生きるってなんだろう。誰も教えてくれないけど。

生きるって何かわかってますか。

第1章 {日常}


「もうこんな時間か・・・行かなきゃ・・・」


時計を見る。もうこんな時間だ。

山になった服から適当な物を選んで着て外に出る。


「うぁ~寒い」


部屋に一度戻って白の革ジャンを来てもう一度外に出る。

高校を卒業する時なんとなく大人っぽい服が欲しくて貯金から2万円はたいて買ったお気に入りだ。


駅へ向かう。周りはすっかり秋模様。寒そうに歩く人が目に着く。

いつもの電車に乗る。大学へ向かうこの電車の中ではいつも考え事ばかりが頭をよぎる。


「生きるってなんだろう。」


久しぶりにこの言葉が浮かんで来た。

高校生の時は良くこんな事を考えていた。だけどもちろん答えなんか出る筈も無くいつしか考える事をやめた。

生きるってなんだろう。誰も教えてくれないけど。

生きるってなんだろう。誰も教えてくれないけど。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-10

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