羽化 真夜中 何もないんだ、夢も希望も実体のない淡い色彩四方を囲まれた見えない壁に不安だから塗っているんだ浮かび上がった吹き抜けの天上僕はそれをまじまじと見上げあそこから出てしまおうと何となくつぶやくんだ 羽化