音楽ステージ

人生の一大イベントで己の力を発揮するまたとない機会に、全ての経験が生かされていく。
スポットライトが己に当たる未経験な人類体験に、全ての野望が開けていくのです。
この発表会までに己の音楽のスコアを探求して、新たな世界を発見するオデュッセイア。
人類が漂り着いた思想の究極のパトスに、進化の道筋は正しかったと納得するのです。
神掛かるオスティナートで多面体の立体物の舞台にスポットライトが当たり、我の築き上げた芸術が生成、分化、合成されていく。
スコアを持って舞台に上がると、全身に全ての負荷が掛かり全凝縮された音の大きな線状に、虹のポエムで語り掛ける。
聴衆が己の音楽を聞いてくれている感謝のヴェールの中に、無限のヒラエルギーが炸裂して手先が印象画の朧気なマリアの御姿を表現し、命の初まりを演出する。
会場のボルテージが上がり、聴衆の意識は演奏者の魂の躍動に注がれる。
まさにお酒の力の如く人を快楽の境地へと迎えて、夢次元のパラメータに変換させる。
全てのモチーフは意味を持って大事に取り扱われ、一小節一小節がその全魂を注いで注意を払う。
世界の音場を一つに統一し全民族が一体化して、人類の知性体が温度を高め究めて熱くなっていく。
会場の意識が一つの魂の焦げて烈したマグマとなり、音の感情体が揺さぶられパトスの放出が本流となる。
神掛かる音の現象体が多段に積み重なり、真っ赤な血のパトスで聴衆を熱狂させる。
パトスのオーラで、この世の人間が一生に一度だけ見れるミューズが現れてきます。
ミューズの生命の本流で本能的に無限の発揮を行い、現象の連鎖反応がミクロレベルで感情の門を開いていく。
人間の気持ちを揺れ動かすトーンは、複雑な人間の心が絡み合う天体模型。
この世界の音を熟練したテクニックの数々で全ての注意を注ぎ、発表会のスコアに乗り移していく。
半年間に努力して己の練習生活で汗をかいた日々が、こうしてこの機会に万場の人を感動させる事で報われていく。
レガートを多用したピッチが冴え渡るリズム書式に、可能性の炎が原始地球に初めの青い光を法悦させる。
この光の形状が完全な音の波を忠実に再現する、二重スリットの神が合一したテスタメント。
意識の万象の波形がパターン制御され音像の系列が規則的に流れていく。
聴衆の意識を外れる形状で輪郭が逸し、朧気に宙を浮いて無限の音を丁寧に弾く。
テーマの美しさで全ての情と手の動きが連結する天の輝きに、メレンゲの全ての情緒が感激していく。
それはささやかな天からのエキスのプレゼントでした。
全ての才能のヒラエルギーが冴え渡り、期待値の凝縮点で天の全質量を合体させていく。
この人間技は天が創る音の羅列で全神経が一つの物語を作るのです。
全身全霊の形状が音楽の奔流となって生命のリンクの謎が解けていく開放感。
その先には青空があり夢の具現化が全天光になる。
本気で己の全ての力を発揮する天のヒラエルギーで、四つの力が全て統一されていく。
スコアの全てがスムーズに流れていく宇宙系のアタック音での魂の漂流。
観客の心が掴まれて、宇宙の統一体へとパワーが集約していく天才的芸能。
音の流れ方はクライマックスに近づき、生命の本流は完全に想像した通りの音を表現する。
全ての川は海へと帰っていく何とも形容し難い満悦感。
クライマックスに導く音の魂の爆発は、ついに完全なシンクロの音像へと上位移象していく。
可能な限りに音を磨いた結果、神が現れたのです。全ての問題が解決していく魂のクライマックス。