聖誕祭
今日という日は永遠に記憶に残る空白だ。それは誰にでも与えられた虚無であり、世界の始まりを祝福せんとする衝動だ。ただ雪が降り積もるままに膝を折るならば、あなたは決してひとりではない。どんな人間の傍にも居てくれるお方に気が付くでしょう。だから今日だけは調和を尊び、世界の美を讃え、これまでの全てを受け入れましょう。いまは当たり前のものとして与えられている水も空気も食べ物も、かつては十分ではなかったのです。わたしたちは大切なものを与えられ、またそれらを発展して生きてきました。そして願わくば全ての命に光が溢れますように。そのためにより良い明日を選ぶのです。だからどうか皆で助け合いましょう。皆が良き隣人で在るならば、誰もが損なわれません。
聖誕祭