死を見つめて

苦しんでいる
生きているから
憂鬱を酒に浮かべて
飲んでいた
死を見つめて

愛が欲しいと
泣いていた
心が
しかし心は諦めも心得ていた
可能性がないように思える
愛は他人のもので
だからぼくは
死を見つめて

寝ようとすることは負担で
なぜなら睡眠に冷たくされているから
それでも起きていたくないと
睡眠薬飲み
悪夢を通り
朝になる
そんな時も
死を見つめて

死を見つめて

死を見つめて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-12-11

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted