カーディナル

この宇宙の成り立ち

遥か昔‥5つの惑星が存在した。アース…メリッサ‥アビス…リゼルドそしてエルステア。まずメリッサとアビスの間で戦争が起きると宇宙の3分の1が戦火に包まれた。

(地球)(神球)(零球)(魔球)(龍球)      Earth Melissa Abyss Rezeld Elstair
(アース)(メリッサ)(アビス リゼルド)(エルステア)

戦争が終結し休戦協定を結んだその日神々は5つの世界の扉を閉じた。(Cardinal)後にGATEと言われるそれはこの世界に安寧をもたらしたのである。

それから数万年の月日が流れ…人類はすっかりGATEの存在を忘れていた。

2012年…東京秋葉原…その日世界に衝撃が走った。

アナウンサー「えぇ~番組の途中ですが…ニュースをお伝えします。今朝未明…東京秋葉原に謎の飛翔物体が衝突。」

アナウンサー「繰り返します。今朝未明東京秋葉原にあるビルの1室に謎の飛翔物体が衝突しました。中には見慣れない軍服を着用した男が倒れていたと言う事で警察はその男が何らかの事情を知っているものと見て男の回復を待って事情を聞く方針のようです。」

小さな島国で起きたそのニュースに世界は騒然とし様々な国からメディアが訪れた。

?「皆さぁーん見て下さい。ここがUFOが墜落したとされる現場です!」

?「さっそく付近の人に話しを聞きたいと思いまぁーす」

?「私はイギリス放送局BBCのケビス・ボルネフです。あなたは事故当時ここに居たと聞きましたが本当ですか?」

??「ええ本当ですよ。」

ケビス「その当時の事を詳しく教えてくれませんか?」

??「あれは本当に凄かったですね?いつも通り街を歩いていた時の事です。急に降り出した雨に雨宿りをしようと思って走っていたら…突然ドォーンという音が聞こえて振り返るとビルに飛翔物体が刺さっていたんです」

ケビス「なるほど!中には男がいた。と言う事ですが?彼のその後をご存知ですか?」

??「残念ながら…ただ知り合いに聞いた話だと退院して政府の施設に入ってるらしいです」

ケビス「施設に??それはとても興味深い話しですねぇ?ご協力感謝します。Mr.シンジ」

そんな事が起きる少し前の事…地球とは異なる次元に存在する銀河系C8メリッサ第7艦隊が管轄する小惑星ソラリスにて一人の若者が軍学校を主席で卒業した。女の名は東條音羽。オトバネのクロウとあだ名され…母星ソラリスから惑星メリッサに向けて航海していた時の事だ。

ピぃーピーピーピーィ

システム音「警告。警告。とう艦はこれよりプランαに移行します。乗員乗客の皆様は衝撃に備えて下さい。」

??「な!!何なの?一体?」

??「どどっどうしよう?ねぇ?音ちゃん?」

音羽「落ち着けリア。大丈夫だ。」そう言うと音羽は席を立つと操舵室に向かう。

?「お客さま行けません。席にお戻りになって下さい」

音羽「そんな事を言っている場合か!!?」

??「キャシーさんその人は通して良いんだ」

??「よく来てくれた。私はこの船の艦長を勤めている。ルイ・マクドネルだ」

ルイ「早速だが協力して欲しい」ルイはそう言うと音羽をブリッジへ案内する。

ルイ「状況はどうだ」

?「駄目です。原因不明の乱磁場に巻き込まれて動けません」

ルイ「フラウ解析は?」

フラウ「今やってる所です。」

音羽「違う?そこはそうじゃない?」

??「はぁ?何なんだ?お前?」

音羽「どけ!!!」そう言うと音羽は男を席から離すと自身が座り端末を操作し始める。

カチャカチャカチャカチャッ

??「…早い」

フラウ「艦長解析できました。ワープできます」

ルイ「ワープ準備に入れ。」

フラウ「了解!!」

ルイ「総員衝撃に備えろ。キャシー乗客に報告だ」

キャシー「わかりました艦長」

客室では

アナウンス「皆さまとう艦はこれよりワープ準備に入ります。」

アナウンス「お手持ちのパンフに従い以下の手順で端末を操作して下さい」

リア「どどどどうしよう!!?音ちゃん。わかんないよ」

??「姉ちゃん何してんだよ!!!」そう言うと少年はリアの端末を操作し始める。

??「ん?」

リア「えッ!」

??「早く俺みたいこうするんだよ」

リア「うっうん」

同刻…アビス星群第3惑星ヴァルソグニルでは

?「王女殿下危険すぎます」

??「大丈夫よ」

???「スフィリア…お前も来たのか?」

スフィリア「ええハルトお兄さま」

ハルト「しっかし何だありゃ?」

スフィリア「ハルトお兄さまそんな事も知らないの ですか?」

スフィリア「あれは破滅の象徴の光CardinalGateが開いた証ですわ」

数年後…アビス第7惑星スルドのとある農村部

??「タツヤァ…何してるの!!?早く起きなさい」

TATSUYA「んん~まだ寝てひゃい(眠)?」

??「まだ寝てたいじゃないでしょ!!支度なさい!あんた今日から学校でしょうが!!」そう言うと女は
TATSUYAの布団を無理やり引っ張る。

ドゴォんっ

TATSUYA「ってて!!何すんだよ?エスティア」

エスティア「何って?起こしてあげたんでしょうが?」

??「エスティアちゃんいつもごめんね!!こんな片田舎まで」

エスティア「いえ(笑)気になさらないで下さいおば様。」

TATSUYA「っけ!!何が気になさらないで下さい!!だ。」

エスティア「つべこべ言ってないでとっとと着替えなさい!」

TATSUYA「っててて」

TATSUYA「はいはい!!わかってますよぉ着替えりゃいいんでしょ?着換えりゃ」

数年前に起きた惑星ヴァルソグニルへの商業型戦艦墜落事故の影響で破滅の扉通称(CardinalGate)が開いた。乗組員で生存したのは当時乗っていた東条音羽というメリッサ人。彼女が言うにはこの戦艦はメリッサ国のものであり…惑星ソラリスという所から来たと話す。事態を重く見た…アビス連邦局は調査に乗り出した。戦艦には見た事もない金属と文字が使われており彼女の言葉も最初はちんぷんかんぷんだったが…翻訳師と言われる。言語専門魔道士の力で理解するに至った。

そして今TATSUYAとエスティアがいるのはメリッサ帝国の脅威に対抗する為にアビス中から才能のある者だけが集められた兵士養成機関通称(Belvorg)である。

(Belvorg)魔導兵士科…第3講義室

??「皆ぁ(笑)おはよう!!」

??「早速だけど皆に新しい教官を紹介するわ」

??「入ってちょうだい」我らが上官…フレア・フェルシェルこと通称フェルたんにそう言われて入ってきたのはあの女だった。

?「東条だ。よろしく頼む」

フレア「知ってる人もいるだろうけど彼女は元メリッサ国の軍人で」

??「ちょっと待てよフェルたん!!そいつ敵国の奴じゃねーか?」

フレア「フッフフ(笑)はぁいそこ駄目よ授業中は先生って呼ばないと」

フレア「まぁでも芹沢くんの言いたい事もなんとなくわかるわ。何せ彼女はあの東条音羽だものね?」

コースケ「だったら!!?」

TATSUYA「落ち着けよ。コースケ」

コースケ「落ち着いてられっかよ」

エスティア「コースケ。タツヤの言うとおり兵士たる者いつ如何なる状況でも冷静が鉄則よ。」

コースケ「だけどさぁ!!」

フレア「はぁーい無駄口はそこまで。芹沢くん言いたい事があるなら後で上官室へ来なさい。それじゃ東條さん任せたわよ」

音羽「了解した」

音羽「早速だが…君たちの実力をテストさせてくれないか?」

コースケ「テストだぁ!!?」

音羽「なぁーに心配するな。テストと言ってもそんなに難しい事じゃない」そう言うと音羽は講義室の扉を開ける。

コースケ「おいっ!!何処行くんだよ?」

音羽「ついてくればわかるさ」音羽はそう返すとおもむろに歩き始める。

(Belvorg)第2訓練場

音羽「誰からでも良いかかってこい」

コースケ「上等じゃねぇーか!!?」コースケはそう言い放つと…東條に殴りかかろうとする。

音羽「脇が甘いぞ!!芹沢!」音羽はコースケの攻撃を躱すと…素早く顔にジャブをする

コースケ「がふぁっ」

音羽「どうした?どうしたぁ?女の私に言いようにやられて悔しくないのか!!?」音羽はそう言いながらコースケの顔面をボコボコにすると蹴り飛ばす。

コースケ「ぐはぁあッ」

ドんっ!!?

コースケ「ちっくしょう舐めやがって」そう言うとコースケは腰の銃を取り出すと魔力を込め始める。


音羽「なるほど!それが君の武器!という訳か?」

コースケ「今更吠えづらかいても遅いぜ」そう言うとコースケは銃から気を放出して攻撃する。

パァンっパァンっ

音羽「遅い!タメに時間をかけすぎた!そんな事では実戦で役立たないぞ」音羽はそう言うと一瞬で間合いを詰めコースケの胸にそっと手を当てる。

次の瞬間コースケは吹き飛び…壁に激突する。

ドォん!!?

コースケ「がはぁっ」

エスティア「コースケ!!?大丈夫?」

エスティア「あんたねぇ?ここまでする事無いじゃない!!」

音羽「お前ら舐めているのか?」

エスティア「なんですってぇ?」

音羽「ここはママゴト遊びをする為の場所じゃないんだよ。」

エスティア「言わせておけば調子に乗って」

TATSUYA「落ち着け。エスティア。兵士たる者戦場では冷静さが大切だ。さっきお前がコースケに言った台詞だろ?」

エスティア「けどっ!?いいようにやられて黙ってろ!って言うの?」

TATSUYA「そうは言ってないさ!」

音羽「少しはわかっている奴もいるみたいだな?」

TATSUYA「心の声(今の俺じゃどー考えても勝てないな?)」

TATSUYA「心の声(けど…)」

音羽「どうした?かかってこないのか?」

TATSUYA「いえ(笑)胸を借りますよ教官」そう言うと念力で近くにある物体と言う物体を飛ばして攻撃する。


音羽「ほう?念力使いか?」音羽は素早い身のこなしで攻撃を躱し徐々にTATSUYAに近づいて行く。


TATSUYA「あはっ(笑)さすが教官」

音羽「逃げ回るだけか!?」

TATSUYA「そうとも限りませんよ」そう言うと瞬間移動で一瞬にして音羽に近付くと蹴り飛ばそうとする。

音羽「フンっやるな!?だが…まだまだ甘い」音羽は攻撃を躱し足を掴み投げ飛ばす。

TATSUYAは念力の力で勢いを殺し空中でとまる。

TATSUYA「何処だ??」

音羽「何処を見ている私は後だ」音羽は後ろからTATSUYAを蹴り飛ばす。

TATSUYA「ぐっうつつ」

??「タツヤ君大丈夫?」

TATSUYA「あぁ(笑)問題ないよリア」TATSUYAはそうリアに言うと立ち上がり構えを変えるとTATSUYAの身体から青色の気が迸り始める。

音羽「来い!!?」

TATSUYA「行きますよ」一気にTATSUYAの速度が上がり…音羽の背後に回る!

音羽「さっきよりはマシになったな?」音羽は華麗にジャンプして躱すと空中で回転し着地するとTATSUYAの猛攻をバク転しながら躱していく。そして壁を足場にすると体制を変えてTATSUYAを蹴り飛ばす。

TATSUYA「ぐっふぅっ!!」 

ズーザザザザァーッ

音羽「どうした?それでもう終わりか?」

TATSUYA「いえ(笑)まさか?」そう笑顔で返すと空中に(לֶהָבָה)と書く次の瞬間炎の球体が音羽に襲いかかる。

音羽「ふむ!無詠唱で放てるとはな?速度も火力も中々だ!褒めてやる」そう言いながらも音羽は距離を詰めていく。


TATSUYA「あはは(汗)(何だか褒められてる気がしないなぁ?)」

TATSUYA「もうこれしかないか?」近付く音羽を見ながら異空間から一つの大鎌を取り出しמלאך המוותと小声で呟き音羽に突進していく。

音羽「ほう?いいもの(武器)を持っている。」音羽がそう呟いた直後…大鎌が音羽を斬り裂く。

ザクッ鈍い音と共に音羽は崩れ去る

TATSUYA「心の声(ふぅう!終わったか)」

音羽「安心するのはまだ早い!!見えるものだけに気を取られていては戦場では命取りになるぞ!!」勝負がついたかにみえたその直後TATSUYAの背後に音羽が現れると首を締め始める

TATSUYA「ぐっうぅぅう…」

??「これこれッそのぐらいにしてやらんか?」

音羽「理事長!!!?これはお見苦しいとこをお見せしました」

TATSUYA「くっかぁっごふぁっがはぁ」

理事長「よいよい!!」

アビス第七宇宙術科専門魔導兵士学校(Belvorg)理事長と言われた彼はこの兵学校の実質的トップで軍上層部のお偉いさんである。

普通の軍学校等におけるトップは校長でNo.2が副校長という所が多いが宇宙術科だけは別で壱~七まである学校校長の上に3人の理事が居て彼はその内の1人である。

音羽「所で理事長?何の御用でしょうか?」

理事長「いやなに少し聞きたい事があっての。君から見て我が校の生徒はどうかね?」

音羽「率直に申し上げて私は失望しました。ここはエリートばかりが集められているとお聞きましたが…この程度の者しかいないとは拍子抜けです」

理事長「ふぉっふぉっふぉ(笑)こりゃ手厳しいのぉ」

理事長「少し来てくれんか?」

音羽「はっわかりました!!お前ら!!!私は理事長と話しがある。暫く休憩だ」そう言い残すと音羽は去っていった。

エスティア「タツヤ大丈夫?」

TATSUYA「まぁ…何とかな?」

エスティア「嘘ばっかり!!?喉が潰されてるじゃない?」そう言ったエスティアの手から緑色の光のようなものが溢れTATSUYAの傷がみるみる治っていく。
TATSUYA「Thank youな(笑)エスティア」

コースケ「たくっ何なんだよあのゴリラババア」

TATSUYA「お前が言うとリアルだな(苦笑)?」

コースケ「つか、そこまでされてむかつかないのかよ?」

TATSUYA「全然(笑)むしろ嬉しいくらいさ」

コースケ「かぁっよくわかんねぇ思考してんなぁ?お前」

TATSUYA「まぁ‥負けたのはこれが初めてじゃないし学び取る物がたくさんある。むしろ自分が井の中の蛙だと今わかって本当に良かったと思ってるよ」

TATSUYA「それにあの人はまだ力の10分の1も出しちゃいない」

コースケ「そうなのかぁ?俺には全力にみえたぜ」

TATSUYA「いや‥そうでもないよ」

?「先程の試合。教官は魔法を殆ど使っていなかったからな?」

?「立てるか?」

TATSUYA「あぁ!!すまない。べオルフ」

TATSUYA「くってて」

エスティア「まだ無理しない方がいいわよ。治ったと言っても100%じゃないんだから」

コースケ「魔法を使ってなかった?って使ってただろ?あんな動き強化魔法を使わなきゃできっこねぇよ」

エスティア「あんたぁバカァ?あの鬼教官は強化魔法はおろか‥瞳の力すら使っていなかったわよ」

コースケ「まじぃ!!?」

べオルフ「信じ難い話だが…生身の肉体のみであれ程の動きをしていたと言う事になる。」

??「特質すべきなのは…彼女の動体視力。並大抵のものじゃない。瞳力なしでTATSUYAのあの攻撃を全て紙一重で躱していたのだから」

コースケ「でもよぉ~タツヤの攻撃躱すのってそんなに大変な事か?あれぐらい俺でも」

べオルフ「瞳力を使えばこの場にいる全員ができるだろう?ただ瞳力なしであの攻撃を全て見切るには時速200km以上はあるボールが自分の身体目掛けてあらゆる角度から飛んできてそれを全て肉視でとらえる動体視力が無ければ不可能だ。」

