20XX-DNA

世にも不思議なストーリー

日本の日常

「佐々木優美さん・・・どうも、お待たせしましたね。お子さんの遺伝子ランクが、出ましたよ。」
「どうでしょうか、先生。」
「7の6ランクですね。・・・優秀ですよ。」
「まあ、良かったわ。7の6なら、うちの家系に、ふさわしいですわ。」
「奥さんの遺伝子ランクの5段階アップ、そして、ご主人の遺伝子ランクの12段階アップですよ。」
「先生、アドバイスとか、いろいろと、ありがとうございました。」
「いえいえ、では、また、引き続き、何かあれば相談に来てください。」

帰宅中の車内
「ハイ、アナタ、ジョブは?」
「イエ、ブレイクしている。」
「ユー、アテンション、私たちのベイビーのDNAのサマリーよ。セブン・アンド・シックスよ。
サプライズだわ。」
「オー、ナイスだね。スーペリアだよ。」
「先生の診断では、私たちのベビーは、将来サッカー選手にふさわしいらしいわ。」
「ワオぅ、ハッピーだね。」
「ねえ、吉岡さんの息子さんのランクの二つ上よ。」
「国際結婚した君の選択は、正しかったんだよ。」
「あなた、食事の時間に帰れるの?」
「あぁ、ちゃんと間に合うよ。愛しているよ、優美ちゃん。」
「私も、愛しているわ、アンドリュー。」

20XX-DNA

批評自由

20XX-DNA

すぐ読めます。

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-10

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