船旅

船旅

晴れ渡った天気の中を船旅で行く。
全て問題を解決して行く航路が完全に整いました。
万全なる気持ちは静寂のシンパシーで、命の灯火がひっそりと夜明けを待っています。
完全に客船の窓を開放し、全ての記憶の情景が人生の想いを乗せて無限の広がりを放射する。
この世界にたった一つの客船の窓から人生の航路を眺める。
世界はたった一つの音の静寂となり、次の人生の記憶がシーンごとに浮かんで来ます。
この世に一つだけ未来の10秒後のユニバースに、点と点が線になっていくのがわかります。
船の出発の合図に、遠くの鐘の音が天使の憩いの微睡みの中に鳴り響いた。
甲板には聖歌隊が天の道筋へと合唱し、夜明けを演出する。
人生の船旅で無限に広がる閃きのパワーに溢れ、蒸気が放射し希望に満ちた言葉の羅列が出現する。
全ての可能性を天空の星と星を指先でなぞるように実現する、可能な現象の可視化。
青空が澄み渡り究極のポリフォニーの分身で、天使の羽根のラインを手でなぞり、空を飛べるだけの無重力性で時間を浮かべ、手の平で生まれる初めての音の神経細胞。
可能な限りの思想の究極なる状況に、溢れる想いで海の上をなぞって夢の形状が現実となっていく。
水瀑きがぴょんぴょんと飛び散り、タービンは回転しエネルギー変換の先に、未来は全く新しい色彩となりました。
甲板からの眺めは、自然界の山と川と海と大地の色とりどりに生きる細胞達の化身となり、さあ万天の光が見える。
確かな楽園に存在する浮遊感がもたらす高揚に、潮の清らかな魂が一心に我の神経をやわらげる。
全ての清らかさで我の思想に、未来への道筋を見つけ、先には全ての幸せが手の平に浮かべられる。
この世で経験してきた人生の色とりどりの景色が、客室の灯火に浮かび上がり全人生を回想する時、開けたフォトンの一つ一つの昇天があった。
この晴れ渡った心情に一つの言葉が無限のニュアンスで飛翔する、天体の光の静寂さに、私は未来を想像する。
大きな海を見ると世界の現象が遠く彼方で起こっているようで、心のゆとりができてきます。
この水分子の流れのように動き続ける万物は全ての現象を移し変えて、天命の言葉を発見し漂流するのです。
大事にしていきたい客船からの眺めは、パレットの1兆色を重ねて凝縮した温度で、パワーを集約させる。
天上には万天の星々が輝やき、色温度の精密さで周遊するリンク上に、船の進路も同調してまほろばとなる。
この世界のパターンは一つである事を統一的見解し人生に啓示を与える。
天の動きと同じ運動方程式で海上を浮かんでいく。このゆるやかな感応性でデッキの上でワインを乾杯する。
世界の一点の北極星へと進路を正しくセットする。
この世界を一人にさせる劇場のマトリックスは、次元を高くして海の波の行方を観察し安心させる。
人生航路の形状がまた一つの新しい色彩を与えて完全なシンメトリの位置を与えた。
長い年月を掛けて作り上げた人生の船旅で、幾億光年の銀河を見る幸運な人間が奏でるメロディー。
天体の光が弾け初めた、天を造った人間は船旅での感動に、人と人が造った記憶を修正する。
天に昇る船の素粒子が光輝やき渦に囲まれて、舞台に澄み渡った人生が用意されていた。
身も心も完全に己のものになり、人生の完全な意識が天へと浮かび、最も美しい光を見つめる。

船旅

船旅

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-10-19

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