その日の午後…魔法射撃の訓練場

パァンパァんパァンっパァッン

コースケ「くそ!!まだだまだ遅い」

パァンっパァンパァッン

コースケ「はぁっはぁっはぁ!!…」

TATSUYA「あまり根詰めすぎるなよ。コースケ」

?「ふむ。見たところ芹沢は銃に魔力を込め過ぎているみたいだな?」

コースケ「込め過ぎてる??」

?「あぁ少し私を見ていてくれ」そう言うと女は銃を構える。

バババババババァっん

?「単純に連射速度を上げたいだけならこの様に一度に込める魔力を小さくしてやると良い」

コースケ「んな事わかってんよ!!俺が目指してる銃術士はんなもんじゃねぇーんだよ」

コースケ「つか、柊お前何でこんなとこにいるんだ?」

ユウ「私も彼女に触発されてね!!」

コースケ「あの鬼ババアお前の所にも来たのかよ!!」

ユウ「あっははは(笑)そんな事を言っていると教官殿にどやされるぞ!!」

ガチャっ

音羽「お前らここで何をしている!?」

ユウ「噂をすれば何とやらだ」

音羽「午後は特別講義があるから来いと行ったはずだぞ」

コースケ「るせぇーよ!!」

音羽「またお前か?どうやら仕置きが足りないようだ。とにかく今すぐ来い」

コースケ「チッ!!わぁったよ」

特別講義室(Belvorg)第7講義室A棟4階

音羽「皆も知ってる通り…この世界は数年前の事故により(Cardinal)と言われるGATEが開いたことはご存知だろう?」

音羽「また同時に(Cardinal)とは我ら魔道士の力の源とも言われる存在だ」

音羽「我々は大気中に浮かぶマナを自身の身体に取り込み力を錬成する」

音羽「この時錬成しきれなかったマナは体内を流れ循環し点欠と言われる身体の内側にプールされる)

音羽「点欠を突かれれば…魔道士は一時的に魔法を練れなくなり発動が困難になる」

音羽「この時(Cardinal)を刺激する事で再び点欠に魔力が充満する。(Cardinal)は我々のコア(心臓)と連動しており…心臓が動き続ける限りマナを大気から吸収し取り込む事ができる」

音羽「(CardinalGate)と言われる由縁は数万年前にまで遡る。メリッサ国の古い文献によると遥か昔この宇宙を揺るがす程の大きな戦争があったとされ、神々は争いを鎮めるために5つの世界の扉を閉じた。いわゆるそれが(CardinalGate)である」

音羽「破滅の象徴の光と言われる由縁もまたそこに隠されておりGATE開きし時世界はオーロラに包まれ…再び混沌の時代が訪れるであろうと言い伝えられてきた」

(地球)(神球)(零球)(魔球)(龍球)      Earth Melissa Abyss Rezeld Elstair
(アース)(メリッサ)(アビス)(リゼルド)(エルステア)

音羽「私が元いた世界は(神域)と言われる領域に存在し…神が最初に創り出した宇宙と言われている」

音羽「君たちの居るアビス世界は(零域)と言われ神々の力の加護を最初に受けた惑星群であるとされている」

音羽「(魔域)と(龍域)に関しては実際に見た事がない為どのような生物が住んでいるのかは見当はつかないが…古い文献によると悪魔やドラゴンが住まう星と言われている」

音羽「(魔域)の中心部に地獄があるとされ…我々の魂は死後悪い行いをすればそこに運ばれると言われ…(神域)の中心部には我々ですら踏み込めない(Cardinalzone)が存在しいわゆるそこに天国があるとされている」

音羽「(Cardinalzone)に踏み込めない理由はあまりにも強い重力の影響で並の宇宙船ではその周囲に存在する重力にすら耐えきれない為だ」

音羽「だがとある学者の論文によると…ZONEの内側には確かに生命体が存在し我々とは次元の違う存在と提議されている。」

音羽「ZONE内部に無人の魔導調査艇を潜り込ませたところ…内側に白く輝く惑星が存在し…地質調査をしようと大気圏に突入した所を撃ち落とされ…映像が途切れた」

音羽「最後の映像には確かに…白く輝く羽を持つ男が不思議そうにこちらを見つめている様子が映されており…(天使)と言われている。」

音羽「ここまでで何か質問はあるか?」

コースケ「その(CardinalGate)っていうのは結局何なんだよ!!?」

音羽「簡単に言うと宇宙と宇宙を繋ぐトンネルのようなものだ。惑星メリッサは惑星アビスから数百億光年先に存在し…秒速30万Kmの速度で動ける宇宙船に乗ったとしても途方もない程の時間がかかり…本来ならば…到達する筈もない宇宙の彼方に存在する」

音羽「所がGATEの中をくぐると…僅か4時間でたどり着ける。」

エスティア「ふーん?ねぇ教官今度の演習でメリッサへ航海するという話しは本当ですか?」

音羽「貴様、何故それを?」

エスティア「えへへ(笑)ちょっと小耳に挟みまして」

音羽「結論から言うと真実だ。ただ演習と言っても戦争しに行く訳じゃない」

コースケ「じゃあ何しに行くんだよ?」

音羽「合同キャンプだ。我々(Belvorg)と(Hræsvelgr)のな」

コースケ「(Hræsvelgr)?」

リア「何なんですか?それ?」

音羽「Melissa特別第三兵士学校特務生候補の総称。まぁ向こうの宇宙の君たちと言う事だ」

コースケ「はぁ?んな奴らと何でチーム組むんだよ?」

音羽「実は近々…魔域調査をする事が決まっていてな…我々(Belvorg)と(Hræsvelgr)がその任務に合同でつくことになった。」

その後も教官の話は長々と続き…1日が終わった。ここ(Belvorg)は全寮制の兵士学校で…TATSUYAとコースケも今日から宿舎に入る事が決まっていた。部屋はルームシェア方式で基本的に7人ほどの人間と合同で使う。

風呂とトイレとキッチンは共同だが…部屋は各々個室で鍵をかけられるようになっている。部屋割りはAチームとBチームに分かれており…各々の入学時の成績を考慮して両チーム互角になるように設定されている。

チームとしての絆を磨く為に団体行動を学ばせる為にルームシェア方式は最適で…成績の悪いチームメイトをどのようにするか?を見る為の訓練である。使えないと切り捨てるのか?それとも別の道を選択するのか?各々の采配が試されているのである。

Aチーム(Belvorg)合同宿舎

TATSUYA「はぁ…!!」

エスティア「何?ため息ついてんのよ?」

TATSUYA「いや別に」

TATSUYA「心の声(こんなとこまで来てコイツと一緒かよ…気が滅入るぜ)」

エスティア「ねえ?コースケついでにご飯買って来てよ」

コースケ「はぁ?何で俺がんな事しなくちゃいけねぇんだよ!!?」

エスティア「どーせついででしょ?」

コースケ「嫌です。」

エスティア「買ってきて」

コースケ「お断りします!!」

エスティア「何でよ?」

コースケ「別に何でも良いだろ!!」そう言うとコースケは宿舎を出て何処かへと出かけて行った。

エスティア「たくっ何なのよあいつ?」

TATSUYA「はは(笑)コースケにはコースケの事情があるんだよ」

エスティア「はぁ?何それ?」

TATSUYA「まぁとにかく買い物は俺が済ましとくからエスティアは部屋でゆっくり休んでなよ」そう言うとTATSUYAは着替える為に部屋に一旦戻ろうとする。

エスティア「怪しいわね?あんたたち2人で何か企んでるんじゃないの?」

TATSUYA「んな訳ねぇだろ!!」

その頃…遠い彼方の惑星…デイモンでは巨大な闇が動き始めていた。かつて地獄には(Lucifer)(Beelzebub)(Astaroth)の3人の悪魔が存在した。彼らは数万年前の戦いで神々により封印され…悪魔と神との戦いは終焉を迎えた。

(Lucifer)の肉体は零域の中心部にある惑星ZEROに封印され(Beelzebub)と(Astaroth)の肉体は龍域の中心部に存在する双子惑星(Melga)と(Olga)に封印された。(Cardinalzone)中心部に位置する3惑星の事を別名…Planet of death(死の惑星)と言う。

??「錦総統…やはり(CardinalGate)が開いています」

錦総統「やはりそうか?」

??「いかがなされますか?」

錦総統「調査に向かわせろ」

??「かしこまりました」

惑星デイモンの長(Nishiki)は魔界に君臨する三大悪魔の一人である。弱肉強食のこの世界では弱いものは死に強いものだけが生き残り食を得る。錦がこの数百年でした事と言えば…惑星中からサキュバスや雪女を集め…自分だけの楽園(NishikiPerk)を創り上げただけである。


惑星(Damon)最果ての池(Olga crown)そこに今もあるのは亡き皇帝(ルシファー)の頭蓋骨。空は赤く…夜になると…月が闇を照らす。

ゴブリン族が暮らしているここは…(Lucifer)の復活を願う者たちが集結していた。(Nishiki)が惑星デイモンの長となってから数百年。度重なる悪政に民は苦しみ…街は荒れ果てていた。

??「俺たち下っ端はいつも働かされるべ」

?「ゴブ助。文句言うんじゃねぇーべ」

ゴブ助「だども!?」

???「こら!!そこ何をしている!!手を止めるな。錦さまに献上する品だぞ」

??「すっすいません!!俺から言って聞かせますんで!!!」

ゴブ助「すまねぇゴブ太郎」

ゴブ太郎「良いってことよ!」

??「とにかく2人とも手を動かしとけ」

?「ゴブ氏これ何の品なんお?」

ゴブ中居「んな事知らねぇーよ!!つか、ゴブヘイそれやり方間違ってっぞ」

ゴブヘイ「そんな事ないお。いつもこれで通ってるお」

ゴブヘイ「つか、ゴブ氏さっきから何してるお?」

ゴブ中居「何って脱獄する為のアイテム作りだよ」

ゴブヘイ「脱獄って!!ゴブ氏大胆。」

ゴブ中居「そうでもねぇーべ。見てみな全員の目がギラついてるべ」

??「んだ!!ゴブ氏の言うとおりだべ」


また別のところでは?

??「にゃにゃ!!それは本当なのか?」

?「本当だ」

??「僕がこうしてる間にもゴブにゃんたちが苦しんでるだなんて知らなかった」

?「今からオペレーションメテオを始動する」

??「なッ!!それは!!?どどうするにゃ?」

?「これより…ゴブ強制労働所に乗り込み爆破する」

?「ついて来い!!ラボメンナンバー007」

??「ラジャーだにゃ!!」

そんな事とは知らない錦は(NishikiPerk)で豪遊していた。

雪女「錦さま雪美とろけちゃう」

錦総統「ふふふ(笑)」

サキュバス嬢「錦さまそんな雪女のババアより私の方が良いわよ」錦はサキュバスの豊満な身体を見てにやけながらこう言う。

錦総統「錦悩んじゃうぅー」


とそこに錦の部下が現れる。

?「錦さま。お伝えしたい事が…はっ!!これは失礼しました」

錦総統「うぅふんっ何用だ?急用事以外ココには入るなと言っておいた筈だ」

?「それが小耳に挟みたい事がありまして」そう言うと魔族の男は耳元で錦にある事を呟く。

錦総統「なに!!?わかったすぐに向かう」

雪女「あぁん!!?錦さまもう行くの?」

錦総統「すまないマイハニー俺はすぐに向かわねばならない」

惑星デイモン第6惑星調査室(Devil Survivor)

??「総統。まずはこれをご覧ください。」そう言うと巨大な目玉をした悪魔は自身が見た風景を壁に映し出す。

錦総統「何だこれは?」

??「私もわかりませぬでした。そこで配下の者を惑星に送り探らせました」

??「報告によれば…戦艦というものらしく宇宙空間を旅する船のようです」

錦総統「厄介なものだな?人間はこんな物まで生み出していたのか?」

錦総統「これに対抗できそうな戦力は我が軍にはどれぐらいだ?」

??「ざっと3万。宇宙空間において活動できるエイリアン種であれば…撃退可能かと思われます」

錦総統「ならばすぐに兵を集めろ。」

??「ははっ」

その頃デーモン市のお茶の間ではアルカトラズ刑務所の囚人たちによる焼きそばパンをかけた熾烈な争いが繰り広げられていた。


実況「赤コーナー。身長190cm体重80kg。今宵の焼きそばは私のものだ。いかなる相手であろうとマットに鎮める。ゴブリン族一の怪力を誇るこの俺を舐めるな。ゴブゥゥゥう田島ぁぁあ!!」


実況「収監されてより250年。積み重ねた白星は1000勝超え。アルカトラズ刑務所の緑の巨神。ゴブゥぅぅぅう原ぁぁ!!?」

実況「さぁ!ジョルジオさん本日もこの時間がやってきましたね?」

ジョルジオ「そうですねぇ?ジョルジオも長くここにいますが…この対戦は初めてですよ」

実況「どうなると思いますか?」

ジョルジオ「序盤はおそらくゴブ田島が押すでしょう?但し第5ラウンド以降はわかりませんよ。最初の数ラウンドで相手の力量を見極め獲物を捕らえにかかる。それが彼のやり方ですから」


実況「なるほどぉ!!おっとここで両者ようやくリングに上がった。1ラウンド。3分テクニカルノックダウン制。間もなくリングの鐘が鳴り響くぅ」

♪♪♪♪♪

実況「おっとお!!試合スタートと共にゴブ田島猛烈なダッシュで詰め寄る。」

ゴブ田島「フッ(笑)まさかあんたと戦えるとはな?前からやってみたかったぜ」

ゴブ原「そりゃ光栄じゃな?わしもここに来た当初はお主同様。血気盛んじゃったよ」

実況「ゴブ原。ゴブ田島の攻撃を鮮やかに躱す躱す。軽快なフットワークだぁ!!」

ゴブ原「ほれほれどうした?ボディががら空きじゃよ」

ドンっ

ゴブ田島「ぐっつ」

実況「おっとこれは決まったぁ。ゴブ原の鮮やかなボディーブロー。ゴブ田島思わずよろける」

ゴブ田島「やるなぁ爺さん」

実況「速い速い速い。ゴブ田島猛烈なジャブダッシュだ。これはさすがのゴブ原も防ぎきれないかぁ!!?」

ゴブ原「舐めるな!!若造が。」

実況「ここで何とゴブ原前に出る。そしてぇ?」

ゴブ田島「がはぁっっ!!」

実況「決まったぁあ鮮やかなアッパーだぁ!!ゴブ田島の巨漢が宙に浮く」

ゴブ原「フンっ若いくせに呆気ないもんじゃな?」

実況「勝利を確信したゴブ原手を突き上げ勝利宣言をしてセコンドに戻る」

ゴブ田島「舐めるなよぉジジイ」

実況「何とゴブ田島空中で一回転してロープの反動を使いロケットのような勢いでゴブ原に突撃だぁぁ!!!」

ゴブ原「何じゃと!!?がっはぁっ」

実況「さすがにこれはゴブ原も予想していなかったあぁゴブ田島のロケットのような攻撃がゴブ原を吹き飛ばしたぁ!!!?」


実況「さぁレフェリーカウントに入る。」


レフェリー「1」 

レフェリー「2」

レフェリー「3」

レフェリー「4」

レフェリー「5」

レフェリー「6」


実況「たッ立ったぁ!!ゴブ原何と立ち上がったぁ」

ゴブ原「くっつつわしとした事がしてやられたわい」

ゴブ田島「来な!!?爺さん。勝負はまだ終わっちゃいねぇぜ!」

ゴブ原「望む所じゃ!!」

その頃…空中監獄アルカトラズの死刑囚専用の房ではとある男が試合に向けて神経を尖らせていた。男の名はゴブリザ。数年前(総統)の女を奪い取ろうした罪で捕まった男である。

