drinker

嗄鳥鳴夏

過去の海を君が泳ぐとき
すれ違う様々に
怯えながらも安堵している

少し涼しくなる夜更け時
浮かびゆく泡々を
多少なりとも愛してる

そうすればこの傷も癒えそうだ

人生を終わろうと そっと目を瞑り
沈んでいく最中に 水面に映した走馬灯は
今もきっと

未来の空を君が仰ぐとき
吹き荒ぶ散り散りに
呆れながらも期待している

少し酔い潰れる夜更け過ぎ
そばに居る人々を
酸いも甘いも噛み分ける

そうすればあの日々も忘れられそうだ

人生を続けようと ちょっと開き直り
浮かんでいく夢中に 突然現れた彼ならば
今をきっと

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-10-24

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