先生×生徒≒片思い 2

「「軽音部へようこそ!!」」

一人一人自己紹介していると、部室の扉があいた。

「すいません。遅れてしまいましたね...」

『えっ...鬼鏡先生...?』
あたしの鼓動が早まった。

「顔が赤いけど、大丈夫ですか?」
先生はあたしの顔を覗き込む。
『わぁー...そんなに見ないでょ////』
あたしは壊れる寸前。。
「だっ...大丈夫ですっ...」
この一言で精一杯///
「そうですか。なら良かった(笑
さっ!皆さん、様々な行事に向けて頑張りましょう!!」

あたしのこれから、どうなっちゃうのぉ...

・今日の部活

 ドキドキが止まらないあたしを見て、響先輩は、
「あっ!もしかして紅音ちゃん・・・先生に惚れちゃった?」
『えっ・・・///』
もちろん図星・・・もぉ顔真っ赤。
「ちっ・・・違いますよ!」
「おぉっ慌てるから余計怪しい・・・」
「あはー紅音は先生が好きなんだ(笑」
「ちっ・・・違いますって!」
「紅音ちゃんお顔が真っ赤ですょー?」
「んぅー・・・///]
もぉ・・・皆してあたしを虐めないでょー・・・泣きそうになるあたし。
「まぁまぁ。木崎さんを虐めるのはそこまでにして、部活を始めますよ」
「「はぁーぃ」」
「・・・はぃ・・」
『やっと始まる・・・』
先生nice!っと思いながら、部室の椅子に座った。

「まず・・・木崎さんは何の楽器をしますか?」
「えっと・・・ギター弾けるので、ギターやりたいんですけど」
「おぉっ!マジか!じゃっ俺とギターやんない?」
「誠人はキーボードでしょ!ギターやるんなら、キーボード弾ける人連れてきなっっ!」
「えー・・・だって・・・」
「だってじゃない!もぉ黒田先輩いないんだから、キーボードやんなきゃ欠けるじゃん!」
「いいじゃんかょー・・・」
 っと、2人で言い争いが始まってしまった。2人を見ていたら前から視線が・・・見ると、先生があたしを見ていた。


「先生どぉしたんですか?あたしの顔・・・変ですか?」
「あっ・・・いえ。・・・何でもないですよ(笑」
 なぜか先生の顔が赤い。じーっと先生を見たら、先生は慌てた様子で、
「まっ・・・まず!!響さんはドラム、誠人さんはキーボード、木崎さんはギターで活動していきましょう!ささ、喧嘩もやめてください」
「はぃっ」
「「はぁーい」」
「今日は職員会議があるので部活はこれで終わり。みなさん気をつけて帰ってくださいね。」

皆は楽器の片付けがあるので、あたしは一人音楽室を出た。

・告白?

 待ちわせの場所に行くため、あたしは廊下を歩いていた。
「紅音待ってーーーーー!!!!」
後ろから誠人先輩が走ってきた。
「どっ・・・どぉしたんですか?そんな急いで・・・」
「ハァハァ・・・紅音に聞きたいことあって・・・」
すごい急いできたみたい・・・息が荒いぉ・・・
「聞きたいことって何ですか?」
「そぉそぉ・・・紅音って好きな人いるのー?」
「えっ・・・?」
いきなり言われて戸惑っているあたしを見て誠人先輩は、
「あはは。ごめんねいきなり・・・でも・・・その反応はいるね(笑
 やっぱ・・・アイツ?」
「アイツ・・・?」
「あぁ・・・アイツって言うのは鬼鏡。鬼鏡のこと好きなんでしょ?(笑」
「・・・っ!」
つくずく自分の感情が顔に出るのを後悔した。
「あははっ。やっぱりね(笑 
 まっ・・・せいぜいがんばって!無理そうだと思ったら俺んとこ来て!俺待ってるから。」
「えっ・・・?」
 困惑しているあたしを見て誠人先輩は、フッと笑って
「じゃっ、また明日☆明日朝練あるから遅れんなよー!」
っと走って行ってしまった。
  
 ぽカーンとしてその場に立っていると、
「あれっ?どぉしたの紅音ちゃん?」
部活の後片付けを終えた響先輩が声をかけた。
「えっと・・・今・・・誠人先輩が・・・好きな人と付き合えそぉじゃなかったら俺んとここいみたいなこと言われて・・・」
「それ、告られたんじゃない?(笑」
『えっ・・・?』
 響先輩が苦笑いして答えた。
「まっ・・・楽しくなりそぉじゃん☆明日から朝練ガンバローね!じゃぁね、紅音ちゃん♪」
「えっ・・・はぃ!さようなら・・・」