看守「囚人番号259番出ろ。お前のばんだ。」

ゴブリザ「あぁ!!言われなくてもわかっている」ここアルカトラズ刑務所にはいくつかルールが存在する。収監中の囚人は一週間に1度試合を行う。勝ったものは1週間焼きそばパンが食事として支給され敗者には土埃まみれのじゃがいもが生のままで渡される。その他にもいくつもルールが存在しまず起床は朝の4時。起きたらすぐに点呼に呼ばれ逃げていない事が確認される。その後食事を済ませ…朝の5時半~夜の20時まで仕事をし。帰ったら夜の22時までに消灯し…週に一度は試合を行う。自由時間は一切無く。代わりに心の邪念を捨てる為に各囚人の部屋に皇帝ルシファーを祀る御神体が置かれており…寝る前に必ず10分間の祈りを捧げる。それが終わったのを確認すると床につく事を許され眠りにつく。だが試合自体は毎日行われており曜日毎に対戦カードが組まれている。

実況「赤コーナー総統の女を奪った伝説の男。身長172cm体重68kg…洗練された肉体でサキュバス嬢を射止めたその肉体は健在だ。靭やかな豪腕に鍛え抜かれた腹筋。女も焼きそばも俺のモノだ。ごぶぅぅぅぅぅリザぁぁ!!!!」


実況「対しまして青コーナー。ゴブ中居のパートナーとはこの俺の事だ。ぽっちゃりした体型に緑色の肉体。土俵でもリングでも最強はぼっちゃりだ。そう豪語するのは身長174cm体重140kg。ゴブゥゥゥゥヘェイイイ。」


実況「両者リングに上がりそして今ゴングが鳴り響く」


♪♪♪♪♪

実況「おっとここでゴブヘイ。肉弾戦車攻撃だ。自身の巨漢を活かし回る回る回るぅぅ!!」


ゴブリザ「フッ(笑)笑わせんじゃねえ!!」

実況「ここでゴブリザ…腰をおろし鮮やかに両手をついた。こっ!これはぁ!!?土下座だぁ!!!?」

ゴブヘイ「!!???」

ゴブヘイ「リザ氏何してるお?試合やらんの?」

ゴブリザ「あぁすまない。やるさ。皇帝に祈りを捧げていた。」

ゴブヘイ「ぐっふぁあ」

実況「これはセコい!!ゴブリザ選手。ゴブヘイが声をかけたと同時に猛烈な勢いで立ち上がり溝落ちに一閃」

ゴブヘイ「がはぁっ!!ぐはぁごファっごふぉっリリッリザ氏汚いお」

ゴブリザ「戦いに卑怯もクソもあるか!?ゴぉブゥヘぇイよ!!世の中の厳しさをとくと知るが良い」

実況「酷い酷い酷い!!ゴブリザぁ動けないゴブヘイを滅多打ちだ。」

ゴブヘイ「ぐっくぅ」

実況「ここでゴブリザの強烈な右ストレート。思わずゴブヘイ吹き飛んだぁ」

ゴブリザ「貰ったぜ」


実況「ゴブリザ!!ここで勝負に出る。拳に魔力を込めて空中に高速ジャブだぁ!!?」


実況「ロープ際にいるゴブヘイにゴブリザの強烈な魔法攻撃が炸裂するぅう。ゴブヘイ万事休す!」


ゴブヘイ「リザ氏中々やるんだな??けど」

実況「ここでゴブヘイ。身体の内側に魔力を込めて自身の身体を風船の様に膨らませ始めた」

アマリザ「ゴぉブダぁルよ!!デカイだけじゃこのマットゴブリンティストは倒せないぜ。」

実況「ここでゴブリザぁ…ジャンプして鮮やかな回し蹴りをしようとするうぅぅ!!」

ボワーんっ

ゴブヘイ「ふんっ聞かないんだな?」


実況「ここでゴブリザ。一旦距離をとって何やら妙なポーズを取る」

ゴブリザ「くっ!!俺だ!ゴブリザだ。現在機関からの妨害を受けている。」

ゴブリザ「至急応援要請を求む。場所は…」

実況「ゴブリザが訳のわからない事をしている内にゴブヘイ選手の身体が膨らみリングを埋め尽くして行くぅ!!!!」

実況「さぁさぁゴブリザ。これで逃げ場が無くなったぞぉ!!」

ゴブヘイ「フッふふふ(笑)リザリンこれでもう逃げ場はないんだな?観念するお」

ゴブリザ「ふぅわぁーはっはっはっはぁ!!愚かな逃げ場が無くなったのは貴様の方だ!!この世紀のゴブリン。マットゴブリンティスト。ゴブオウインゴブザに不可能はない」

そうした白熱した試合が行われてる頃…メリッサ圏第7惑星メヒアではコースケたち(Belvorg)を乗せた宇宙船が到着していた。

??「久しぶりやな?音羽くん?」

音羽「お久しぶりです。教官」

コースケ「ここが?GATEの向こう側?何だ案外普通なんだな?」

エスティア「コースケそんな事言ってたら…また教官に怒られるわよ!!」

音羽「お前たち。何をしている?こっちに来い!!」

音羽「この方は(Hræsvelgr)第8学校上級士官の大倉少佐だ!!」

コースケ「はぁ?」

音羽「そこぉ!!?敬礼しろ!大倉さんに失礼だぞ」

大倉「あっはっははは(笑)そないに硬くならんでもええ!!気抜いてや(Belvorg)の皆さんよろしゅうな!!大倉と言うもんや。(Hræsvelgr)第8学校の上級士官で君らのお目付け役や」


大倉「所でそこの君ぃ?」

コースケ「俺?ですか?」

大倉「音羽くんは向こうではどうやった?」

コースケ「どうって?それどういう意味ですか?」

大倉「そない怖い顔せんといてぇな?深い意味はないんよ。ただ何となく聞いてみたかっただけや」

コースケ「はぁ?まぁ強いて言うなら鬼ババアですね?毎日毎日俺らをしごいてしごいてしごきまくってもう大変ですよ。」

大倉「あっははは(笑)音羽くんらしいなぁ?」


音羽「ちょ!!ちょっと大倉さん?それどういう意味ですか!??」

コースケ「心の声(あの東條音羽が焦ってやがる?ははぁーん?ピンと来たぜあの野郎これだな?)」

コースケ「ぷぷっ(笑)」

音羽「こらぁそこぉ何を笑ってる??」

大倉「まぁまぁ音羽くん。落ち着きなはれ(笑)!!」

大倉「ほな行こか?」そう言うと大倉はコースケたちをメヒア第4訓練上まで案内した。


大倉「ここメヒア第4訓練上は周囲を海に囲まれた絶海の孤島や。島の中は森と木々が生い茂り…所々に罠がある。皆に紹介するわ」

大倉「この子らはうちの生徒で兵士養成機関(Hræsvelgr)第7艦隊所属。通称‥鷹の目。銃剣術のSPECIALだけを集めたチームや」

大倉「ほなよろしく頼むわな?音羽くん?行くで」

音羽「はっはい!!!!?」そう言うと音羽と大倉は何処かへと消えて行った。

??「皆さんよろしくお願いします。私はワカ。ワカ・レイヴンです。そしてこっちは姉のトワ」

トワ「よろしくお願いします。(Belvorg)の皆さま。私たちに付いて来て下さい。施設を案内しますね?」

ワカ「まずここは…食堂です。様々なメニューが存在し…このカードをかざすと食事を購入できます。」そうワカが言うとトワがカードを配り始める。

トワ「無くしたりしないでね?ここでの生活でこれは必須アイテムだから」


ワカ「次にここは魔法射撃の訓練室です。原則いつでも使えますのでご自由にどーぞ!!」

トワ「但しあんまり音を響かせ過ぎると教官の熱血指導が始まるからめんどくさいなぁ?と思う人はほどほどにね(笑)」

ワカ「次にここは…体術訓練上。常に組手ロボが居て各々の実力に応じて力を制御してくれます」

トワ「訓練とはいえ気を抜かないで抜いたらすぐに気を失うわよ!!」


2人はそう言いながら施設内を案内して行き…60分に及ぶ説明を聞いたあとコースケたちはようやく部屋に通された。

ワカ「それでは皆さん。今日は長旅でお疲れでしょうからゆっくり休んで下さいね」

トワ「私たちはこれで失礼します」


ガチャンっドアが閉まりコースケがハッと息を吐く。

コースケ「はぁっくぅうう~~疲れたぜ」

TATSUYA「早く風呂入ろーぜ!!」

コースケ「わぁってんよ」

べオルフ「忙しない奴らだな?ちょっとはゆっくりしたらどうだ?」

TATSUYA「何言ってんだよ?あの露天風呂みたろ?ヒノキだぜ檜。しかも外には絶景を見下ろしながらゆっくりできる岩風呂付き。行かねぇ手はないぜ」

コースケ「そうそう!!」そう言うとコースケと達也は意気揚々とその場を後にした。

その頃…メヒアの森特別訓練上では一人の少女が組み手ロボ相手に訓練をしていた。

??「来い…」女がそう呟くと組み手ロボは女に向かって一斉に突撃して行く

シュッシュザシュっ

??「やはりロボットは動きが単調だな?」女はそう言うと組手ロボを蹴散らしながら…四方に吹き飛ばして行く

どっんドォんっざ。

組手ロボ「シス…テム…エラー」組手ロボはそう言うと白い煙を出しながら目の光が消える。

?「全く壊さないで下さいよ」

??「山本大佐!!?」

山本「さすがやね?ミヤビくん?」

みやび「いえ!!それ程でも。それよりすみません!!」

山本「良いよ良いよ(笑)今度僕から植草中将に伝えておくから」

山本「それよりみやびくん。大倉くんが探していたぞ」

みやび「大倉教官が?」

山本「うん!!」

みやび「わかりましたありがとうございます。大佐」みやびはそう言うと走って教官室の方へ向かって行く。

山本「若さとは羨ましいものだな?」そう言うと山本は壊れた組手ロボを異空間にしまい回収する。

その頃宇宙上空では見慣れない生物が飛来していた。

?「東山艦長。未確認の飛行物体が接近してきます」

東山「未確認?モニターに映してくれ篠宮」

篠宮「わかりました」

東山「何だこれは…?怪物?」

篠宮「見た事のない生物です。いかがなされますか?」

東山「迎撃準備だ。可能ならば網にかけて捕獲しろ」

篠宮「かしこまりました」

乗組員1「Yiddishの乗組員に次ぐ。直ちに戦闘準備に入れ直ちに戦闘準備に入れ」

乗組員1「繰り返す未確認の飛行物体が飛来した為にとう艦はこれより迎撃準備に入る。乗組員は所定の位置に付き戦闘準備に入れ」


??「ちょっとあんたぁ何してんのよ!!」

?「なっ何もしてねぇーよ!!!」

??「ふーん?何か怪しいわね?」

?「何もしてねぇって!!それよりお前の方こそ何なんだよ」

??「お前って言わないで私には…涼宮メアリって名前があるの!!」

?「るせぇーなぁ?お前だって俺の事」

??「何してるの?早く行くわよ」

メアリ「すんません。副長。もぉあんたのせいで怒られたじゃない!!?」メアリはそう言うとリゼスタ各機のある機体整備室に向かった。


ミハエル「副長?状況はどうだい」

エヴァ「今の所上からは命令はきていません。」

ミハエル「なら?いつ呼ばれても…出れるように準備しておくんだ」

エヴァ「かしこまりました」

ミハエル「君たちも自分の機体の最終チェックを済ませておくんだ?イイね?」

隊員たち「「はい」」

?「おっちゃんおおきに!!後はうちがしとくわ」そう言うと高咲はリゼスタのコックピットに乗り込むと宙に浮いてる機械を触り始めたのと同時に…リゼスタ本体に備え付けられてるキーボードを打ち始める。

