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立夏 華灯

教えて

こんにちは
私の名前は「   」
あなたの名前も教えて?

▶名前をいれてね
『     』

そう『     』っていうのね
とても素敵な名前!

じゃあ次は貴方の事を教えてね
あなたの好きな食べ物を教えて?

▶好きな食べ物の名前をいれてね
【     】

【     】が好きなのね
美味しいわよね
話を聞いたら食べたくなってきちゃった

じゃあ最後の質問よ
あなたの好きな人の名前を教えて?

▶好きな人の名前をいれてね
《     》

《     》っていうのね
素敵な子なのかしら?いいわね

色々と教えてくれてありがとう
あなたの事とても沢山知る事が出来て嬉しいわ

これであなたになれるもの

いただきます

赤い僕

僕は生まれた時から白かった
かがみ合わせの彼より白かった
どうしてだろう?母さんに聞いた
そういうものなんだと言われて納得する事にした

幼稚園の時から少し気付いてはいたのだけれど
小学校に入って僕は人より凄く白いのだと知らされた
でも彼も金色の髪を持っていて、黒い髪の彼らとは違ったから
だから僕らは二人でいれば何も怖いものなんて無かった

中学生になって初めてクラスが分れた
小学校の頃と比べて僕は彼より体力も無ければ日の光だって苦手だった
僕は彼と同じだと思っていたけどそうではなかった
凄く羨ましかった
大好きだった彼は彼女もつくったらしかった
そういう話を、僕は後から聞いた

高校に入って、大人になって…
僕は彼の姿を想像した
隣には彼女が隣にいるんだ
そこに居るのは僕じゃなかった
許せないと感じた
だから、僕は、彼女を…

青い僕

僕は生まれた時から青い目を持っていて
かがみ合わせの彼は赤かった
どうしてだろう?思わなくもなかった
でも僕らは二人で一人に変わりないと思っていた

幼稚園に入り彼が白い事は更に目に見えてわかるようになった
だけれどそんな事は些細な事だと僕は思った
だって僕だって金色の髪を持っていて、周りのみんなは黒かったから
黒よりは赤と青の僕らの方がかっこいいと胸を張っていた

中学生になって初めてクラスが分れた
彼はどんどんと周りに置いていかれていた
ずっと一緒に支えていたいとそう思っていた
けれど、僕以外にも友人は作るべきだとも思った
だから僕は彼女を作った
これできっと僕離れだってできるだろうって
彼女に対しての思い入れは微塵もなかった

ある日、彼女が死んだと知った
涙は出なかった、理由もなぜかわかってしまった
だって僕らは双子だから
悪い事をしたと感じた、それは彼に対して
それならこれからは今まで通り二人で居よう
それが君にとっての幸せなら
僕はそれでいい

***

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-12-29

CC BY-NC-SA
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CC BY-NC-SA
  1. 教えて
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