抜錨

桐原 水刃

 ひとえに感化された刹那のまどろみを覗き込んでいる。あなたに見放された時の戸惑いは幻のように霧散して、槍となる。それは新たな権利を与える王国の標にして、すべてのか弱き者の寄り辺となる灯火だ。遥か彼方の最果てにて輝く黄金の世界樹のように、あるがままの投影を剥がしてみせろ。

抜錨

抜錨

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-01-10

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted