青い光

分裂したところから魚になって、すべて深海へ戻ってきた。青い光の差すなかに、遠くあの日の少女がふたりわらっていた。
歪まないように遠ざけたすべてを、愛と呼ぶことはこれで最期にします。
曇り硝子の向こうに、きみの街の灯りを探してしまうこと、せめて許してください。
わたしのちいさな神さま、どうか安らかな眠りを。
迷える羊飼いへ、よき旅立ちを。

青い光

青い光

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-12-07

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