名探偵まぬるホームズと少女エメリー・ヴァージニア・オルークの64の事件

N村MNR

名探偵まぬるホームズと少女エメリー・ヴァージニア・オルークの64の事件

解説的なまえがき

 この作品は、AIによる小説作成ツール「AIのべりすと」( https://ai-novel.com/index.php )を使用し、N村の企画、監督、編集によって作成されたものです。
 本文は、case1~case7 冒頭の「名探偵まぬるホームズは言った。『実に初歩的(な推理)だよ、エメリー。真相はこうさ』」という部分、およびcase8の冒頭の「名探偵まぬるホームズは言った。『実に初歩的ですよ、伯爵。真相はこうです』」を除いて、すべてAIによって生成されたものです。ですからcase9以降に繰り返される同様のフレーズは、自動生成によるものです。

第1部については、一つ一つの章を、別々の作品として生成しました。
第2部は、全体を一つの作品として生成しています。
本文以外には、設定データとして、

・霧の都ロンドン
・名探偵まぬるホームズは天才的探偵
・エメリーは元気な少女
・伯爵は大富豪の老人
・警部はスコットランドヤードのエリート
・情報屋は大うそつき

をN村が入力しました。
AIはもっと頓珍漢なことを言い出すことも多いので、あまりに変な文が出てきた場合はUNDOを行ってその前の部分から続きを書いてもらいました。要するに、手は出さないけど口は出す。監督としてダメ出しはしたわけです。

相棒を少女にしているのには、単に女の子は可愛いからという以上の理由があって、ホームズを成人男性とともに行動させると、AIの思い込みで名前が勝手にワトソン博士に変わってしまうからです。
しかし、少女を助手にしてもなお、いないはずのワトソン博士が突然しゃべりだしたりするので、

・ワトソンはいない

という設定をあとから付け足すことになりました。

そうしてできあがったのが、これです。どう考えても小説になっていない代物ですが、しかし機械が書いただけに不思議な非人間性の漂う物語になりました。よろしければご一読ください。

第1部

case1

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的な推理だよ、エメリー。真相はこうさ。この部屋には窓があるだろう? その窓から外に出て、隣の家の屋根に跳び移ればいいんだ」
エメリーは目を丸くした。
「そんなことできるわけないわ!」
「いや、そうでもないよ。ほら、あそこに煙突が見えるだろう?」
「ええ……見えるけど」
「あの煙突を伝って隣家まで行けばいいんだよ。簡単じゃないか」
「でも、煙突なんてどこにもないじゃない」
「あるよ。ほら、あそこの壁際にあるだろう?」
「あれが煙突だっていうの!?」
「そうだよ」
「信じられない! 煙突にしては大きすぎるもの!」
「じゃあ煙突以外の何だというんだい?」
「わからないわ……」
「とにかく、やってみればわかるさ」
「無理よ。わたしにはできっこないわ」
「大丈夫だよ。ぼくも一緒に行くからね」
「あなたと二人で!? ますますできないわ!」
「どうしてだい?」
「だって……恥ずかしいわ」
「何を言ってるんだい。こんなことは何でもないことなんだぜ」
「でも……」
「それとも君は、ぼくのことを信用していないというのか?」
「とんでもない! ホームズさんのことなら誰よりも信じてるわ!」
「だったら何も問題はないじゃないか」
「わかったわ……。そこまで言うんなら、やってみましょう」
二人は煙突のある部屋へと移動し、煙突を登り始めた。
しかし、途中でエメリーが足を滑らせてしまう。「きゃっ!」
「危ない!」
間一髪でホームズが支えたおかげで転落は免れたが、彼女は恐怖のあまり気を失ってしまった。
「おーい、しっかりするんだ!」
ホームズの声にも反応しない。
「困ったなあ。このままでは二人とも落ちてしまうぞ」
「どうするつもりです?」
「うむ……仕方がない。ちょっと荒療治だが、やってみるか」
彼はエメリーを抱きかかえるようにして煙突を登っていった。そしてついに屋根の上に立つことができたのだ。
「やったぞ! これで助かった!」
ところが、エメリーはまだ気絶したままである。
「おい、起きろ! いつまで寝ているつもりだ!」
「……」
「まったく、世話がかかるなあ」
ホームズは彼女の頬を軽く叩いた。「えいっ!」
すると、ようやく彼女が目を覚ました。
「あっ!ここはどこ? わたし、いったいどうなったの?」
「やっと目が覚めたかい? 君が落ちそうになったんで、ぼくが助けたんだよ」
「ああ、そうなの? ありがとう」
「礼なんかいいよ。それより早くここから降りよう」
「ええ」二人は無事に地上に降り立った。
「もう二度とあんな真似はごめんだわ」
「同感だね。ところで、これからどうしようか?」
「そうねえ。まずはどこかでお茶でも飲みながら考えましょうよ」
「よしきた。じゃあ行こうか」



case2

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的な推理だよ、エメリー。真相はこうさ。まず犯人が被害者を絞殺する。それから被害者の服を脱がせて、下着姿のままベッドに寝かせる。そして自分は隣室へ行って、あらかじめ用意しておいた洋服を着てから、もう一度寝室へもどって来る。そうすれば犯行現場と隣の部屋とはドアでつながっているし、廊下にも足跡をつけずにすむというわけだ」
「でも、それじゃあ、まるで密室のトリックじゃないの?」
「いや、ちっともそんなことはないよ。君だって知ってるように、この部屋のドアには鍵がかかっていなかったんだからね。それに、もし犯人が隣室で服を着替えたとしても、そのあとでまたわざわざドアの鍵をかけておく必要なんかないじゃないか? つまり、これは密室殺人ではないんだよ」
「そっか! なるほど!」
「ところで、君はどうしてこんな簡単なことに気がつかなかったんだろうねえ?……ああ、わかったぞ。君の頭はまだ子供だから、つい単純なことを忘れてしまうんだな」
「何ですってえ!?」


case3

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的な推理だよ、エメリー。真相はこうさ。まず被害者が殺された。犯人はそれを隠そうとした。そして現場には誰も近寄らせないために霧を出した。そうすると警察も探偵もみんな集まってくるからね。あとは簡単だ。みんなが集まったところで犯人がトリックを明かせばいい」
エメリーは反論した。
「でもそれじゃあ、犯行現場に行ったらいつでも霧が出ちゃうよ?」
「それは違うな。霧の出る条件には一定の法則があるんだ。この法則を知っている人間は少ないけどね。例えばそうだな……今日みたいな曇りの日は霧が出る確率が高いし、晴れた日には出ないことが多い」
「へえー、そうなの? 知らなかった!」
「僕も初めて知ったときは驚いたものだよ。だがこれは、誰でも知っておかないと損をする知識だからね。よく覚えておくといいよ」
エメリーは感心してうなずいた。
「すごいわねえ!わたしなんかまだまだね!」



case4

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的な推理だよ、エメリー。真相はこうさ。君がこの前、僕に話してくれたろう? あの夜、君はロンドン・ブリッジ駅で、若い男と待ちあわせたってね」
「ええ、そうよ」
「その男が君を尾行して行って、君の部屋へ押し入ったわけだね?」
「いいえちがうわ! わたしひとりだったわ!」
「それじゃあ、だれかほかにいたんだね?」
「ええ、でもお話しするほどのことじゃないわ」
「それじゃあ話すほどのことだったら、どんなことでも話してくれるだろうね? 約束したじゃないか」
「だって、ほんとうにくだらないことなんだもの」
「僕はいつも君の役にたつつもりでいるんだよ、エメリー。それに僕たちは親友同士じゃないか」
「ねえ、あなたの知りたいのは、わたしのボーイフレンドのことでしょう? それがどうかしたの?」
「僕の考えていることが当っているかどうか教えてほしいんだ。君がその人に会ったときの様子を、できるだけ詳しく説明してくれないか」
「いやよ、そんなことするもんですか」


