息吹 花野 尋 恐いものなんてなかったあるとすれば、恐いものがあると思い込んでいたこと夢が寝汗をかいて朝へ蒸発していく五時無味無臭の風がこの世界に誘う向かいのアパートの隙間から見える青くなろうとする今日 息吹