Drive

 真夜中北に
 車を走らせる
 隣りには憂鬱が座っていた
 満月雲の形が
 不気味だ
 ラジオから楽しげな
 男女の会話

 Drive
 孤独から
 逃げるように
 オレは
 ハンドルを
 握る

 明日が何日
 なのかわからない
 生活は不規則で
 濁っている
 過去から黒い
 手帳が届いた
 そこには青春が
 書かれていた

 Drive
 孤独から
 逃げるように
 オレは
 ハンドルを
 握る

Drive

Drive

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-12-26

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