カチャカチャカチャカチャ

整備士「カズハちゃんあいっ変わらず早いね?」

カズハ「そないなことないで。こんなんコツさえ掴めば誰でも出来るようになんで。」

整備士「そうかなぁ?俺には出来そうもないけど?」

カズハ「おっちゃんはいつも肩に力入り過ぎやねん。それよりそろそろ離れときや。」

整備士「すすっまない(汗)!!つい関心して」

カズハ「ええよええよ。気にせんとき。」

その頃ブリッジでは

篠宮「未確認飛行物体Eポイントに間もなく到達距離600」

東山「ローエグリン粒子カノン砲…ってぇ」

♪♪♪♪♪

??「ギャオオオンっ」


篠宮「第1陣消滅。第2陣来ます。数はおよそ200」

東山「多いな?リゼスタを出撃させろ」

乗組員2「リゼスタ各機出撃。繰り返すリゼスタ各機出撃せよ。」

東山「カタパルト開け。」

乗組員2「カタパルト起動開きます」


ミハエル「リゼスタA零式(改)ミハエル・リル・ハーネット出るぞ」

♪♪♪♪♪

カズハ「認識番号41225。高咲カズハ。出る」

東山「無茶はするなよ。高咲」

カズハ「任せといて下さい艦長あんな奴ら私の手にかかったらチョチョイのチョイですわ!!」

♪♪♪♪♪


ステラ「隊長。先に行ってますよ」

ミハエル「OKステラ。くれぐれもミスだけはないようにね?」

ステラ「わかってますよ隊長」

ステラ「行くわよ。メアリ」

メアリ「了解」メアリがそう答えると2人は物凄い勢いで敵の方へと向かって行った

ミハエル「高咲…僕らも行くよ!準備はできてるかい?」

カズハ「できてますよ隊長」

ミハエル「OK(笑)なら行こうか?」

エヴァ「私たちは右側を担当します。エフィーリァ。敵の注意を引きつけて」

エフィーリァ「了解。副長。任せといて」

エヴァ「頼んだわよ。第2小隊前へ出て!左へ旋回しなさい!!」

??「了解。お前ら俺に続け」

第2小隊各機「おおぉー」

隊員1「何なんだ!?あの生物は?化け物?」

エヴァ「フンっあんなの所詮は見掛け倒しよ」そう言うとエヴァは機体を変形させてフルバーストモードになり一斉射撃をする。

♪♪♪♪

??「ギャオオォ」

エヴァ「第3小隊はドローンを排出してあの生物のサンプルを入手なさい」

??「OK副長。お前ら行くぜ!!」

隊員たち「おっおぉー」


カズハ「こいつら倒しても倒しても霧無いやん?どうなってるん!!?」

ミハエル「焦りは禁物だよ。高咲」

カズハ「そうは言うても隊長。どうするんですか?」

ミハエル「大丈夫!チャンスは必ず訪れるよ(笑)」


篠宮「艦長!!探査ドローンが先程倒した敵のサンプルを持ち帰りました」

東山「今すぐ解析を始めろ」

篠宮「了解しました」

カチャカチャカチャカチャ

篠宮「右舷に高出力のエネルギーを検知。」

東山「回避行動に入れ。」

乗組員3「了解しました」

乗組員4「艦長。敵はどうやら再生しているようです」

東山「何だと!!?くそっ」

ドォン

篠宮「解析鑑定終了。そちらに映します」

東山「なるほど?そういう事か?篠宮。エヴァにデータを送信しろ」

篠宮「かしこまりました。データ送信」


エヴァ「ふーん?なるほどねぇ?エフィーリァ暫くの間時間を稼いでちょうだい」そう言うとエヴァは機体の動きをとめて神気を練り始める。

エフィーリァ「了解!!みんなぁ副長を守るよ。」

隊員たち「おおぉー!!!」

カズハ「何なん?こいつら?」

??「高咲一旦引くぞ」

村上「もぉ!!しゃあないな。あんたら行くで!!!」

篠宮「艦長左舷にエネルギーを検知。」

東山「回避だ。レールカノン砲装填準備」


乗組員2「レールカノン砲装填準備。」

乗組員2「発射まで5秒前」

乗組員2「5」

乗組員2「4」

乗組員2「3」

乗組員2「2」

乗組員2「1」

東山「てぇっ!!!!!」

篠宮「レールカノン砲命中。尚も未確認生物は接近中」

エヴァ「待たせたわね!!避けてエフィーリァ」そう言うとエヴァは一発のライフルを発射する。

??「ギャオオオンっ」

エフィーリァ「消滅した…?」

エヴァ「対悪魔専用武器よ。これを」そう言うとエヴァはエフィーリァに1丁のライフルを渡す。


エヴァ「さぁ!!行くわよ。」

エヴァ「エフィーリァ隊は今すぐ味方の援護を…私は全隊の武器を生成しつつ敵を撃破します」

エフィーリァ「了解しました!!!!」


エフィーリァ「リアンは右をミリアは左をお願い私は中央を突破するわ」

リアン・ミリア「「了解!!!」」


隊員3「隊長これを」

ミハエル「副長が作った武器だね?」

ミハエル「高咲!!!」そう言うとミハエルは高咲に対悪魔専用のライフルを投げ付ける

バシッ

カズハ「隊長?これ何なんですか?」

ミハエル「撃てばわかるさ」そう言うとミハエルはライフルを放つ。

??「ギヤアアアアァっ」

カズハ「ふーん?なるほどな?これならイケるわ!!」

カズハ「エフィーリァ武器は何機ぐらいに渡せたん?」

エフィーリァ「半分くらいかしらね?それが何?」

カズハ「半分か?ならその作業うちも手伝うわ」

エフィーリァ「手伝うってあんた?戦闘どうすんのよ?」

カズハ「頭硬いで。リア。」そう言うと高咲の機体が少し光ったかと思うと無数のジムのようなゴーレムが現れる。

カズハ「うちの可愛いゴーレムちゃんたちに運ばせるんや」高咲のその言葉と共にゴーレムたちは武器を2つずつ持ちながら高咲が操作する岩石に乗って四方に散っていった

エフィーリァ「ふーん?あんたにしては起点が聞いてるわね?」

カズハ「うちも一応魔道士やしな?それにうちの技はこれだけやないでぇ」そう言うと高咲の機体から7つほどの球体が現れる。

エフィーリァ「何する気なのよ?」

カズハ「さぁな?何やと思う?」

カズハ「行っくでぇぇえ!!」

♪♪♪♪♪


??「ギャアオオオン」

エフィーリァ「仲間同士で争ってる??どういう事?」

カズハ「えっへへ(笑)どぉ?凄いやろ?これがうちの能力やねん」

篠宮「第2陣消滅して行きます」

東山「よし!!!今のうちに医療班を向かわせろ!負傷した者の回収だ」

篠宮「かしこまりました」

乗組員2「カタパルト起動(MSF)特殊医療チーム(Red cross)出撃準備OKオールグリーン」

東山「佐藤!!頼んだぞ!」

佐藤「任せといて下さい艦長」

佐藤「Red cross隊長。佐藤アツヒロ。出るぞ」

♪♪♪♪♪

医療隊員1「隊長。負傷者発見!!回収します」

佐藤「今すぐオペ室へ運べ。俺が出頭する」

医療隊員1「ラジャー」

佐藤「軽症の者は2番隊へ重症者は零番隊へ回せ」

医療隊員2「かしこまりました!!」

佐藤「急げよ!!!時間との勝負だ」

零号機…オペ室

佐藤「これは酷いな?」

?「この傷は何でしょうか?黒ずんでる」

佐藤「わからない!俺もこんなのは初めてだ!」

佐藤「とにかくオペを始める。神気開放。来い(ジャッカルクロウ)」

??「呼んだかい?」

佐藤「あぁ呼んださ。わかってるなら手伝え」

ジャッカル「OK。」そう言うとジャッカルの手が赤く光り始める

医療隊員1「心の声(速い!!これが隊長の能力(ジャッカル・クロウ)のオペ)」

その頃‥弐号機では前例のない事態が起きていた。

??「フッヒヒヒ(笑)こいつは良い。この肉体は最高だ」


医療隊員3「ごファッきっ…きさまはな…にものっだぁ?」

??「おやまだ生きてたのかい?」

??「とっとと死にな!」

医療隊員3「うあああぁぁぁぐふぁ」


篠宮「艦長2号機の信号が途絶えました。ロストします」

艦長「何だと?くそどういう事だ?」

艦長「Nシステム起動」

篠宮「Nシステム起動。レーダー拡張及び探査型無人ドローンを排出します」

篠宮「システム起動によりYiddishメインコンピューター及び艦内設備の一部が切り替わります」


カズハ「ええ感じええ感じ(笑)」

カズハ「ほなここいら一帯があら方片付いた所で始末と行こか?」そう言うとカズハはCardinalAbilityで眷属化したエイリアンたちを一列に整列させた。

カズハ「ほな行くで!!」

♪♪♪♪♪


カズハ「いっちょ上がりっと」

ミハエル「流石だね?高咲?僕らも続くよ。良いね?」

隊員たち「「はい隊長!」」

その頃零号機では?

篠宮「こちら篠宮。こちら篠宮。応答して下さい」

佐藤「なんの様だ?オペ中だぞ!!」

篠宮「申し訳ありません。弐号機の反応がロストしました。何か心当たりはありませんか?」

佐藤「なに!!?ロストだと?」

篠宮「はい。とう艦は現在Nシステムを起動し弐号機を探索しています」

佐藤「わからん。が考えられる可能性があるとすれば…弐号機が何者かに撃ち落とされた。或いは何者かの襲撃を受けたかだ。」

佐藤「破片すらも見つからないのか?」

篠宮「はい。現在血眼になって捜索していますがそれらしい物はみつかりません」

佐藤「だとすれば…何者かに弐号機ごと奪われている可能性がある。」


佐藤「その場合…システムの警報装置が作動して強制的に隕石へと突っ込む筈だ」

篠宮「なるほど。では?」

佐藤「あぁ!!弐号機は襲撃してきた何者かも含めて乗組員ごと全員死んでいるはずだ。」

篠宮「全員が?ですか?」

佐藤「ああ!!!」

篠宮「その警報装置を解除した可能性はありませんか?」

佐藤「それはあり得ない。システムを解除するには我々の網膜と生体反応が必要だ。」

篠宮「その中に裏切り者がいる可能性は?」

佐藤「あり得ない。と断言しておこう!!うちの隊にそんな奴は一人としていない」

篠宮「そうですか?わかりました。」そう言うと篠宮は通信を切った。

エヴァ「そろそろどでかいのぶちかますわよ?」

エヴァ「エフィーリァ!!第3小隊を引き連れて一時撤退なさい」

エフィーリァ「ラジャー」

エヴァ「行くわよ」そう言うとエヴァは土属性上級魔法を発動させて隕石の雨を残ってる敵の一団に放った。それと同時に物体創生操作で隕石の表面の材質を対悪魔専用の硬質に作り変える。


♪♪♪♪♪♪ドゴォーーん

エフィーリァ「盛大な花火が上がりましたね(笑)?」

エヴァ「あったり前じゃない私を誰だと思ってるのよ(笑)」

篠宮「第2陣完全消滅…レーダーに敵の反応はありません」

艦長「リゼスタ各機に伝えろ!戦闘は終わった今すぐ船に帰還しろとな」


篠宮「かしこまりました。」


その頃…メリッサ圏第7惑星では謎の流星群が降り注いだ。

エスティア「何かしら?」

TATSUYA「わからない!がヤバい事だけは確かそうだ」

次の日…メヒアはその話で持ちきりになっていた。

??「ええこちらが謎の流星群が降り注いだとされる現場一帯です。ご覧ください。辺りは焼け野原状態で何やら宇宙船の残骸の様なものが散乱しています。」

??「メヒア惑星本部は直ちに探査チームを派遣し原因を究明するとの事です。」


?「ありがとう。ゆうちゃん」

?「関口さんどのような事が考えられると思いますか?」

関口「宇宙船による事故。もしくは隕石の落下と共に宇宙に散乱していた残骸が飛来したという可能性が挙げられます。」

?「なるほど。所さんはどう考えますか?」

所「難しいねぇ?そういうミアケちゃんはどうなの?」

ミアケ「私ですか?私は」

エスティア「TATSUYA!!教官が呼んでるわよ」

TATSUYA「わかったすぐ行くよ」そう言うとTATSUYAはTK(メリッサ権のTVの役割をこなしている魔道具を切る)を切る。

惑星メヒア(Hræsvelgr)第4訓練上前

音羽「遅いぞ!!二条!!?」

TATSUYA「すいません(汗)」

コースケ「何してたんだよ?」

TATSUYA「いや!!ちょっと昨日のニュースが気になってさ!!!」

コースケ「あぁあれか?」

音羽「こら!!!そこ私語は慎め」そう言うと音羽は神妙な面持ちで話し始める。

音羽「それではこれより合同キャンプについての説明を開始する」

音羽「今我々がいるこの第4訓練上は島の西側に位置し…周囲を海に囲まれている。」

音羽「合同キャンプと名うってはいるが…ただの楽しい修学旅行じゃない!!」

音羽「これからお前たちは3班に分かれてチームを組んでもらいとあるゲームに参加してもらう」

TATSUYA「教官!班分けはうちらで決めてもいいんですか?」

音羽「当然の疑問だな?それに関してはお前らに昨日渡したカードを見ろ!!同じ色をしている者がチームメイトだ」


TATSUYA「カードを??」

音羽「他に質問はないか?」

TATSUYA「はい!!」

音羽「ならば続きを説明する」

音羽「ルールは簡単だ。いかなる手段を用いても良い。島の中央の塔の中にある宝箱を最初に開けたチームの勝ちだ」

音羽「負けたチームにはキツーい罰が待ってるから覚悟しとけよ!!」

音羽「それではGAMESTARTだ」音羽がそう言った直後に空間に切れ目が出来て‥生徒たちが吸い込まれる。

音羽「大佐!!ありがとうございます!」

山本「良いよ良いよ(笑)気にしなくて良い」

音羽「あいつらあの謎に気付けますかね?」

山本「さぁ(笑)どうだろうな?」

その頃…学園理事長である植草は軍本部に呼ばれていた。

??「植草くん。わざわざご足労頂いてすまないね?」

植草「いえ!!喜多川元帥」

喜多川「それでは幹部会議を始めようか?」喜多川がそう言うと秘書らしき女性が資料を配り始める

喜多川「今日YOUたちに集まってもらったのは他でもない!昨日の流星群の件についてだ」

喜多川「北島くん説明を」

北島「はっ!!まず一枚目の資料をご覧下さい。流星群が落ちていた現場に落とされた破片はメリッサ製の宇宙船に使われる部品だという事がわかりました。」


北島「詳しく調べると…わが軍にも採用されている素材で…名を(メタフ)と呼ばれ宇宙船によく使われる部品と素材でした」

北島「次に…残骸から‥検出された血痕を調べた所未知の生物の血液であると言う事がわかりました」

北島「これは通常の人間の魔力波形グラフですが…未知の生物は我々の星のどの生物とも該当しないグラフを示しています。」

北島「現場に残された血液は惑星メヒア南西ベルクリア森林地帯の方角へ向かっており現場からおよそ30m程の所で途切れていました」

北島「次に…宇宙船の残骸を調べた所見慣れない巨大生物の卵のような物が残されていました」

北島「それがこちらです!!」

北島「大きさ質共に我々の惑星のどの生物とも一致しませんでした。」

北島「そこで卵の殻に残された体液サンプルを元に割り出したこの生物の進化形態予想がこちらになります」そう言った瞬間‥不可思議な生物のホログラフ映像のようなものが机中央に映し出される。

??「何だこれは?化け物か?」

???「こんなものがいたら国民がパニックになってしまう!!」

?「政府の見解はどうなんだ?」


北島「はい!!メヒア政府は以上の報告を受けて未知の生物を撃退する専任チームを派遣する事を決定いたしました。」

喜多川「そこでYOUたちの出番という訳さ。君たちの手腕で…この生物に勝てそうな人材を選んではくれないだろうか?」

植草「元帥!その人選は学生の中からでも構わないですか?」

喜多川「もちろんだ!!YOUの好きにすると良い」

??「何をバカな事を言っている!!!正気なのか?植草?」

植草「私は至って正気だよ。藤島准将。それにもう元帥の許可は頂いている」

そうした話し合いが行われてる頃TATSUYAたちは島の中央にある塔に向けて歩を進めていた。

エスティア「TATSUYA!!あんた重力操作出来るんだから短距離転移とかで手っ取り早く塔に行けないわけ?」

TATSUYA「はぁ‥出来たらとっくにやってんよ!!ここいら一帯の空間自体が操作されててそれが出来ねぇのさ」

TATSUYA「心の声(まっ本当はあの塔自体がここには存在しねぇ幻だから位置が掴めねぇだけだけど…)」

エスティア「たくっ使えないわね!!」

TATSUYA「うるせぇーなそういうリアはどうなんだよ?」

エスティア「んなもん聞かなくたってわかるに決まってるでしょーが!!!」


??「あぁ~はいはい2人とも痴話喧嘩はそのぐらいにして…とにかく作戦練るぞ」

TATSUYA・エスティア「「んなもんしてねぇーよ(ないわよ)」」

??「謙遜すんな?それよりワカ…塔は見えたか?」

ワカ「わからない。ベアを使ってくまなく探してるけど見当たらない。昨日までは確かにこの先にあったのに」

??「もしかしてさっきここいら一帯の空間が操作されてるって言ったけどそれと何か関係があんのか?」

コースケ「んなもん関係ねぇだろ!!」

TATSUYA「!!?いやあり得る。有り得るぜ。わかゔぁ」

TATSUYA「そうか!!何でそんな事に気付かなかったんだ!!」TATSUYAはそう言うと重力で空間を歪めてから空間を切り裂いて裂け目を創った。

わかゔぁ「何してんだよ?」

TATSUYA「ついてくればわかるさ」そう言うとTATSUYAは切り裂かれた空間の中に入り歩き始める。暫くすると一つの扉のような物にぶち当たる。


ガチャっ

エスティア「ここって?さっき居た場所じゃない?」

TATSUYA「ちげーよ!!まぁわからねぇ奴に何を言っても無意味だと思うけどな!!」

エスティア「何なのよ!!勿体ぶってないで教えなさいよ。」

TATSUYA「さっき俺らが居た世界は平行世界だったんだよ」

TATSUYA「ただ平行世界ってもいろいろあってな!!さっきのは塔のない世界だったのさ」


エスティア「塔ならさっきもあったでしょーが!!?」

TATSUYA「あれは幻さ!!だからワカの能力で地上から塔を探しても見付からなかったんだよ」


TATSUYA「ワカ!!?今度はどうだ?」

ワカ「あります!!!島の中央!いつもの場所にあります」

??「やるねぇ?二条達也!平行世界から抜け出して来るなんて?」

??「なら今度はこれでどうだい?」そう言うと男は指をパチンっと鳴らした。

♪♪♪♪♪

コースケ・TATSUYA「!!?」

TATSUYA「リア!!危ない伏せろ」

エスティア「ちょちょっと何なのよ!!?」

TATSUYA「コースケ。敵の位置はわかるか?」

コースケ「わかんねぇ」

ワカ「私に任せて!!」そう言うとワカは武具を金魔法で創り出すと…相手の方へ向けて走り始める!

