永遠というのは

永遠というのは


馬鹿なくらいに夢の中にいた、全て永遠だと信じてしまっていた。人の死から目を背け、友達との別れも見ない振りをした、いや信じたくなかった。だけどそれは幼い考えなのだ、きっとこの世に永遠というのはない。それを悟った明け方の5時はやけに静まりかえってまるで世界が自分だけになった気がした、永遠だとか絶対だとかを夢見ていた
あの頃はもうやってこない、出逢いがあれば必ず別れがやってくる、始まりは終わりの始まりなのだ。そんなことを
認めたくない私が脳内会議を繰り広げている、ピュアで綺麗な私を胎盤の中からやり直したい。もう穢れた私なんかいらない、心の中の私が叫んでいる。永遠だとか絶対だとかありえないけれど私は永遠を信じていたい。だって私は私しかいないのだから、誰が何を言おうとそれだけは絶対。

永遠というのは

永遠というのは

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-11-05

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted