存在の確かさ

故郷の古い公園で
子供が一人駆けている
私はどうしてこうなったのか
ぼんやり見ながら考える
風が優しく吹いている
何故こんなにも悲しいのだろう
敗北のように水車は回る
皆目俺には見当つかぬ
枯れ葉はざわざわ鳴っている
誰かがきっと助けてくれる
落ち葉を一つお土産にして
家に帰って妻に見せよう

存在の確かさ

存在の確かさ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-12-31

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