ピアノコンサート

ピアノコンサート

ライブでピアノを演奏する快感の先に、神様が用意した、手の平の微細なマリアの機微がウィットに富んでいる。
可能な限りのパッションで優れた機能性の指先が回転し、宇宙を動かして色彩を1シーンごとに変化させていく。
全ての情景が青空へと澄み渡り肉体のパーツが伸びていく。
この世界が可能性のフォトンの発光に溢れた。人類の知性は飛翔して銀河の水流が駆け巡り、肉体の本能を起こさせる。
天地の光をこの指先の微かなひらめきで集約し、天才の神掛かる筆へと昇化する。
生命の溢れる宇宙インスピレーションがどくんどくんと鼓動に感化され、音楽が光と光の受け渡しをして、全く新しい青空を見晴るかす何も考え無い至上の幸福。
神の光を見つめて受け渡しする動きが、優雅なひらめきになだらかな回転で創造される。
そう、それは見事なスムーズ。
波長の柔らかな10ヘルスの溜まり場に、全ての経験を感じた色彩のパレットがあります。
生命が躍動したフォトンの無邪気な性質。
フレキシブルにパターン生成する羊水の中で、原始細胞が生き返っています。
世界のパターンが羊水の中で微睡み、生命の原型を作りだして合成された。その時ガラスに映る教会の鐘の音色が厳かに鳴り響いた。
昇天した聖歌隊の合唱が、無限にフォトンジャンプし1+1=2になる不可思議さに、アリスは初めて男という生き物を知るのです。
アリスはひらひらと舞うハープのアルペジオで、天の生命倫理を奏でた。

奥深い聖地に原始の生命の川が流れていきます。
心を解読する聖書の光に住み給う原始細胞は、水の流れで全ての情緒を視覚の色彩に変換する。
なぜライブで演奏する人間の精神状態は、人類共通の水模様の色彩となるのでしょう。
刺激の無い羊水は原始音の一音を鳴らす溜まり場。
ピアニストは脳で一体何を思想し、イメージの着想を点と点の色彩で結び合わせるのでしょう。
ワインを飲み干して自由自在なイメージを、血流の中で浮かべるてみる。
脳内で新色を描く脳の血流に、新体験のイメージがめまぐるしく、音世界を本能の手のパレットで駆使して弾いた。
一音の青が赤と白へと変化した。
血液は青空の波長へとシンパシーを同化させ、周りはお花畑となり極楽鳥が位相変換している。
パターン波型は一つのフォトンの中で沈静し、アルゴリズムの中心径に、安息日のイコンが目に映る。
世界から外れた音を描くリズム処理の形式美。
周りの余白の表象的命題を筆のタッチのさじ加減で表現し、メーテルリンクの青い鳥をパターン化する。
宇宙で行方の知らないフォトンが音符の波形へと変えて、その根元に知性の萌芽を与えた。
音符はどのような感情体の色彩を描き全く新しい世界を創造するのか。マリアの原型を手の平で発色し、脳のしわの中でフォトンをジャンプさせた。
生命の素粒子が原型のフォトンへと位相変換し、ジャンプした先の未来に、パトスが感動した。
究極に整列した気のパターン処理に、アーティストは誰も見た事の無い現象で、形状の源へと、羊水はただそこに存在して、私は私自身の情景の中で自然体となった。
自然体の形状は音の輪郭となり、波型はフォトンの完全なパトスで至上に澄み渡った光に満ち溢れ、私は天へと昇り人生がたった一つになっていく。
一つだけになった人生は一つの事だけを思想し一つの音が生まれていく。

ピアノコンサート

ピアノコンサート

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-10-19

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