠った

 ぼくは自分自身でいたかった
 ただ
 それだけ

 働いてその金を酒に使った
 それがぼくの現実逃避だった
 音楽や小説を友にしたんだ
 坂を転げ落ちるのはその後

 ぼくは自分自身でいたかった
 ただ
 それだけ

ただ、それだけ

ただ、それだけ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-01-15

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