バババババっ

コースケ「ちっくしょう何処から撃ってきてやがんだ?」

わかゔぁ「まずはこの銃弾の雨を何とかしなくちゃぁな?」そう言うとわかゔぁは味方の周囲にバリアを張り攻撃を防ぐ。

?「ちっ!!」

TATSUYA「そこか!?」そう言うとTATSUYAは短距離転移で敵がいると思われる方向にワープして攻撃しようとするがすんでの所で躱されて見えない何者かは何処かへと逃げて行った。

TATSUYA「心の声(けっこーやるな?やる気で蹴ったんだけど?)」

わかゔぁ「逃さねぇーよタコ!」わかゔぁはそう言うと帽子から小瓶を取り出して野に放つ。

エスティア「何だしたの?」

わかゔぁ「ただの虫さ。別名(追跡虫)惑星メヒア原産のハエで魔力を感知してどこまでもターゲットを追い掛ける習性を持ってる」

わかゔぁ「まぁこいつ等は俺の指示にしか従わないけどな?」わかゔぁがそう言った瞬間…ハエたちがとある一点に向けて飛び始める。

その頃…トワ・レイヴン率いる3班は塔にたどり着いていた。

トワ「見えてきましたね?」

??「だな?」

べオルフ「近くで見るとデカイな?」

トワ「別名(星読みの塔)異世界へ通ずると言われている塔ですわ」

べオルフ「異世界?」

??「ああ!!まっ入ればわかるさ」そう言うと青年は塔の中に足を踏み入れる。

♪♪♪♪♪

トワ「なるほど!今年はそう来ましたか?」

べオルフ「どうなってんだ?こりゃ?」トワたちが塔の中に足を踏み入れて見たモノは城下町と電車。街を行き交う人々の姿であった。

?「…あっはははははっ(笑)」

トワ「リーゼ様そんなに笑ったら失礼ですよ。彼は初めてなのですから。それよりこの中のどこかに上の階へと上る隠し通路がある筈です」

トワ「皆で手分けして探しましょう!!」

??「トワ。競争しよーぜ!!先に2階に上れた方に焼きそばパン一個な!!」

トワ「うっふふふ(笑)負ける気はありませんけどその勝負乗りましたわ。」

??「じゃあな~(笑)」

リーゼ「シュウ。怪我だけはすんじゃないわよ」

シュウ「わかってんよ!!」そう答えるとシュウは駆け足で街を探索し始めた。

街の南西に…(テトラ)という宿場町があるそこは‥惑星ソラリス随一の店が立ち並び‥夜になると鮮やかなネオンの光が街を照らしていた。

店主「へーいらっしゃいらっしゃい」

店主「お!!!兄ちゃんどうでい?こいつはぁ惑星ソラリス原産(ソラ海老)だ?今日は安いよぉ!!買ってかねぇかい?」

シュウ「わりいおっちゃんまた今度な!!」そう言うとシュウはダッシュでその場を立ち去る。

??「何かしら?あの子?あんなに慌てて?」

?「姫殿下…早く行きますよ。私たちの旅の目的を忘れたんですか?」

エリー「忘れてないわよ!!というかゆう誰に向かって口を聞いてるの?私はエリー・フォン・シャーロッテよ」

ゆう「ははッ(笑)それでこそ姫殿下です」

その頃トワは街の西側のとある路地裏に居た。

べオルフ「おい!!本当に行くのか?」

リーゼ「当たり前でしょ!!?」

べオルフ「辞めたほうが良いんじゃ?」

トワ「うっふふふ(笑)意外と怖がりなんですね?さぁ入りますよ!!」

♪♪♪♪♪

べオルフ「っわぁ!!?」

?「おや!珍しいね?お客さんかい?」店に入ると一人の老婆がそうトワたちに話しかける

トワ「ええ!!お久しぶりですわ。ミス・シセリア(笑)」トワがそう言った直後老婆が若返り不敵な笑みを浮かべる。

シセリア「OKよ通りなさい」シセリアがそう言うと店の裏側の扉が開く。


トワ「感謝しますわ!!ミス・シセリア。」

べオルフ「おっ!!おい何なんだよ?ココ?」

トワ「うっふふふ(笑)ちょっとした近道ですよ」

リーゼ「たくっあんたもわからない人ね?そんなでかいなりしてるのに?」

べオルフ「うるせぇな!!身体は関係ないだろ!!?」

べオルフ「にしてもここ何だか薄気味悪りいな」

トワ「そう思うのも仕方ありませんわ!!別名(亡者の道)ここはあの世とこの世の境目と言われてる所ですもの」

べオルフ「亡者の道って(汗)!!?」

リーゼ「そんなおどおどしないであんたも男なんだからシャキっとなさい!!!」

べオルフ「るせえよ!!!」


トワ「うっふふ本当に2人は仲がよろしいのね?」

トワ「それより見えてきましたよ」

べオルフ「出口か?」

ガチャッ

べオルフ「何だこれ?海の中?」

トワ「べオルフさんそれがこの道の二つ名の由来ですよ。」

リーゼ「ここが水中都市ベルドラなのね?」

トワ「ええ(笑)呪われた海賊船…(メルフリア)まさかこの目で見る日が来るとは思いもよりませんでしたわ」

トワたちがそう話しながら見つめる先には水中に沈む一隻の海賊船とその周囲に広がる一つの大きな街があった。

べオルフ「つか、ここ水中なのに空気があるんだな?」

リーゼ「当たり前でしょ?水中都市なんだから」

トワ「うっふふ(笑)べオルフさんあそこの石像が持ってる青い宝玉がこの街全体に結界をはってるんですよ」

べオルフ「なるほどな?それで息できるって事か?」

リーゼ「さぁーて!無駄話しはこれぐらいにして探しますか?」そう言うとリーゼは神気を開放しその力を瞳に集中し始める。

リーゼ「あったわ!!街の北西部から少しした所にある海中洞窟の中よ」

トワ「では行きましょうか?」

リーゼ「ッ!!?待って!!」

リーゼ「何これ!!?」

トワ「何か見つけたんですの?」

リーゼ「引き返そう…」

べオルフ「はぁ?お前突然何言って!?」

リーゼ「うるさいわね?理由は後で説明するから今はとにかく私の指示に従いなさい。」そう言うとリーゼは拘束魔法でべオルフとトワを浮かせて動きを封じると扉を締めて…店の外側まで2人を宙に浮かせながらダッシュで走り店を出た。


リーゼ「はぁはぁはぁ…」

トワ「どうされたんですの?リーゼ様?」

リーゼ「はぁはぁはぁ…ごめんね2人とも。今から2人に私が見たものを見せるわ。」

時を同じくしてシュウは街の南西にて一つの噂を耳にする。

シュウ「消えた?」

男1「あぁ!!あんたが言うガイゼルって男なら1ヶ月以上前からみてないよ。まぁその男に限らず‥最近ここいらで見なくなった奴は50人以上いるけどね?」

シュウ「50人も!!?」

男1「何でも化け物に食われた?とか身体を乗っ取られたとかそういう噂で持ちきりになってるよ。」

男1「そういやこの前も海岸の方で女の変死体が岸に流れ着いてたかね?見た奴の話によるとお腹が破裂していたらしい」

シュウ「その話しもっと詳しく」

男1「悪いね?兄ちゃん。あっしは忙しいんだ!!話しをしたいだけなら他をあたっておくれ。この街の奴は皆知ってるからね?」そう言うと男はその場を後にした。

シュウ「心の声(どういう事だ?まさかガイゼル程の男が殺られたとでも言うのか?)」

シュウ「心の声(それにその女の遺体も気になるし)」

シュウ「だぁ~~考えたってわからねぇ(汗)こういう時はこいつに限るぜ」そう言うとシュウは神気を開放して両面ともに(?)印の入ったコインを創り出した。


シュウ「いいの出てくれよ」そう呟くとシュウはコインを宙に投げる。

♪♪♪♪♪パシっ

シュウがコインを手にした瞬間手の平の中でコインが光り始める。

シュウ「数字のⅧ?微妙だな?」そう呟いた途端コインがひとりでに宙に浮いて人の様な姿に変わり始める。


??「お呼びですか?シュウさま」

シュウ「まぁな?」

シュウ「心の声(まぁ欲を言えば零が良かったけど)」

シュウ「ニア仕事だ。この写真の男の行方を探してほしい。それとここいら一帯で起きてる謎の失踪事件に関して調査するんだ」

ニア「かしこまりました」そう答えるとニアと呼ばれた男は一瞬でシュウの前から消え何処かへと向かい始めた。

シュウ「頼むぜニア」

その頃…惑星メヒア郊外の街…ベルナティオでは奇怪な事件が起きていた。

?「またか?何なんだ?この遺体は?おい?須藤」

須藤「はっ何でしょうか?黒木警部」

黒木「彼女は…来ているか?」

須藤「シャーロッテ様の事ですね?はいそれならもうとっくに来ていますよ」

??「ふむふむ。この遺体は死後数時間と言った所ですね?」

須藤「こらお前勝手に死体に触れるな」

黒木「須藤。そいつは良いんだよ。」

エリー「ワトソン。何かわかったか?」

ワトソン「ええ!色々と。まず一つ断言できる事はこれは人の手による殺人ではない。と言う事です。」

ワトソン「腹が破裂し中から未知の生物が生まれた痕跡があります。生前の彼女が最後に見たものは自身のお腹から生まれる未知の生命体です」

エリー「未知の生命体??」

ワトソン「はい。」そう言うとワトソンは指をパチンっと鳴らした。すると…ホログラム映像のような幻影がシャーロッテの前に出現した。

ワトソン「彼女の生前のイメージを元に作り出したものです。」

エリー「何だ?これは?」

ワトソン「私にもわかりません。ただ一つ言える事はこの星のどの生物のそれでもない。と言う事です」

須藤「はっ!!!警部あれですよ!!。少し前ニュースでやってた。えーと流星群がどーのこーのって?」

??「ふんっバカバカしいそんな話し信じろっていうのか?」

黒木「重原。疑いたい気持ちはわかるが…彼が言うんだ!!?間違いない」

エリー「なるほどな。ワトソン。その生命体は彼女のお腹から生まれた後何処へ行ったかわかるか?」

ワトソン「断言できませんがおそらくベルナティオ海岸の方です」

エリー「何故?そう思う?」

??「簡単な事さ。シャーロッテ。その生命体は生まれたばかりの赤子。成長しようにも暫く時間がかかる。であればまずは栄養分の宝庫である海に行くのが定石。」

エリー「戻ったのか?シャーロック」

シャーロック「ええ!!まぁ…それよりもコイツを見てくれ。」そう言うとシャーロックはポケットからとある物を取り出す。

エリー「何だそれは?」

シャーロック「何かの生物の組織の一部と思われるものです」

ワトソン「シャーロック。それを私に見せてくれ」そう言うとワトソンはそれを手に取るとダイヴする。

数日前…ベルナティオ海岸南西沖の海の中

ワトソン「何だ?ここは海の中か?」ワトソンがそう考えていると…後ろの方から巨大なクジラが現れてワトソンの身体を擦り抜ける。

だが…次の瞬間クジラの身体が破裂して…何かが身体から出てくる。と死んだばかりのクジラの肉片を食い散らかしたそれは…この世界のどれとも違う姿…形をしていた。

数秒後…物凄い速度で水中を遊泳し…姿を消した。

生物の記憶はそこで途絶えた。

ワトソン「つぅ…つ!!?」

エリー「ワトソン。それは人ならざる者を見た顔だね?」

ワトソン「わかりますか?」

エリー「当たり前だ。君を創ったのは私だぞ」

エリー「シャーロック。空からベルナティオ海岸一帯を探ってみてはくれないか?」

シャーロック「OK任しときな」そう言うとシャーロックは梟の姿に変身するとその場を飛び去った。

その頃…TATSUYAたちはようやく党の前まで辿り着いた。

コースケ「はぁ…やっと着いたぜ」

TATSUYA「いよいよか?わかゔぁ…さっきの奴もこの中にいるんだろ?」

わかゔぁ「んー?それがわかんねぇんだ?」 

コースケ「わかんねぇってどう言う事だよ?」

わかゔぁ「追跡虫の反応がここで途絶えてるからさ」

わかゔぁ「どこか別次元の世界に入ったか?あるいは…まかれたか?」

TATSUYA「なるほどな?まぁ悩んだってしょうがねぇーよ」そう言うとTATSUYAは塔の中に入っていく。扉を開けると眩しい光に包まれた。TATSUYAたちが目を開けるとそこは…海辺だった。どこかの島なのか?それとも街なのか?ただ1つ言える事は先程までとは違う世界の何処か?と言うことだ。

わかゔぁ「そう来たか?」

ワカ「景色からしてここは…惑星メギドの島の中ですね?」

エスティア「みたいね?」惑星メギドとはメリッサ圏第1小惑星群に存在する第8惑星の事で…メヒアとは数百光年離れた先にある小惑星である。

わかゔぁ「何?きょとんとしてんだよ?もしかしてメギドに来たの初めてなのか?」

コースケ「当たり前だろ?俺らはお前らとは別次元の宇宙から来たんだから」

わかゔぁ「まっそりゃそうか?」

エスティア「あんたたち何してんの?早く行くわよ」

コースケ「何でもねぇーよ!!」

東條先生の特別授業(番外編)能力について

音羽「やぁ君たち東條だ。今日は能力について説明する。」

音羽「突然だが天使を知っているか?(天使)は我々の祖先とも言われメリッサ人とアビス人はその力の一端を受け継いでいるとされそれがいわゆる(神気)である」

音羽「(神気)は我々であれば誰もが使える力だが…人によってその絶対量は異なる」

音羽「但し…吸血鬼や妖狐など人ならざる者の場合は神気を有しない。彼らの場合は妖気という神気によく似た力を保有しており…我々とは少し理が違う」

音羽「魔力は大気に流れるマナを(Cardinal)が吸収し体内に蓄積されていく外気であるのに対して神力はその人間が生まれながらに保有している内気である」

音羽「また同時に(Cardinal)を動かす(核)と言われており神気を使い果たすと魔力を外界から取り込めなくなる」

音羽「プールできる魔力の量は(Cardinalcore)の大きさで決まり…神力の絶対量により異なる」

音羽「またその他にも神気を練らなければ発動できない能力はいくつか存在しその代表例が(瞳力)である」

音羽「(瞳力)は瞳に神気を集中させる事によって様々な力を得る能力で人によっては…異次元空間を生み出す事も可能としている」

音羽「ただしこれにも人それぞれの個性が存在し…人によって使える能力は異なる。一般的に瞳力を発動させると…動体視力が異常に良くなり物体の動きがスロモーションで見える様になる事は広く知られているが…それとは別に各々の固有能力が存在する」