 唖然とするあたし。
携帯の時計を見ると、まだ時間はある。あたしはゆっくりとその場から立ち去った―。
後ろには、あの・・・鬼鏡先生が居るのをあたしは知らなかった。いつから居て・・・どぉ思っているかなんて何も知らなかった。

・帰り道

あたしは、待ち合わせの場所の校門に向けて夕日が降り注ぐ道を歩いていた。
「ふぅ・・・誠人先輩どぉしたんだろ・・・」
さっきの告白?のことを思っていると、校庭で部活をしている京子ちゃんの姿を見つけた。
「あの新入生・・・足早くない・・・?」
「やばいっ!絶対いい結果残してくれるよ!」
陸上部の2年生が話している。
『ふぇー・・・先輩に気に入れられてる・・・さすが京子ちゃん・・・』
暇なので、見学することにした。陸上部の奥の方で、サッカー部が部活をしている。
「達也ー!!!俺にもボールくれやっ!パスじゃ!達也無視すんな!ボケっ」
「ウザいんだけど(笑 てか無視してねぇし」
達也君と和也君が叫びあいながら、サッカーをしている。
『2人は・・・サッカー部だっけ・・・達也君上手・・・』
見ていたら何時の間にか部活は終わっていた。
京子ちゃんがあたしの姿を見つけて走ってきた。
「紅音ちゃん終わるの早いねー」
「うんっ。楽器決めるだけだったから。京子ちゃん足早いね!」
「えへへっ!走るの大好きだから♪・・・達也たち来ないね(笑」
「だねー・・・」
そぉ言ってると、達也君たちが来た。
「遅れて、わりぃ」
「やっほー☆紅音ちゃん、京子ちゃん♪」
「じゃっ、帰ろーか(笑」
校門をでて、4人は歩き出した。

「そーいえば、紅音ちゃん先生とはどぉ?」
「んー・・・まだ初日だからね・・・あんま進展なしっ!」
「そっかぁ・・・」
帰り道、京子ちゃんと先生の話をしていた。そこに、
「紅音ちゃんせんせーに恋してるんかっ!?せんせーちゃうくて俺に恋しぃ(笑」
「こらこら和也君。紅音ちゃんは先生にベタ惚れなんだから手出しちゃ駄目でしょ」
「良いやないかー・・・俺は紅音ちゃんにベタ惚れやっ♪」
「和也・・・?」
「何や?達也が喋るなんて珍しいこともあるんやな(笑」
「ウザい」
「うざっ・・・ウザいやとー!?何を根拠にんなこと言うん!?」
「根拠?んー今までの行動全て」
「たっ・・・達也の鬼ぃー・・・」
2人で言い合いが・・・和也君涙目なってるょ(笑
「まっ・・・まぁ!・・・喧嘩はなしだょ!!!」
「紅音ちゃんは優しーのー・・・誰か とは違って」
和也君が達也君のことを睨んだ。
「・・・はっ?」
『チョッ・・・あたし割って入った意味がなかった・・・』
「まぁまぁー、そろそろ別れ道なんだから仲良く行こー☆」
さすが、京子ちゃん!一言で場を収めた・・・
「そおだよ!仲良くだょ☆」
「まぁー紅音ちゃんが言うなら・・・やめるん・・・」

そんなコトを言っていると、別れ道。
「じゃぁね♪紅音ちゃん!」
「じゃなっ!」
「また明日な」
皆とあたしは別の道。3人は一緒なのに、あたしだけちがうって....
「ばぃばぃ♪皆また明日ねー」

そぉ言ってあたしは、家に向かって小走りで走った。

先生×生徒≒片思い 2

高校での部活。これからドキドキの毎日・・・先輩達はいっつも喧嘩してて仲がいい(笑
楽しみだな♪
毎日朝練にも参加して日々上達☆
先生とは進展無しだけど・・・諦めません!

こんな日々が続いて・・・もぉ半年ー
3に続くっっっ

先生×生徒≒片思い 2

先生に一目惚れした、木崎紅音。 先生にもっともっと近づきたい...この思いを伝えたい。 そんな思いが彼女の運命を狂わせる... あなただったら、その思いを伝えますか??

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-04-16

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  1. ・今日の部活
  2. ・告白?
  3. ・帰り道