現象の行き着いた倫理の方位
現象の行き着いた倫理の方位が、パトスの厳しい掟によって守られている。
全ての規律と慎み深い生活スタイルに、我が心を統制し純心なる産声を上げる。
光を見る為の規律の中に、自由な細胞が自身の胸に問い掛ける。
教会の内部にこの世で初めての光が幻の世の果てのように明滅する。
意思の想うままに誰かの手から握られてノートに筆記する心が、心を想う一つの相反する思想のパターン。
暗闇の中の先にはほのかに灯火が告げられ、光とは希望の円柱である事を知る。
祭壇の中は秘密の思想で溢れ文字の原始生成が初まり、点と点が密接な思想史の歴史となった。
修道院の大聖堂の回廊を歩く神秘な光の明暗に、ミステリックな筆記体での視覚の彫刻が宇宙遊泳する、陽子の分解。
この細かなレリーフの神秘的シンメトリーに、神秘の文章が産声を上げる。
文章の知的な浮遊物を漂流させる現像、そこは色彩の豊穣なる麦畑。
中庭の闇の中にぽつんと輝き動く聖なる文字に一つの真理があった。
色彩が移り変わる虹色の修道院の中で、高度な光を操り精緻な技術で整理される。
そこは宇宙の通路となった。
全宇宙がぼんやり動く秘められた階段。聖なる天使の羽根が蠢き生きた細胞が躍動する。
階が上へと進むにつれて、地平の全現象を先取りする眺めの光景が広がり、人生の果実のスイーツが我の労働の対価を祝福する。
的を狙うたった一部分の色彩が大事な真理を持つ。余白の白が現実での夢の憧憬に美しく変わり、ユングの精神の窓となる。
特別な窓から知性の言葉が醸し出す。現象は私の因果の成立年代を表面にして心情を内包する。
パスカルが考える秘密部屋で、重量子的に計算された150万トンの記憶の水量へと還元される。
秘密の庭を超えていくと、質素な部屋の一角で読書し修道士が真理を研究していた。
静謐な時空の旅で、青い山脈が溢れる窓の風景からは、時代が流れる意識の心模様があった。
宇宙の現象を読み解く、文章の神秘な水面に浮遊する美しい遊覧船。
上を見上げると青空が広がる。世界の面と面を宇宙で支える箱があった。
パスカルの定理の美しき分度器で計測し理知なる計算を行う。
石の壁に向かい人生を黙想すると、そこに応答する色彩が反映した光のマジック体。
光の通り道を一つの虹の分解性能で捉え直す、一つの文明創造部屋。
楽園を視察して一つの祈りに近い黙想の中に、神様のフォルムを表現する。
人が生まれた場所に、全宇宙が漂う青いテラスがあった。
そして辺りは一面に豊穣なぶどう畑が広がる。
万色の発芽を準備したぶどうの赤い情景。
その先には生命の物語を描いた遠くの深められた海。海上の青い空に雲が悠然と流れる。
全ての意識が神との黙想で夜明けを迎えて人智の蔵が現れて来た。
一つ一つの色彩の現象に、筋書きの道とは神の表情との不可思議な対話でした。
人間の心を動かす生命の筋書きは一つの設計図となり、図柄のモノが複素数変換をします。
重厚な知性が表現する多種多様な生命科学の連鎖反応は、まさに宇宙の化学式でした。
色彩の変化の歴史がそのまま分かる。複素変換の文字の羅列は、心層心理の中で変化していきます。
修道院で本に囲まれて勉強する。世界の歴史的作用は、人生の色素記号に新たな光を投げ掛け、今日は全てが解明した記念日となった。
情熱的な創世紀の光に囲まれて、人生の生命の叙事詞が情熱的な光の中に揺れてたなびいて、人間が生きた万象のサンライズ。
修道院で全てを超越した人間の思想が、万色の雲となって青空に浮かび漂流している。
優れた高位なる踊り子が表現するダンスに、世界の夜明けがもうすでに始まったのです。
この世界のパターンが万象の雲の行方を無のモザイクで表現する。
知性の表現媒体が天の光へと放射しハイビスカスの花が咲き誇る。現象のパターンが神の視点で全て見えている。
現象の行き着いた倫理の方位