音羽「また神力系統も人によって異なり12系統に分類される」

子・丑・寅・卯・辰・巳
水 水 木 木 水 火 
陽 土 陽 陰 土 陰 
  陰     陽     

午・未・申・酉・戌・亥
火 火 金 金 金 水
陽 土 陽 陰 土 陰
  陰     陽

音羽「例えば(子)属性であれば…水属性の攻撃を得意としており…(陽)の気を使いこなす事ができる。水を媒体した能力を宿しており…人によってできる事の幅は異なる」

音羽「(子)属性の魔道士は水魔法を極限まで極める事を可能としており…(陽)の神気を複合させる事で精密な動きを可能としている」

音羽「(亥)属性の魔道士も同じく水魔法を極限まで極める事を可能としており(陰)の神気を複合させる事で桁外れの威力の水魔法を発動できる反面コントロールする事は難しく…精密性にはやや欠ける」

音羽「単純な技の威力は(亥)属性の方が強いものの複雑な魔法はできない。それに対して(子)属性は技の威力では劣ってるもののより複雑な魔法を発動する事を可能としている」

音羽「また(陽)の神気と(陰)の神気を使いこなす事によって第三の特異属性を操れる様になる」

音羽「それがいわゆる(Cardinalability)である。」

音羽「(Cardinalability)の代表例としては瞬間移動や強制転移などの時空間魔法。これは‥(陰)(陽)どちらの系統でも使えるが…人それぞれキャパシティが存在しできる事の幅は異なる」


音羽「例えば(陽)の神気を使う人間が瞬間移動を使った場合…より速く正確に目的地にたどり着けるが移動できる範囲は小さい。せいぜい10Km以内にテレポートできるだけになる」

音羽「反対に(陰)の神気を操れる者が瞬間移動を使った場合…技の発動に時間がかかり精密な位置にテレポートできない等の不具合は存在するもののより遠くに移動できる」

音羽「遠くに移動するならば後者。より実践的に戦闘の中でテレポートを使いこなせるのは前者になる」

音羽「(Cardinalability)は一見便利な力のように思えるが…マナを媒体として使用する普通の魔法とは違い(神気)を使用し生成する。その為戦闘の中でホイホイ何度も使える様な代物ではない。」

音羽「神気を使いすぎれば(Cardinal)からマナを吸収できなくなり一定期間あらゆる魔法を発動できなくなる為だ」

キャラクター設定

兵士養成機関通称(Belvorg)関係者

二条達也(TATSUYA)

属性(操×強)午(火 陽))

兵士養成機関(Belvorg)の生徒。(CardinalAbility)は自由自在に重力や空間を操る事ができるというもので…この力で短距離転移(テレポート)や物体を動かしたりしている。この時物体にかかってるGを無重力にしてその周囲の重力の向きを自由自在に変えて物体にかかるGを操作する事で時速200km/hを超える速度で物を飛ばす事ができる。また重力の力を極める事で数秒間だけ時を止める事もできる。但し…時を止めるにはかなりの神気を消費するので…今の二条には1日に2回程度が限度である。この能力を応用すれば自身で創り出した亜空間に敵を吸い込む事も可能で吸い込まれた敵はその空間内で一切の魔法を発動できなくなる。代わりに二条が相手の全ての魔法スキルを発動できるようになり戦闘において二条はこれらの能力を駆使して戦う。ちなみに味方を全員その空間内にいれる事も可能としておりチーム全員の力を借りた二条はかなりの強さになる。それ以外にも火属性の魔法を得意としているがこれは二条が(午属性)だからこその適正でその他の属性の魔法も使えるものの…初級魔法しか使えない。またもう一つ能力はテンカウントと呼ばれるもので…二条がダメージを受けるたびにカウントが一つずつ減っていきその度に身体能力が上昇していく。というものである。カウントが0になった時は1分間だけ全ての理りを外れた力を手にする。この時の二条は神速(光速)を超えた速度で動けあらゆる刃を通さない頑強な肉体になる。この時両手から放たれる(陽)の神気は地図の形を変えるほどの威力になる。

芹沢コースケ

属性 (利×自) (金 土 陰)

兵士養成機関通称(Belvorg)の生徒で…銃術士(ガンナー)を目指す青年。性格は少しキレやすく怒りっぽいが話すと意外に良いやつで女子生徒からの人気も高い。戦闘スタイルは自身が持つ銃に魔力や神気を込めて敵を撃ち抜く使い手で初期は力の制御が難しく…自身の本当の力をコントロールできていなかった。悩み抜いたコースケが(Belvorg)で得た(CardinalAbility)は(利息と自動追尾)でコースケが撃った球は敵に命中するまで敵を追尾し続け撃ち抜かれた敵に利息を貸し付ける。例えば…100の魔力を貸し付けたとすると相手は…5秒以内にコースケに魔力を返還しなければならない。5秒を過ぎると利息がカウントされていき…相手の(Cardinalcore)の許容量を超えた瞬間に弾け飛び相手は何か一つコースケのお願い事を聞かなければならない。その願いが(死んでくれ)でも(全裸になって校舎を一周しろ)でも(一生俺の奴隷となれ)であっても相手は必ずその願いを聞き入れなければならない。もし仮に約束事を放棄した場合は…代わりの利息分として相手のAbilityを奪い取る。奪い取られた能力はコースケに利息を返還するまで相手に戻る事はなく…その期間相手は(CardinalAbility)を発動できない。

東條音羽

属性 (音×借)(酉 金 陽)

元メリッサ王国兵士養成機関(Hræsvelgr)の主席卒業生。数年前…彼女が乗っていた宇宙船が強烈な磁場に巻き込まれた。その際(CardinalGate)が開いた影響でアビス第3惑星ヴァルソグニルに宇宙船が墜落した。音羽も一時は生死の境を彷徨ったが…何とか一命を取り留め今に至る。その後は長いリハビリ生活を経て…アビス政府の要請で…現在の職についた。オトバネのクロウと呼ばれた優れた使い手で能力なしで(Belvorg)の生徒たちを手玉に取る程である。そんな彼女の能力は通常‥人には聞こえない筈の音を伝審させて他者の耳から脳に直接メロディーを響かせる。その音を聞いた敵は音羽の下僕となり…忠実な番犬となる。集団戦闘を想定する軍隊線においてこの能力は絶大で未熟な敵兵の全てが音羽の駒となり敵陣を右往左往する。彼らは死しても尚動く死体として動き続け命令を完遂するまで決して止まらない兵隊になる。単独線においては…音速の速度でパンチを相手に食らわせる。すると見えない音の刃が敵の内蔵を傷付ける。肉体的にはノーダメージに見えても身体の内部にはかなりの損傷をきたしており普通の人間ならば即座に立つことはできない。この時内部の血には衝撃波の余波が残っておりやがてその血が弾け飛び血管を突き破り相手を死滅させる。特定の周波数の音を聞かせるだけで敵を操れる音羽は個人戦よりも団体戦を得意としており…小隊を組んだ時に最も力を発揮するタイプであると言える。また自身の脳に特定の音を聴かせる事によって身体の内側のリミッターを解除する事ができる。この時の音羽は全ての身体能力が飛躍的に上昇し神速に近づくまたもう一つの能力(souljaAbility)は自身が操った敵兵の能力を借りて自由自在に使えるというもので敵と厄介な能力者が多ければ多い程力を発揮するタイプである。

エスティア・リア・ハイヴ

属性 (創×透)(丑(水 土 陰)

兵士養成機関通称(Belvorg)の生徒で(TATSUYA)の同級生。回復魔法と防御魔法を得意としており丑属性に属している。その為土、水属性共に防御と回復に特化しており無詠唱で他者の傷を治したり土の壁や水の防御壁などを発動できる(CardinalAbility)はBlackParadiseVOXというもので…黒いキューブを空中に出現させる。CUBEは敵のあらゆる攻撃魔法を吸収し…自身の任意で好きな時に吸収した魔法を使えるというものである。またキューブはエスティアの周囲を浮遊しており…一度出現させれば手放しで移動できる。そしてリアの瞳の色が紫色の時だけCUBEが虹色に変わる。この状態の時だけリアの身体能力は飛躍的に上昇し…少し先の未来が見える様になる。またもう一つの(CardinalAbility)は…物体透過と言うもので壁などをすり抜けたり…透視したりできる。応用することで相手の物理攻撃すらもリアの身体をすり抜ける。攻撃魔法を使えないリアはこれらの能力を駆使し戦場を駆け巡る。

べオルフ・ベル・ウィザード

属性 (身×放)(酉(金 陰)

兵士養成機関通称(Belvorg)の生徒で(TATSUYA)の同級生。べオルフの家系は代々続く軍人一家で父も母も祖父も祖母も曽祖父も全員が軍人である。祖父ガゼル・ウィル・ウィザードは宇宙軍防衛局長を務めており…階級は少将である。そんな彼の能力は…自身の肉体を極限まで強化する身体強化魔法でリミットブレイクと言われている。強化したべオルフの肉体はパンチ一撃で地面に大穴があくほどで…その移動速度は音速を超える。またもう一つの(CardinalAbility)は自身に内在する神気を掌に集めて高出力のエネルギー波を飛ばす事で周囲の地形の形が変わる程の威力である。

柊ユウ

属性 (異×透)(酉(金 陰)

兵士養成機関通称(Belvorg)の生徒の一人で平行世界に存在していたもう一人の柊。数年前に記憶を全て喪失し宇宙を彷徨っていた所を学園長に保護され現在に至る。その為幼少期の記憶は存在せず自分が何者かもわからない。平行世界の柊はガンナー(銃術士)を目指しており…校内1の早撃ちの名手である。彼女の戦闘スタイルは透明になり見えない所から敵を狙撃するというもので…この能力を駆使し仲間の危機を何度も救っている。また柊の銃で心臓を撃ち抜かれた敵は心を打ち砕かれて7日間消えない悪夢を見せ続けられる。?マークの書かれた弾を錬成する事も可能でこの銃で撃たれた敵は様々な状態異常を引き起こす。但し、どういう効能が出るかは相手に弾が当たってからでないとわからない。

植草中将(理事長)
(Hræsvelgr)第8学校の専任理事で階級は中将。このメリッサ第3宇宙防衛科では理事の下に校長と副校長が存在している。基本的に理事は「学校経営の最高責任者のこと」を意味し校長は「学校運営における最高責任者のこと」を指している。植草の他にもう一人の中将が存在しその人物が校長職を務めている。宇宙防衛科では1~9までの学校の上に軍隊が存在し…(Hræsvelgr)はいわゆる兵士養成機関であるが…位置付け的に私立である。その為理事長と校長が存在し校長は学校の運営を任され、学校経営の方針を決めて、それをもとに運営に関する指示をするのが理事長となっている。植草は理事であると同時に空軍中将でもある為度々軍部に顔を出している。その際の議題は(Hræsvelgr)に関する事柄である事が多く。基本的には戦闘に直接関わる事はないポジションである。また有事の際には理事自らが陣頭指揮に立つこともあり…惑星メヒアに宇宙から飛来してきたエイリアン殲滅作戦においてはその手腕を見事にふるった。


※学長=理事長、総長=校長で1番偉いのは理事長です。 ちなみに、理事長は学校を経営面で管理するトップ。 学長、校長、総長は、学校を教育組織を管理するトップになります。

山本大佐
(操×創)(子 水 陽)

(Hræsvelgr)第8学校の上級士官。空間操作魔法のスペシャリストで惑星メヒアにおいてはTATSUYAに空間魔法のイロハを叩き込んだ存在。空間操作魔法でできる事は大きく5つある。1つ目は空間を切り裂く事。2つ目は異空間を作る事。そして3つ目が空間を捻じ曲げて移動し。4つ目は武器やアイテムを異空間に収容する事そして最後が平行世界へ移動する事だ。達也自身この能力を使い様々な武具を空間に収容しており場合によって使い分ける。山本は何でも出来るオールラウンダータイプであらゆる武具を使いこなし達也同様様々な武具を異空間に収納している。中でも狙撃と剣術に特化していてもう一つの(CardinalAbility)はドッペルゲンガーを創り出す事。但し、創るのは平行世界にいる自身や他人のドッペルゲンガーである。平行世界にいる山本はこちらの世界の山本とは違い全く異なる能力を有している。それは他の人間にも言える事で山本はこの能力でバーサーカータイプのドッペルゲンガーさえも創り出せる。時と場合と相手に応じて生成するドッペルゲンガーを変えつつ空間操作と併用して銃剣術で相手を仕留める。それが山本の戦闘スタイルである。

大倉少佐
属性(点✕記)(午 火 陽)

(Hræsvelgr)第8学校の上級士官。惑星メヒアにおいてコースケたちに戦闘のイロハを教える銃剣術のスペシャリスト。気さくな関西弁を話す男で部下や生徒からも慕われている。(CardinalAbility)の件について悩んでいたコースケにアドバイスした存在であり狙撃の師匠でもある。大倉自身この職につく前は…ガンナー(銃術士)として戦場を股にかけ各地の紛争を沈めてきた。そんな彼のAbilityは狙撃した敵の記憶から情報を抜き取り自身の脳に蓄積する力と敵に見えない銃弾を撃ち込み敵の点欠を強制的に閉じさせて魔力や神気を練れなくさせる能力で解除方法は大倉の身体に触れて「解除」と相手が叫ばなければならない。ただ狙撃手である大倉相手に身体に直接触れてこれを言うのは至難の技で大抵の敵は大倉を探してる最中に他の者にやられるか?大倉自身によって狙撃される。またガンナーの基本的な技としては魔力や神気をこめて銃から放出するというものがあるがこちらは銃術士を志す者なら誰でも使える技である。大倉はこの基本をさらに高めて高出力のエネルギー波を放つ事も可能としておりこの時の威力は大都市が消滅する程である。

トワ・レイヴン

属性(人×異)(辰 水 土 陽)

(Hræsvelgr)第8学校の生徒で特待生。レイヴン姉妹の姉で銃術士を目指している。コースケ同様魔法射撃の訓練上によくいるが…コースケとは全く違ったタイプである。一発を狙いに行くコースケに対してトワは速射を得意としており…マシンガンのように魔力や神気を放出する事ができる。Abilityはリーザと言われる巨大な人形を創り出して相手を攻撃したり攻撃を防いだりする能力で基本的にトワが命令しなくても全自動で動く。リーザは自身の身体に触れている生物や物体を透明にする能力がありトワはリーザの目の中に潜んでおりそこから射撃を行う。またもう一つの能力は撃った敵に状態異常を齎すという能力で呪いに近い性質を備えている。麻痺や猛毒を初め相手に幻覚を見せたりし…どういう異常が出るのかはわからない。トワはこの2つの能力を駆使し戦闘を優位に進めていくのである。

ワカ・レイヴン

属性(人×操)(酉 金 陰)

