緑の自然

緑の自然

バイクに乗って誰も知らない山の道を運転すると、青空が開けてたゆたう雲が自由自在に動いていくノスタルジック。
心のロマンがイリスの幻想での初恋となり、初めからずっと幸せでした。
そこに時代を過ぎても変わらない山々の新緑の生命細胞があった。
安心していく光の幻想に煌めく浮遊点のジャンプ。厳格な光分器に小さなフォトンがジャンプしている。
飛び跳ねるフォトンの発光器が完全な色彩の造物主の形状となり、造物主と私は体位的に向き合った。
人生をバトンタッチして、そっと宙に放り投げて自然に還る。
体の細胞がふわーっと伸びていき、青空の雲まで届いて手で掴めるようになりました。
この現象が織り成す蝶の羽根のはためきに、地球の反対側では台風が発生し、メレンゲの遺伝子となる。
この世で最初に飛んだ蝶を想像してひらひらと私の人差し指で触れてみる。
蝶が飛び交い森の中へと迷い、ひぐらしの鳴き声に静寂な音の無い人生が一つ出来上がりました。
森は緑に染まり恋焦れて人生は憩いの時を刻む。森の緑が我の細胞に力を与え漲る現象。
幸せは人生の沸点のように、そう、泡が上昇するワイングラスは光を発して全ての垢を洗い流す。
夜空に浮かび上がる天体が十字架の形状となった。
頭上には青空の化身に澄み渡った心で、たった一つだけの私の遺伝子が生きている。
天に捧げる文字の現象体が角度を変えて、見事なシンクロナイズドスイミングをした。
女性の見事なボディライン。
生命は根元の枝葉を掴み取り、星々との重力で懸け合う。
生命の根元には大地をしっかりと手繰り寄せる力強さがありました。
大地が造物する凝縮したぶどうの甘さ。全ての自然は秘められし花を祝福して、その後に雨によるしっとりとした解脱があった。
不可思議な音符の数々に、メランコリな夜の甘さの中で奇跡の数字は躍り上がる。
現象の魂が青空のあまりもの青さに溶けていく準備をしていた。
天の雫が降り注ぎ古びた鐘にぽつんと当たる。人生における人間関係の跡は遠くの狼の鳴き声になった。
微生物の活動は森を土台から支える、フォルティッシモの現象で飛び散る生命倫理でした。
現象が発生し連鎖的に灯火が闇の中に拡がり、内なる知性の宇宙を得た人間の脳はやすらいだ。
山の情景が明るくなり、ぱっと雷が全身にびしっと光を与えて、私の生命が生まれたのです。
地上に生命を誕生させた造物主の正体が、人生設計の基点を0にして、地球上の水を全て天へと飛翔させる。
地球にたった一つの安心を与えた海の大いなるハーモニー。
形状を変える深い情念の現象が、木々の枝葉の正体でした。
人生のモチーフが万葉の形状に許しを得て、完全な音楽の系譜に載せた。
この世のいちじくの赤さを生み出す自然の正体とは、天才的な閃きのパトス。
形状の中に無限の自然の造物主が隠れ潜んでいて、秘密の音符の高さをいじくっている。
なぜここまでヒラエルギーの傑作を生み出せるパッションで、不可思議な模様の中に、全宇宙が文字を書いているのか。
人生の万葉が広い感情をテーブル上で空論し、一世一代の花見に沈む水面に浮かぶ生きた宇宙。
全宇宙をリセットする時、万葉は全てを天に捧げたモチーフで、ワンポイントセンテンスを描いた。
ワンセンテンスが人類の期待値を超えて、可能な限りの熱いパスワードでメッセージを送る。
そこに天体周遊する私がいた。
神掛かるパッションの先に抜けた全ては幸せでした。
人間の到達した中で一番高い眺めに感が極まり、その光に全身全霊で感謝する。
全てが感謝の念で解放する到達点の究めて完全な現象があった。

緑の自然

緑の自然

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-10-19

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