case5

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的な推理だよ、エメリー。真相はこうさ。つまりね……」
エメリー・ヴァージニア・オルーク(一八九二―一九五三)は、一七歳で英国籍を取得したが、生まれたときからずっと日本に住んでいたので、日本語を流暢に話すことができた。彼女はいまもなお、日本人として生きている。しかし、彼女の心にはいつも、英国人の血が流れつづけているのだ。
彼女が生れたのは明治二十年である。父親は、横浜税関に勤務していたアメリカ人だった。母親は日本人の女中だったが、結婚してまもなく結核にかかり、アメリカへ帰ってしまった。そして、そのあとを追うように父親もまた、肺病で死んでしまった。
エメリーは母方に引き取られたのだが、その母親も、やはり早く亡くなった。その後、母方の祖母に引きとられたが、彼女もまた、老衰のため数カ月後に死んだ。
天涯孤独の身となったエメリーを引き取ってくれたのは、彼女の叔父にあたる人だった。彼は、エメリーの祖父の妹と結婚していたのである。
叔父の名は、ジョンといった。
この人は、とても親切な人で、幼い姪のために、一生懸命になって働いてくれた。彼が事業に成功したおかげで、エメリーは小学校に通うことができ、中学にも進むことができた。
やがて、エメリーは叔父の家を出て、独り立ちした。そのころから、彼女は自分のことを『私』と呼ぶようになった。
彼女は、自分が英国人であることを隠そうとしなかったし、また、それを恥じてもいなかった。むしろ誇りとしていたようだ。


case6

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的な推理だよ、エメリー。真相はこうさ。犯人は被害者と口論になり、カッとなった被害者の手が振り下ろされたとき、その手を避けようとしてうっかり窓を開けてしまった。そして窓枠に足を引っかけてしまい、バランスを失ってそのまま落下してしまったんだ」
エメリーは半信半疑だった。
「そんなことってあるかしら?」
「ないとも言えないね。この世はなんでも起こるところだから。実際、あり得る話だと思うよ」
「でも、それじゃあなんでわざわざ窓から落ちたのかしら? 普通ドアから出ればいいじゃない?」
「それは簡単なトリックだよ。犯人には、自分が落ちるところを見られたくない事情があったのだろう」
「どういうわけで?」
「たとえば……そうだな、君は『緋色の研究』という小説を読んだことがあるかい?」
「ええ、もちろん! わたし、あの小説大好き!」
「あれに出てくる医者がこんなことを言っている――」
「『人間というものは自分の落ちている姿を他人に見られるくらいなら、むしろ自分で自分の首を絞めて死んだ方がましだと思っているものだ』っていうんでしょう?」
「そう、よく知っているじゃないか」
「だって先生がおっしゃったんですもの」
「そういう心理なんだ。特に男にとってはね。人間はだれしも、落ちてる自分なんて見たくないものさ。それに窓の外には植木鉢がある。そこへ頭をぶつければ即死できるし、運悪く頭を打たなかったとしても、怪我をして出血してしまえばそれで終わりだしね」
「ふーん、なるほどねえ」

第2部

case7

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的だよ、エメリー。真相はこうさ。まず犯人が被害者の家に忍びこみ、殺害して凶器を処分する。それからその家に戻ってきて、死体を運び出すんだ」
「でも、そんなことできるの? 夜中にこっそり?」
「簡単じゃないだろうね。しかし、犯人にはできたんだよ。なぜだと思う?」
「えーと……。あ! そうか!」
「わかったかい?」
「うん。きっと、窓から入ったんだよね!」
「ご名答。窓の鍵は内側からしか開かないようになっていることが多い。つまり、犯人は被害者の家から出るとき、いったん家の外に出たことになる。そして、鍵のかかった玄関からではなく、窓から出たわけだ」
「なるほど~」
「つまり、犯人はあらかじめ家に忍びこんでおいて、そこから被害者を殺害したってことだね」
「そうだね」
「じゃあ、なんのために? それに、どうやって? だって、それなら、わざわざ自分の家で殺さなくてもいいじゃん。べつに、どこか遠くに行って殺したらよかったんじゃないの?」
「それは違うよ。きみも知っているとおり、殺人事件の多くは密室の中で起きている。そして、犯行現場が密室でなかった場合、そこには必ずなんらかのトリックがある。それが何かはまだわからないけれどね。しかし、ひとつだけ明らかなことがある。それは、その殺人が行われたときには、必ず犯人はその現場にいたということなんだ。だから、もし密室にこだわるなら、この方法は使えないということになる」
「ふーん。なんかややこしいなぁ」
「そうでもないさ。要するに、犯人は自分の家から被害者を殺害することで、その密室のトリックを使ったというだけの話なんだよ」
「そっか!……あれ? でも、ちょっと待って。それだと、まだおかしいところが残るんだけど……」
「ああ。もちろん、これだけでは終わらないだろうね。しかし、考えてみようじゃないか。いったい、どんなことが残っていて、何が解決していないのかを」
「うーん……」
「わかったかい?」
「わかんないや。降参です。教えてくださ~い」
「はっはっは。まだまだ修行が必要だね。仕方がない。ヒントをあげよう。まず、窓
の外を見てみるんだ」
「外?」
エメリーは椅子から立ち上がり、部屋のカーテンを開ける。「あ……」
そこには、いつの間にか満月が出ていた。まんまるのお月さまが空に浮かんでいる。「これがどうかしたの?」
「よく見てごらん。お月様の位置が違うだろう?」
言われてみると、確かにいつもより低い位置に浮いているようだ。「ほんとだ!」
「これはどういうことなのかわかるかな?」
「えっと……。あ!」
「気がついたみたいだね」
「うん。わかったよ!」
「それはね―――」
こうして、エメリーはまぬるホームズと一緒に事件を解決し、やがて名探偵と呼ばれるようになったのだった。めでたしめでたし。