(Hræsvelgr)第8学校の生徒で特待生。レイヴン姉妹の妹で剣闘士(ブレイザー)を目指している。体術に絶対の自信を持っており…組み手でワカに敵う生徒は(Hræsvelgr)にはいない。べオルフとは良い組手相手でよく体術上で戦っており…また達也とも行動を共にする事が多く…森の中での実線訓練では即席チームを組んで相手チームを翻弄した。能力はベアードというクマのぬいぐるみ型の人形を創り出し遠隔操作で動かすというもので…この能力を駆使し敵チーム周辺の情報を探ったりする。またベアードは自由自在に姿形を変化できて潜入にはもってこいのAbilityである。もう一つのAbilityは金魔法で創り出した武具に魔力を込める事で自由自在にリーチを伸ばしたり…武具を見えなくする事ができ…斬った相手の傷口から小さな魔法虫を体内に流しこむという能力で…魔法虫が体内に侵入すると…即座に脳に達しワカの意のままに動く操り人形となる。しかも魔法虫は乗っ取った人間の潜在能力を引き出してリミッターを無理やりこじ開ける。操り人形となった者たちの能力はベアードと共有されておりベアードも彼らのCardinalAbilityを自在に使えるようになる。というものであり、ワカはこれらの能力を駆使し戦闘を優位に進めていくのである。

わかゔぁ
(四×召)(丑 水 土 陰)

(Hræsvelgr)第8学校の生徒の一人。金髪にニット帽姿という変わったスタンスを貫いており…能力(CardinalAbility)は具現化したニット帽の中を四次元ポケットのような状態にして様々な物をいれるというもので通常四次元ポケットの中にドアなどのでかい物質を入れるとバキバキになるのだが…わかゔぁのニット帽には大きな物を収納する際‥物質の構成を作り変える力が存在し仮に大きなドアを入れてもそのドアの材質を出し入れする瞬間だけペラペラな布のような状態にする作用が存在し…例えて言うならば何を入れても出し入れする瞬間は衣服を四次元に収納するような理屈である。わかゔぁはこの能力を使いニット帽の中に様々なアイテムや武器を隠し持っており…何をしてくるかわからない相手である。また…もう一つ(CardinalAbility)3体の幻獣を召喚する能力で…NOAHの使徒とわかゔぁは呼んでいる。第1使徒は口から何もかも吸い込む幻獣でその口は小さなブラックホールのようなものである。第2使徒はかわいい女の幻獣で任意でわかゔぁと精神を入れ替える事ができる。敵チームに潜入する際や女子風呂に入る際などにわかゔぁがよく使用している。第3使徒は普段からわかゔぁの影に居て常に警護しており影を自在に操り影の中さえも移動できる幻獣である。また属性は丑属性で防御系の魔法(水魔法に陰の気を込めたバリア等)を得意としている。一方攻撃魔法は苦手な傾向があるがその問題をAbilityが解決している。

エリー・フォン・シャーロッテ
(平行世界のエリー)
属性(光×人)(未(火 土 陰))

平行世界に存在したもう一人のエリーで…こちらのシャーロッテも柊同様全ての記憶を喪失している。数年前(CardinalGate)が開いた影響で惑星全土を強烈な磁場が襲った。その影響で時空迷走者と言われる(CardinalChildren)が多数出現する事態となった。彼女らは全ての記憶を喪失しており…元の世界に帰ろうにも自分が何者であるかがわからない為帰る事もできないままこの世界に存在している。柊のように全ての過去と見切りを付けこちらの世界で生き抜こうと決めた者もいるが…シャーロッテのように自身の記憶を取り戻す為に日々努力をしている者もいる。(CardinalAbility)の属性は光と人となっており、光属性魔法に加え…シャーロックとワトソン言われる人形を創り出し意のままに操る事ができる。シャーロックは対象の人物の心を見透かす事が可能でその瞳で見詰められた人間は全ての心を丸裸にされる。またフクロウのような姿になる事も可能でこの能力を駆使し様々な情報を得ている。目的は主にエリーの記憶の手掛かりを見付ける為で…戦闘用の人形ではない。ワトソンは様々な傷を治癒する能力と死者の身体に触れる事で断片的な情報を得られる能力を有しており、エリーの記憶を探す上でも重要なキーパーソンとなり得る存在である。

(惑星エルステアの関係者)

スフィリア・エル・ファイフベルク
属性(??)(辰 水 土)

アビス第3小惑星ヴァルソグニルの王族。東条音羽を(Belvorg)に招き入れた超本人であり…スフィリア自身も高位の魔道士である。また他の惑星群より来たシャーロッテやサラ・ヴァレンタインとも連携を取り彼女等が何故ここまで来たのか?の事情を知る数少ない人物。スフィリアは大まかな事情を聞き兄のハルトと共に彼女たちの旅に同行する事を決意する。

ハルト・レル・ファイフベルク
(雷×磁)(申 金 陽 ) 

スフィリアの兄でヴァルソグニルの王族。雷属性を得意としており大剣を使って敵を倒していく。また磁力の力を使い…自由自在に大剣を操作し…神気を解放すると一定期間全ての身体能力が大幅に上がり…雷帝となれる。この姿の時は自身の身に雷のオーラを纏わせておくことで…傷を自動で回復できる。これはハルト自身の身体が電化製品のバッテリーのようなもので電気をその身に浴びて充電する事で傷を癒やしているのである。度々アンナと組まされる事が多くアンナの師匠でもある。

エリー・フォン・シャーロッテ
属性(光×龍)(未(火 土 陰))

エルステア王国第1皇女にして…龍の巫女の一人。世界に数人しかいないと言われる光属性の魔法を操れる稀な存在。龍の巫女とはエルステア王国の神(ドラグニル)の力の一端を受け継ぐとされる存在でその身に神の力を宿しているとされている。性格はプライドの高いお嬢様という感じで…負けず嫌い。ただ計算高い一面も備えておりその言動から全てを予測するのは至難の技である。その為…彼女の護衛をしているリゼルやレンは苦労が絶えない。度々レンとは口論になるが…サラと妹のアンナが間に入り争いを鎮めている。

柊ゆう(ヒイラギユウ)
属性(水)猪(陽))

エルステア王室直属近衛兵団の団員。アンナのお目付役で彼女の護衛を担当している。性格は生真面目で時間には厳しい方である。ただ…勉学の方は苦手でアンナに良いように使われている。また魔法の適正はあるものの…高度な魔法は使えない。その代わり女性とは思えない程の身体能力を備えており…並の兵士では彼女の足元にすら及ばない。

(惑星デイモン関係者)

錦総統 (デーモン族)

惑星デイモンの帝王で3大悪魔の一人。普段は人の様な姿をした初老の男だが…キレるとその姿を変異させ悪魔の姿へと変わる。元々この惑星デイモンは皇帝ルシファーに統治されていたが数万年前の戦いで彼を含めた3人の悪魔が死ぬと…代わりに頭角をあらわしてきたのがデーモン族である。総統(錦)は初代から数えて11代目で彼が総統の地位についてからした事と言えば(NishikiPerk)を創り上げハーレム庭園を築き上げただけである。基本的に錦以外の男悪魔はPARKに入室を許されず…緊急時以外如何なる男悪魔もそこに入ってはならない。NishikiPerkには地獄から呼び寄せた様々な世界の悪魔や妖怪が滞在しており…本来はいないはずの雪女や猫娘等もいる。PARKの中は外とは違い近代的な建物が立ち並び…多種多様な店が存在し夜になるとネオンがパークを照らし鮮やかな光を灯す。しかしそれらPARKの運営にかかる費用の全てがゴブリンの過酷な労働により成り立っており…錦が普段サキュバス嬢や雪女たちにプレゼントしている宝石類や貴金属は全てゴブリンが採掘して…ゴブ貴金属加工施設で創り上げた物である。またゴブリンを始めた全ての国民の給与から錦に対して税と称して50%の報酬が分配されており…錦は500万を超える悪魔たちの報酬の約半分をみかじめている。その為彼の懐には国中の者たちの金が集まり総統の邸宅は惑星デイモン随一の豪邸である。だが、そうした贅沢な環境設備が整っているのはデイモンの首都(デーモン市)だけでそれ以外の所はほぼ手つかずの無法地帯である。その為ゴブ強制労働所のある従業員専用の住居などは石の壁で作られた窓ガラス一つさえない環境でもちろんトイレも風呂も存在しない。あるのは机と椅子と石で作られた寝苦しそうなベッドのみで…古代遺跡レベルの建物が広大な地域に無数に広がるだけである。周囲500km以内に店はなく自販機も存在しないエリアでゴブリンたちは労働を強いられ…逆らおうものなら即刻処刑され2度と目を開く事はない。食事は昼に一度配布されるのみで基本的に自給自足である。その為同族同士の殺し合いや食の奪い合いが絶えず必然的に強いゴブリンのみが生き残っている。

(ゴブリン族)

ゴブ中居 (ゴブリン族)

ゴブ強制労働所で働くゴブリン。基本的にこの施設で働くゴブリンは何らかの罪を犯し強制労働をさせられている。ちなみに彼が犯した罪はNishikiPerkに足を踏み入れサキュバス嬢と目線を合わせ挨拶をかわした事である。Perkの上空にはビックアイフライと呼ばれる悪魔たちが浮遊しており常にPerk内を監視している。ゴブ中居は足を踏み入れて10分程で警報音が鳴り響き…(Death Police)に取り押さえられた。取調室に来た中居を錦が出迎え…激しい罵声と共に…殴る蹴るの暴行にあい瀕死の重傷を負った。その後は(空中監獄アルカトラズ)に収監され服役しながら怪我の治療をされる。怪我が治ると今度はゴブ強制労働所に送られ…ガーゴイル監視の元で朝から夜中まで労働を従事させられ終ると…ガーゴイルに連れられてゴブ専用の独居房に放り込まれる。模範囚になると独居房を出る事が許されてゴブリン族が住む居住エリアで住む事を許されるがゴブ中居の罪は重く…今後300年はこの暮らしをさせられると言う。

ゴブヘイ

中居の事をゴブ氏と呼ぶぽっちゃり体型のゴブリン。ゴブヘイが捕まった理由はNishikiPerk入口周辺に住居があるサキュバス嬢を毎日いやらしい目つきで見ていた。というものでいつもの様に物陰からサキュバス嬢たちを見ていた所を…(Death Police)に発見され職務質問を受けた。その際…挙動が怪しいという理由で署まで連れて行かれた。観念したゴブヘイは洗いざらいぶちまけ自身の欲望を満たしかったと自供した。この発言を受けて本部長赤坂はゴブヘイを逮捕した。その後は空中監獄アルカトラズに収監されそこで中居と出会う。以後は意気投合し現在に至る。

ゴブ田島

20年程前にゴブヘイ同様の罪で捕まり服役中の囚人。当時田島に下された判決は懲役450年執行猶予180年というものであった。その後田島は模範囚として活動し懲役刑を25年程免除され現在に至る。というのも田島が採掘した希少な宝石の原石をサキュバス嬢がいたく気に入りそのプレゼントをきっかけに錦とサキュバス嬢の仲は急速に深まり一夜をあかした。その件を高く評価した錦は田島を模範囚として認め…懲役刑を減らしたのである。このゴブ強制労働所ではこうした事がよくあり…模範囚の中には見事出所したものまでいる。その為囚人たちは採掘作業に力を入れるようなった。

ゴブ原

ゴブ強制労働所の古株。250年程前からここにおり…アルカトラズ内部の事を知り尽くしている。中居が最初に見付けた仲間であり脱獄の鍵を握る重要人物である。ゴブ原のリーダーシップで数多くのゴブリンがまとまり…現場はいつも活気に満ちている。ちなみにアルカトラズ内部のゴブリンたちは食事を賭けて毎日リングで試合をしておりその様子がいつも中継に映されている。勝ったゴブリンが焼きそばパンを獲得し負けたゴブリンは土埃だらけのじゃがいもを渡される。その為敗者は自身の独房で生のままのじゃがいもにかじり付き休息をとる。

ゴブリザ

空中監獄アルカトラズの死刑囚。彼が犯した罪はNishikiPerkに在中するサキュバス嬢と一夜を共にした。というものである。…事件の概要は数年前NishikiPerk入口周辺にて欲望の赴くままにサキュバス嬢を物陰に連れ込み激しく唇を奪う。犯されたサキュバス嬢はゴブリザの屈強な肉体の虜となり…そのまま自身の住居にゴブリザを招きいれる。その日の夜はとても激しく…初老の男しか相手にしてこなかったサキュバス嬢は乱れ狂うように腰を振った。が2人が部屋に入る所を目撃したという証言を聞きつけた(Death Police)が部屋に突入しゴブリザを取り押さえた。その事を赤坂から聞かされた錦は激高し怒鳴りつけゴブリザは顔の原型が変わる程ボコボコにされた。その後は空中監獄アルカトラズに収監されそこでゴブ田島らと出会った。

(メリッサ第3宇宙警察関係者)

東山警視正(艦長)

メリッサ第3宇宙警察。第8母艦の艦長。宇宙を又にかけ様々な犯罪者を取り締まる宇宙船の艦長で宇宙警察内で4番目の地位である警視正も兼務している。数年前(CardinalGate)が開いた影響を受けAbyss…Earth…Elstair…Rezeldの4つの宇宙権の調査を担当している。調査の中で東山は惑星デイモンを見付け惨状を目の当たりにする。東山は性格上例え他種族であれ虐げられている者たちを放ってはおけない性格をしており…惑星デイモンに住むゴブリンたちを過酷な労働から助ける為に立ち上がる事を決意する。だが、それをよしとしないのが惑星デイモンの長(総統(錦)である。東山率いる艦隊を蹴散らし惑星に不時着させない為に宇宙空間にエイリアンを放ち東山を倒そうと画策する。東山たち宇宙警察はゴブリンを救うべく…エイリアンたちと激しい激闘を繰り広げていくのである。


ミハエル・リル・ハーネット
(Mephisto隊長)属性 (再×闇)(午 火 陽)

メリッサ第3宇宙警察。第8母艦特殊精鋭部隊(Mephisto)の隊長。東山警視正率いる艦隊の中でも選りすぐられた精鋭が所属しておりメリッサ中から集められたエリート集団である。飛び抜けた実力を保持しており…宇宙空間においては(リゼスタ)と言われるユニットに乗り戦う。総統(錦)率いるエイリアンを何体も討伐し…幾度も母艦を救う事になる英雄の内の一人である。そんな彼を止める為に立ち上がったのがジルドレ率いる(Death Police)で人間の姿に自身を変えて東山たちの母艦に乗り込み宇宙船内部から敵を始末しようとする。部下の櫻井が倒されかけたその時ハーネットが割って入りジルドレを吹き飛ばす。激昂したジルドレは本性を現し怪物の姿へと変異してミハエルに襲いかかる。ミハエルはそんなジルドレにも屈する事はなく立ち向かい隊員たちと協力して何とかジルドレを宇宙空間に追い出す事に成功して窮地を脱するのである。

モナリオ・エヴァ・プラント
(Mephisto副長)属性 (瞳×操)(酉 金 土 陽)

メリッサ第3宇宙警察。第8母艦特殊精鋭部隊(Mephisto)の副長。東山警視正率いる艦隊の中でも選りすぐられた精鋭が所属しておりメリッサ中から集められたエリート集団の1人。エヴァは銃剣術のエキスパートで肉弾戦においてかなりの実力者である。(CardinalAbility)は敵の嘘を見破る能力であり瞳力を使った能力である為それに付随して‥数秒先の敵の動きを感知できる。また動体視力が異様に良くなり…常人なら見えない攻撃も全て止まったように見えるのが特徴でエヴァはこの力で赤坂の正体を見抜いたのである。また物体創生操作という能力も保有しており‥様々な物質をあらゆる所から生み出し操作できる。この力で無数のナイフを何もない所から出現させて攻撃したり…ただの壁から鎖を生み出し敵を捕縛したりもできる。また対悪魔専用の武器を創り出す事も可能で…エヴァの創った銃は悪魔にはかなりの猛毒になり下級悪魔なら一発で死ぬ程である。

