海外旅行
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海外旅行 東南アジア
他人の作品を読んでいると当たり前の様に海外旅行の作品に出くわす。私が小学生の頃、1ドルは360円の固定制だった。占領下の沖縄の基地で働いていた地元の人達は、1ドルで一日遊べたという。
学校の先生が「1年365日だから適当にアメリカが360円と決めた」と言っていたのを思い出す。「舶来」という言葉があり、欧米製品の代名詞だった。洋酒や煙草等、外国製品は高価だった。庶民には海外旅行は「高嶺の花」だった。
時代は大きく変わる。今や1ドル80円を切った。私は、ハワイ、ネパール、東南アジア5ヶ国を旅している。前回の旅は5年前だが、東南アジア周遊チケットというのがあって、東南アジアを3ヶ国迄回れる。必ず、香港を経由しなければならないというキャセイパシフィック航空のチケットだった。
目的地はバンコクとバリ島。香港は乗り継ぎ(トランジット)で計2泊した。単なる飛行機の待ち時間にこの街を利用した。聞きしに勝る安宿の雑居ビルを宿にした。人呼んで「泥棒宿」「ぼったくり宿」
香港は、中々のエキサイティングシティだった。けたたましく鳴るタクシーのクラクション。混沌とした商店街。食堂に入ると、そこにいる猫までが触ると激しく怒り立てる。
夜市に行き、安いワンタン麺を食べ、宿で夜を明かし、日本へ帰った。
しかし、また、ゆっくり行ってみたい街だ。
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