***

「……」
「どうだい? なかなかの名推理だろう?」
「……これって、『まぬる』要素なくないか?」
「そんなことはないさ。ちゃんと『まぬる』しているよ。少なくとも、ぼくにとってはね」
「ふうむ……」
俺としては、なんだか釈然としないのだが。
まあいいか。とにかく、これで事件は解決なのだ。


case8

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的ですよ、伯爵。真相はこうです。まず犯人が被害者の家に忍びこみ、殺害して凶器を処分する。それからその家に戻ってきて、死体を運び出すんです」
「ほう。すると、やはり……」
「ええ。そうですね」
「そうですか……。やっぱり、あなたでしたか」
「はい。申し訳ありません」
「いえ。いいんですよ。最初からわかっていたことですから」
「ありがとうございます」
「ただ、もう二度とこういうことはやめていただきたい。私としても、こんなつらい思いをするのは、一度きりでたくさんなので」
「はい。肝に銘じます」
「それでは」
「はい。失礼します」


case9

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に初歩的なミスだよ、エメリー。真実はこうさ。まず、犯人が自分の家から被害者を殺害する。そして、被害者の死体を持ち出して、どこか遠くに捨てに行くんだ。そこで、やっと密室の謎が解けるというわけさ」
「なるほど。じゃあ、なんでわざわざ遠くまで行くんだろう? 近所でもいいのに」
「それはね」
「あっ!」
「わかったかい?」
「うん! わかったよ!」
「それじゃあ言ってごらん」
「あのね、きっと、車で行ったんだよ!」
「正解だ」


case10

 名探偵まぬるホームズは言った。
「実に簡単ですよ、エメリーさん。真実はこうです。まず、犯人は自分の家から被害者を殺害する。そして、被害者の遺体をどこかに運ぶのです。それが終わったら、今度は逆に自分が被害者になりすまして、被害者宅に戻る。そして、被害者として振る舞って、玄関の鍵をかけるんです。そして、鍵をかけずに外出する。あとは、家の外で待っていた共犯者が合鍵を使って中に入り、犯行現場である密室を作る。これで終わりです」
「なるほど!」


case11

 名探偵まぬるホームズは言った。
「実に簡単な話でしょう? 犯人は自分の家から被害者を殺害する。そして、遺体を持ち出してどこかに捨てに行き、自分の家に戻ってくる。そうすれば、被害者がどこにいるのか、誰にもわからないわけだからね」
「うーん……」


case12

 名探偵まぬるホームズは言った。
「実に単純明快な事件だったね。エメリーもわかったかい?」
「うーん……。でも、ちょっと違うような気がする」
「どうしてだい?」
「だって、あのおじいさんにはアリバイがあったよね?」
「ああ。確かにあったね」
「でも、それって、別に問題ないと思うんだ」
「というと?」
「だって、みんなはあの人を疑ったけど、結局、無実だとわかったんでしょ?」
「そうだね」
「ということは、つまり、あの人は犯人じゃないってことだよね」
「まあ、そういうことになるかな」
「なら、誰かが嘘をついてるんじゃないの?」
「うっ……」

