ドライブ
車をドライブする至福な時空に、ささやかにメシアは機知に富んだモチーフで飛翔させるパプリカ。
期待に満ちた原子が弾む。ぴょんぴょんとおたまじゃくしが未知の海を泳ぐ紫色のシナプス。
銀色の大海原上で天使の水晶時計が、宇宙を数mm動かす絶妙なパターンリズム。
カタルシスに振るえる思想の断片。形式を整理し己の内なる原子時計が針を進め、360度光の中で空想する。
パッションを与える若い生命が躍動して細胞は分裂し合体する、あなたに虹が懸かる情景が広がった。
理知が織り成すドライブの真っ白な風景が香る故郷のダイナミズム。
外界には宙から一斉に銀色の雫が降り注ぎ見渡す視覚の嬉々とした情熱。
天才が与えたフォトンの輝度を密度の濃淡で、太陽が真っ赤に輝かせた、ららららららの春の灯火。
海が広がるドライブウェイで天地に響く原子の反粒子が、天才の脳神経に振動を起こした。
ハンドルを握ると原子の初期運動が初まる。
ドライブで海上の青い鳥を隣にパラレルリンクさせた。奇蹟の光を放射し素粒子のサイズまで凝縮する。
理想形の走行ラインで、青空に無限の知識体の細胞が飛翔する人文学で積み上げた車体。
この世で生命の内なる原始時計に微かに恋をして、ドライブする人間を情熱的に歌い上げた。
世界が浮き上がる色彩のコラボレーションが天性の御園へと案内して、誰も見た事のない現象を起こす不可思議なアリス。
誰も聞いた事の無いメロディーを奏でて、絶妙なポエムで流れる星々の形状はまさに神様の手の形状。
風景の中に神様が愛した人間がいて、生命の開始点を迎える、形式文学の立地点があった。
原子のジャンプを手で摑まえると、現世が全く新しく生まれ変わる化学式となり配列を変えていく。
夜明けの開ける次元に素粒子がジャンプして広がる野原をカローラで運転する。まさに色とりどりの玉が浮遊する原始鳥。
原始鳥は羽根を初めて広げて大空を飛ぶ準備をして、世界が初まる方程式を微分計算した。
すると地球の海が裂けてそこから全く新しい車体のフェラーリが赤く生まれて轟いた。
パスワードの一足す一は二が、宇宙の基本を作る。
銀河の川の水が放流して回転させ宇宙全体へとポンプで流す。
夜明けの初めての水が流れる神聖な時間に頭脳鍛錬を行う。
神と対話する道の将来が、青空に浮かぶ雲のような無の存在になった。
伝説的な道をドライブし嬉々とした情熱で草原を駆け抜ける時代の申し子。
想像力の先に見える全く新しい色彩の道に、人生の開始点で放射する感情の飛翔体があった。
人生で初めて聞く音楽の歴史的傑物が、完全なる生命の至上命題となる。
夜明けに一番星を見つけて飛翔する車は、アクセル全開で全ての現象を突破する原子の究極の躍動。
人生を走り抜けた極限の男の道が、万色の虹の祝福を受けて掛け巡る創世記の誕生歌。
記念日に人生で通った道の全てをクレパスで上書きして塗り直す。
生きて試した、人生でドライブした軌跡は、私の感覚野では宝物の色彩なのです。
さあ、素晴らしい道を喜びに溢れて走ろう。
天の川を渡り全天光を発して生命の輝石が奏でるシンフォニー。
水のように回転し肉体の血流を巡らせ、世界が初まった場所にいます。
ドライブ