オーケストラ

オーケストラの爆発する生命の原子が2つに分裂する結果、私の体は2つになりました。
長い年月を積み重ねた男の修行の道に、真っ赤な光で差し伸べる神様の手の模様。
情熱を懸けたオーケストラの熱気が燃え盛る本能のさざ波。
また一つ新しい音楽の赤ちゃんが生まれた。古典音楽の新しい波が真実の文明を筆記した。
全ての記憶を良い想い出に上書きする快感で、復活するもう一つの少女の溢れる笑顔。
本能が軽やかな音符の多段的密度で重なる二重反転フーガ。
海が生まれた日に雫が手にしたたり音楽が、未来へと続く感動を電子化して、移調する生命のバイオリン。
奏でる音を二段階の色彩で塗り重ねた詩文の羅列を、100年後に誰かが読んでいます。
人生の時間の全てを筆記する思想の形態で、地球は自転し太陽との重力を方程式化する。
オーケストラを指揮者はドライブする、経験した年月が成せる技で全力投球する一直線のパッション。
オーケストラが優美な詩を奏でて、頭脳の中にあるフォトンの電位差で、水流が転位する魂の漂流こそ神様が与えた才能。
努力し続ける鍛錬さで、雨にしっとり濡れたメッセージの中に天の光を見つめる。
音の多声体の名器が、人生の王道を真っ直ぐで直線的に飛翔させる。
人生で一つの真実の言葉を音のピタゴラスの定理で分解する。
世界の形状が見事な一と一の色彩に変化する。ひらめく無意識の深い心の底で、人間の得も言われぬ喜びをパッセージに表す。
そして夜空の輝き放つ流れ星に願い事をした。
指揮者は何もしなくても音楽が鳴る。
各奏者への指示出しをしなくても直感が、光の波と粒子の二重性でロマンチックなポエムを語り始める。そう音の暖かい灯火をじっと見つめながら。
幸せの鳥のさえずりが、ピッツィカートしリゴレットする。
この天使の囁きがオーケストラの可憐なアルトの声部になった。
天使と悪魔の戦いの将来を見据え、神様は遠い目線で人生の音符をブレンドし、不可思議な劇場の特等席に座った。
神の隣に座り歌の発声方法を学び、回転させたリズム上でその通りに身を委ねる美しいカンタータ。
観客は世界の中心に立ったような気分で、一つの言語で己の構成分野を操り認識した冒険する遺伝子。
音楽の流れ方を指し図する、生命のパターンをスイッチして機転を利かす言語の本質。
神様のような指揮者がいてバトンテクニック無しで、自ずからオーケストラで音楽を奏でる。
そして天の雫を頭の上に浮かせて水玉にします。
生きている証拠を一つの音として奏でる。その天への告白にオーケストラを我の好みで動かす機転が効いた発想。
細部に宿るテンポの効いたルバートで、ダイナミズムを解放して吠える。
熱い魂の継続で本質がまともな確式で塗り分けられる音のサラブレッド。
パターを振る人生の終楽章の文体的才覚に、天使の周遊が漂う古典文学の傑作。
なぜ地球が周るのかを知る乙女のさざ波が、人生の第一番目のフォトンを宙に飛ばす。
宙の中にピアノの幻想がなめらかに酔わす人間のダイナミックな思想。
神様の夜明けに宙の中で黙想するイエスの横顔。
世界で初めて現れたモチーフを奏でるマーチングバンドが、天と地に存在する人間の燃える精神の細胞で、音楽を創造する。
天使が創造する音の魂の躍動。人間創始者の音の流れを、天上界に絵画する。
さあ、宇宙が生まれます。