case13

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に単純なトリックだね。エメリー、君にもわかるかい?」
「えーと、えっと……、わかんない!」
「ははあ……。これは困ったね。では、ヒントをあげよう。犯人が使ったのと同じ方法を使うんだ」
「同じ方法?」
「そうさ。何か思いつかないかな?」

case14

名探偵まぬるホームズは言った。
「実にシンプルな話じゃないか。エメリー、君はわかったかな?」
「えっとね、えっと……」
「時間切れだ。答えを教えてあげよう。犯人はね――」

case15

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に単純明快な事件さ。エメリー、君にもわかるかい?」
「うーん……」
「これは難問かもしれないね。では、もう一つ、ヒントをあげよう。犯人は、被害者を装って出かけたのだから、当然、その被害者が持っていたものを身につけているはずだね」

case16

名探偵まぬるホームズは言った。
「実にシンプルで、それでいてとても効果的なトリックだと思うよ。さすがは名探偵だね」

case17

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に簡単で、それでいてなかなか興味深い事件だったよ。エメリー、君にもわかったかい?」
「うーん……。でも、なんか違わない?」

case18

名探偵まぬるホームズは言った。
「いや、そんなことはない。ぼくにとっては、これが一番わかりやすい謎なんだ。それじゃあ、次はエメリーの問題に行こうか」

case19

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に面白い問題だよ、エメリー。君にはわかるかな?」

case20

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に簡単な事件だけど、真相はとても複雑で巧妙だよ。それにしても、よく気がついたね」

case21

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に複雑な事件さ。エメリー、君に解けるかしら?」

case22

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に珍しい事件だよ。エメリー、君にも解けるだろうか?」

case23

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に難しい事件だね。エメリー、君に解けるかな?」

case24

名探偵まぬるホームズは言った。
「いやあ、実に楽しいよ。エメリー、君にはこの謎が解けるかい?」

case25

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に簡単な事件だね。エメリー、君に解けるかな?」

case26

名探偵まぬるホームズは言った。
「実に意外な展開だよ。エメリー、君にはこの事件が解けるかな?」

case27

エメリーは言った。
「もういい加減にして! あなたって、本当に意地悪ね!」

第4章

名探偵まぬるホームズは言った。
「実はね、エメリー。これは全部、君の夢なのだよ」
「え? ゆ、め……? どういうこと?」
「言葉どおりの意味さ。君の夢なんだよ」
「私の夢なのに、どうしてこんな変なことばっかり言うの? ひどいわ!」

case28

名探偵まぬるホームズは言った。
「これはね、エメリー。ぼくが考えた物語なのさ」
「えっ!? あなたの考え……?」
「そうさ。だから、今から話すことは、すべて真実なのさ」
「……」

case29

名探偵まぬるホームズは言った。
「では、始めようか。まず、第一の謎を解くことから始めてみよう」
「第一の謎って何のこと?」
「君のおじいさんを殺したのは誰なのか、ということだ。もちろん、それはあの老人さ」

case30

名探偵まぬるホームズは言った。
「だがね、エメリー。彼は本当は死人ではなかったんだ」
「え!? だって、死んでたじゃない!」

case31


名探偵まぬるホームズは言った。
「ああ、確かにね。しかし、本当のことを言えば、あれは死体ではないのさ」
「えっ……?」
「ぼくが彼の身体をばらして、組み立て直したのさ。そして、あの晩、あの場所へ捨てに行ったのは、他ならぬこのぼくなのさ」

case32

名探偵まぬるホームズは言った。
「つまり、彼が死んだように見せかけたのは、ぼくの工作だったのさ」
「うそ……」

case33

名探偵まぬるホームズは言った。
「では、第二の謎だ。なぜ、エメリーのおじいさんは殺されなければならなかったのか、ということだ。その理由は何だろう?」

case34

名探偵まぬるホームズは言った。
「もし、エメリーのお父さんが、犯人を見つけさえすれば、この事件は解決するんだ。犯人はエメリーの父上ということになるね」

case35

名探偵まぬるホームズは言った。
「ところが、エメリーの父は犯人を知らなかったし、犯人もそれを知っていたのさ。だから、エメリーの祖父は殺されたのだよ」

case36

名探偵まぬるホームズは言った。
「そのとおり。エメリーの父親こそが、真犯人なのさ」
「でも、なんでそんなことがわかっちゃったの?」
「ぼくは名探偵だからね。それに、こういう推理は得意なんだ」

case37

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリー、君ならわかるかい?」
「……」
「エメリー、聞いているかい?」
「……。わからない」

case38

名探偵まぬるホームズは言った。
「では、第三の謎だ」

case39

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリーの祖父と父上は、どこで知り合ったと思う?」
「……」

case40

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリー、君は知っているはずだよ。二人が初めて出会った場所は、ここじゃないか」

case41

名探偵まぬるホームズは言った。
「さあ、第四の問題だよ。エメリー、君にはこの問題が解けるかな?」

case42

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリー、君にわかるかい?」

case48

名探偵まぬるホームズは言った。
「実はね、ぼくはずっと前から、この事件に興味を持っていたのだ。でも、なかなか真相に近づかなかった。それというのも、エメリー、君がそばにいたからだ。君が邪魔をしていたからなんだ」

case49

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリー、君にはこの謎が解けるかな?」

case50

名探偵まぬるホームズは言った。
「さあ、最後の問題だ」

case51

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリー、君の答えを教えてくれないか」
「いやよ!」

case52

名探偵まぬるホームズは言った。
「つれないね、エメリー」

case53

名探偵まぬるホームズは言った。
「ぼくは名探偵だよ。名探偵は事件を解決するのが仕事なのだよ」
「あなたって、本当に意地悪ね! 私にこんなことさせて、楽しいの?」
「もちろん、とても愉快さ!」

case54

名探偵まぬるホームズは言った。
「さて、エメリー。ぼくは君のために、この難事件を解いてあげようと思っているのだがね」
「じゃ、教えてくれるのね」
「いいとも。では、第五の謎を解くことにしよう」
「まだあるの?」
「これは、ずばり、動機さ。エメリー、君はどう思う?」

case55

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリー、君のおじいさんは、自分の財産が欲しかったのさ」
「え? おじいさまが……?」
「そうさ。彼は、もうすぐ死ぬことになっていた。だからね、一刻も早く遺産を手に入れようと思ったのさ」
「うそ!」

case56

名探偵まぬるホームズは言った。
「エメリー、君のお父さんは、それを知っていたのさ。だが、止めようとしなかった。なぜなら、彼はエメリーの祖父を愛していなかったからだ」
「嘘!」

case57

名探偵まぬるホームズは言った。
「本当さ。そして、彼は、エメリーの祖父の命を縮めようとしたのさ」
「ひどいわ……ひどいわ……」

case58

名探偵まぬるホームズは言った。
「そうだ。そのとおりだ。エメリー、君は正しい。ぼくは名探偵だ。そして、ぼくは正義の味方だ」

case59

名探偵まぬるホームズは言った。
「さあ、これで全部の謎が解けたわけだ。エメリー、君はこれからどうするの?」
「おじいさまのお墓に行ってくる」

case60

名探偵まぬるホームズは言った。
「それがいいだろう」

case61

名探偵まぬるホームズは言った。
「さあ、エメリー、最後にぼくに言うことがあるんじゃないかな?」
「ありがとう」

case62

名探偵まぬるホームズは言った。
「どういたしまして」

case63

名探偵まぬるホームズは言った。
「ところで、エメリー、一つだけ、君に忠告しておくよ。君はとても大切なものを失ってしまった。でもそれは、ぼくが失わせたものではないんだよ。君が自分で捨ててしまったものだ。君はそれに気がついた方がいい」

case64
名探偵まぬるホームズは言った。
「さようなら、エメリー」
「さよなら」

名探偵まぬるホームズと少女エメリー・ヴァージニア・オルークの64の事件

名探偵まぬるホームズと少女エメリー・ヴァージニア・オルークの64の事件

  • 小説
  • 短編
  • 冒険
  • サスペンス
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-11-09

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 解説的なまえがき
  2. 第1部
  3. 第2部