円華

桐原 水刃

有り体に言ってしまえば
乱雑でしかない
桜の舞い散るかの様な
それだけの潔さと
侘び寂びの
絢爛豪華な斜陽を愛している
無常を受け入れることで
不変の灯火を得る
この世が水夫の見る夢ならば
彼は良く眠っているのだろう
その静寂(しじま)を破らぬよう
せいぜい愉快に生きていくのだ
美しき事なき世を美しく
後のことは後に回しながら

円華

円華

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-11-20

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