高咲カズハ(Mephisto隊員)
属性 (透×眷)(酉 金 土 陽)

メリッサ第3宇宙警察。第8母艦特殊精鋭部隊(Mephisto)の隊員。東山警視正率いる艦隊の中でも選りすぐられた精鋭が所属しておりメリッサ中から集められたエリート集団の1人。高咲は一流の銃術士(ガンナー)で宇宙戦闘においてはミハエルと共に(リゼスタ)に乗り込んで戦っている。高咲の乗る機体は重火器が多く装備されており幾度も味方の危機を救った英傑の一人である。惑星デイモンに降りてからは後方支援に周り…見えない位置から対悪魔専用の武器で悪魔たちを狙撃し力を削ぐ事に成功した。また(CardinalAbility)は透明化と眷属化でこの2つの能力を駆使し敵を狙撃する。まず対悪魔専用の弾で撃ち抜かれた下級悪魔はすぐさま消滅し…それ以外の方法で狙撃された下級悪魔は高咲の眷族となり命令通りに動く様になる。一度眷属となった悪魔と高咲の目は共有する事が可能でこれにより高咲は数万km離れた位置から敵を狙撃する事を可能としている。万一位置がバレてもすぐさま移動すればまず特定される事はない。

七宮圭人(Mephisto隊員)
属性(剥×人)(辰 水 土)

メリッサ第3宇宙警察。第8母艦特殊精鋭部隊(Mephisto)の隊員。高咲とバディを組んで動く事が多く…七宮はブレイザー(剣闘士)である。高咲率いる部隊が後衛で掩護しつつ七宮が小隊を率いて敵を殲滅する。対悪魔専用の刀を使用しており…斬られた下級悪魔は一瞬で消滅する(CardinalAbility)は斬った相手の力を剥ぎ取りその一部を自身のモノにできる。というもので仮に吸血鬼を斬った場合は一定期間超回復能力を得てビッグアイフライを斬るとその目を他のビッグアイフライとリンクさせる事ができるようになる。但しいずれの能力ももって1時間が限界であり…時間に制限がある。またもう一つの(CardinalAbility)はクレイジージャーニーという人形を作り出す能力でその間七宮の身体能力が飛躍的に上昇し自動的にクレイジージャーニーが敵の攻撃を防いでくれたり…手から高出力のエネルギー波を放ち攻撃してくれたりする。もちろん通常の物理攻撃も可能であり七宮の意思とは関係なく動いて敵を殲滅する。七宮はこれらの能力を駆使して戦い味方の危機を幾度となく救った英傑の一人である。

佐藤アツヒロ (医×人)(戌 金 土 陽)

(MSF)特殊医療チーム(Red cross)の隊長。彼等の役目は戦場における負傷者の救護と応急手当であり…零号機と壱号機は重症の者をみて弐号機以降は軽傷者を見る。四宮の(CardinalAbility)はジャッカル・クロウという気で創り出した医師を具現化する能力で…ジャッカルがオペを担当する時は佐藤と息のあった動きでオペをする。ジャッカルの凄い所は刃物を使わずに患者の身体の内部に触れられる点で…手で触れただけでどこに異常があるのかがわかる。またメスの速度も手術の腕もピカイチであり…瀕死の重症を負ってる者でさえ15分程で治療し全ての異常を取り除ける。彼等の手にかかったものは傷を負う前よりも強くなり…前よりも身体が頑強になる。またもう一つの(CardinalAbility)は患者の肉体を切らずに切開できる漆黒のメスを創り出す能力でこのメスで切られた患者は身体に外傷をつける事なく身体を切開され…オペ終了後はその身体がキズ跡一つなく元通りなる。普通のメスでした場合は縫合して縫う必要性が出てくるが…佐藤はそういった労力を必要としない。


篠宮蓮斗(CIC×副操舵士)

メリッサ第3宇宙警察。第8母艦の乗組員。艦長である東山と共に宇宙船の操舵に関わる業務をこなしていて主に情報処理(CIC)を担当している。敵機のデータを解析して敵機のミサイル等の命中予測ポイントを算出したり未知の生物が来た時はいくつかの攻撃パターンの内から最も効果的な戦略を練るのも中丸の仕事の一つで中丸はそれと並行して副操舵士業務も担当し敵機が攻撃してきた時に回避行動などを行っている。宇宙警察第8母艦(Yiddish)のブリッジ内にはCICと操舵を同時に行える設備が搭載されており緊急時に限り中丸が代役で操舵を行う。またCICには、戦術情報処理装置や戦術データ・リンクをはじめとする各種のC4Iシステムが装備されている。これらはオペレータとともにマン・マシン・システムを形成して、戦闘中の情報処理を一括して担いレーダーやソナー等の役割もこなしている。



※C4Iシステムは、大きく分けて、作戦指揮(OPS)系列と、情報資料(INTEL)系列の2系列に分けられる。

(1)作戦指揮系(OPS)
上級または下級指揮官の意図、そして、敵に関する連続的な情報(レーダー探知情報など)の伝達を担当し、共通作戦状況図(COP)ないし共通戦術状況図(CTP)を生成する。民間の情報処理システムにおける基幹系システムに相当する。

(2)情報資料系(INTEL)
敵に関するすべての情報報告を総合することによって導出される敵の可能行動について扱い、共通インテリジェンス状況図(CIP)を生成する。民間の情報処理システムにおける情報系システムに相当する。


※(CardinalAbility)で選択できる属性は原則2つまで。それ以上の属性を付与する場合は自身に制約を定めなければならない。

※また基本の12属性はその人物がもつ生まれながらの系統でこちらに制限はない。午属性であれば火属性の魔法を極める事ができるがそれ以外の属性魔法は初級魔法程度しか発動できない。

追記予定のキャラクター原案

黒咲仁(JIN)
(創×煙)(午 火 陽)

惑星メヒア第8プラント(JOKER)の団員。JOKERとはいわゆるそうじ屋で依頼とあらばどんな奴でも始末するのが彼らの役目である。惑星メヒアにエイリアンが飛来した際は…軍の依頼を受けて殲滅するのに協力した。(CardinalAbility)はJOKERと呼ばれるピエロにも死神にも似た不思議な人形を創り出す力でできる事の幅は大きい。基本的にJINの意思とは関係なく動き敵を攻撃するが命令には忠実である。また仮面の表情が変わる度に武器と姿を変異させていく。例えば歓びに満ちた表情をしている時は死神の鎌のような物を携えており…通常攻撃は肉体にダメージを及ぼすが能力で創り出した武器の為敵の身体は切断できない。代わりに刳られたような跡が敵の魂につき相手を吹き飛ばす。この時徐々に魂に打痕が残っていきある一定地まで魂にダメージが蓄積すると大鎌が光る。この状態の大鎌で斬られた敵は魂に直接関与され一定期間意識を失い悪夢を見る。だが肉体的なダメージは存在せず精神的なものである。次に怒りに満ちた表情の時は屈強な肉体をした大男になり敵を攻撃する。この時の破壊力は絶大でありパンチ一発で巨大なクレーターが地面にできる程である。次に無表情でいる時は第三者に変身する事を可能としており…何処かに潜入して調査をする時に用いる。もう一つのAbilityスキルはタバコの煙から13体の人形を創り出す能力でこちらは単純な動きしか出来ずに攻撃されれば…煙のようにフワッと消えてまた別の所から現れる。この時敵の体内に猛毒性の煙を吸わせて意識を徐々に刈り取っていく。が普通の人間なら少量の煙を吸っただけで数秒で動けなくなる。またJIN自身は刀をもって戦い…赤い炎と黒い炎を操りながら敵と戦う。JINの放つ黒い炎は敵を倒すまで決して消える事はなくまたタバコには炎で火を付けていき煙が出続ける限り13体の人形も消える事はない。

「E世界線(エルステア編)」の登場人物

サラ・ヴァレンタイン
(剣聖)サラ・ヴァレンタイン)
属性(時×記)(戌(金 土 陽))

惑星エルステア王室直属近衛兵団隊長。(時の剣聖)の異名を持ちエルステアでも群を抜いた戦闘力を誇る。(CardinalAbility)を使いこなし時属性の魔法を極めた存在。彼女の前ではあらゆる物体が止まり…別名(時間の支配者)とも言われている。また(KronosObliger)という能力を発動する事で一定期間(時の神)の力をその身に宿し…全ての能力が飛躍的に上昇する。この時のサラの前ではあらゆる物体が止まったように見え…普通に歩いたつもりでも…敵からみると瞬間移動してるかのように見える。斬られた敵は数秒間という時間の中で数万回と言う死を味わい続け…やがて絶命する。ただし…この能力を発動した反動で…数日間あらゆる魔法を発動できなくなる。

アンナ・ミア・シャーロッテ
属性(雷×龍)(辰(水 土 陽))

エルステア王国第三皇女。姉のシャーロッテについて回り…惑星ソラリスまでついて来た。彼女たちの旅の目的は復活を遂げようとしているベルゼビュートとアスタロトを封印する事であり…その為に宇宙各地を周り…(Cardinalcrystal)と言われる魔石を探している。(crystalzone)に存在する双子惑星は3000年周期で共鳴しあい…その波動でzone周辺の力が急激に弱まり一時的に封印が解ける。それを阻止する為には為には(Cardinalcrystal)と言われる7つの魔石をZONE外側を周回する7つの惑星の石版に嵌め込まなければならないのである。またアンナの身体には姉シャーロッテ同様…神の力の一端をその身に宿しており惑星メルドにおいてはその力を覚醒させ…デーモン族を壊滅させた。

一条ナギサ
属性(創×煙)(子 水 陽)

エルステア王室直属近衛兵団の団員。剣聖サラ・ヴァレンタインの右腕で…別名(時の番人)と呼ばれている。彼女の(CurtainAbility)BOXJOKERは発動するとJOKERが出現し数秒後に形状がランダムで変化する。武器の番号事に属性と使える能力が異なり0~13まで存在する。例えば1であれば時属性。2であれば光属性と言った具合に…どの数字の武器が出てくるはわからないが…その武器を持ってる間だけナギサは武器と同じ属性の魔法を使用する事が出来るようになる。また出てくる武器の形状も数字によって異なり…武器出現中ナギサの身体能力が飛躍的に上昇し(零)という数字が出現した時は任意で好きな数字の武器を一つ選べ武器にある一定の魔力が溜まると高出力のエネルギー波を放つ事も可能でこの時の衝撃は山一つが消し炭になる程である。もう一つの能力は自身の肉体を数秒間…煙の様にする事ができるというもので…躱しきれない攻撃が来た時に使う緊急回避手段である。


マリ・ルウラン・シャーロック

シャーロックエルステアの異名を持つ西方の魔女。別名「月読の魔女」(CardinalAbility)で彼女が具現化した能力は(法の番人)。彼女が創り出す異空間においてマリの言葉は絶対。もし相手が規則に違反した場合は地獄の業火でその身を焼かれ…戒めの印を刻まれる。印を刻まれた者は彼女の下僕となり…死せる操り人形となる。西方の魔女が住む森は深い霧に覆われており正式な手順を踏まずして彼女のテリトリーから出る事はできない。手順を間違えたり破ったりすれば…いかなる防御魔法を発動させようとも問答無用でその身を焼かれ死に至る。生きてその森を出る方法はたった一つ。それは彼女に対価を捧げる事だけである。

ジルドレ (オーガ族)

(Death Police)デーモン支部の実質的トップで総統の忠実なる下僕。デーモン市で起こる犯罪の全てを取り締まっており…様々な犯罪者を捕まえている。聞こえは良いが基本的に総統の私設軍で…総統の気に食わない者を捕縛するのが彼らの役目である。ジルドレ自身大麻や覚醒剤といった薬物を使用しているものの総統はその件は罪には該当しないと豪語している。この惑星における法律の全てはこの錦が取り決め俺が良いと言ったら良いのだ。と言う。ジルドレは錦のその言葉に感銘を受け以後忠実なる下僕として彼の手足となり現在に至る。また種族はオーガで…普段は人に角を生やしただけの姿だが…怒ると凶暴な怪物に変異して敵を蹴散らしオーガ族の中でも群を抜いた実力者である。

オルフェ(鬼族) (Belfast隊長)

(Death Police)特殊精鋭部隊(Belfast)の隊長。数年前とある科学者が鬼族最強と謳われた鬼神(豪鬼)のクローン体を作る事に成功した。初めは失敗続きであったがとある一人の人間の魂を入れた事で成功に至る。というのも豪鬼のクローンの全てが凶暴な性格になり過ぎて制御が利かなかった。そこで科学者は人間の魂を入れて代用する事を思いついた。この魂は元々は人間界に存在する一人の人間の者であったが地獄で彷徨っていた所を錦の部下が採取して実験は成功を収めた。実はジルドレや錦も元々はその科学者が生み出した著名な悪魔のクローン体であり…彼らの寿命はオリジナルと比べて極端に短い。それでも元々は永劫に近い時を生きる事が可能な悪魔のクローンの為短くなっても最低数百年は生命活動を維持する事を可能としている。

鬼夜叉丸 (オーガ族)(陸軍大佐)

惑星デイモン。陸軍大佐。豪鬼同様Dr.Xにより一人の人間の魂がその身に宿された存在。種族はオーガ族で…頭に角が生えているだけで普段はほぼほぼ人に近い姿形をしている。腰に刀を携えており…怒ると目の色が少し変わる。ジルドレとは兄弟種のオーガで同じオーガを元に創られたクローン体である。だが、引き継いだ特性は異なる。ジルドレがパワーなら鬼夜叉丸はスピードタイプでその速さを真骨頂としている。スピードタイプのオーガの多くはジルドレのように変異できない。その代わり瞳の色が少し変わり身体能力を上昇させこの時だけを念瞳力と言われる力を発現させる。念瞳力とは一種の超能力のような力で邪視と念力を合わせ持った力である。この時‥目で見詰めただけで自分より弱い者の動きを封じる事ができ…宙に浮いたり様々な物体を飛ばして攻撃する事ができるというものでパワーで劣るオーガ種が編み出した異能の力である。

カミュー少尉(オーガ族)

ジルドレの部下で陸軍少尉の男。名をカミューと言いオーガ精鋭部隊の隊員で…小隊を率いている。ケイドも同様にクローン体であるがこちらは研究初期の懐柔しやすいオーガを元にして創られた存在でジルドレや鬼夜叉丸と比べて戦闘力は格段に落ちる。度々ゴブリン街に出掛けては民家に押し入り金目の物をかっさらって行く。そうした強行がまかりとおるのは惑星デイモンが弱肉強食の世界だからであり…田口に拾われるまでは盗賊団の首領を務めていた。こうしたカミューのデータを元にして鬼夜叉やジルドレを生み出したのである。

ヴァン・フォーレ・ゼイン(吸血鬼)

(Death Police)特殊精鋭部隊(Belfast)の隊員で(血の伯爵)の異名を持つ吸血鬼である。その為コウモリになったり霧にまぎれて姿を消したりするのはお手の物で元々持つ超回復能力や眷属化を合わせると非常に厄介な相手である。また彼の指揮するチームの全員が吸血鬼で人間に近い見た目を利用し潜入しスパイとして潜り込む事を可能としている。彼らはこれらの能力を駆使し(Mephisto)の隊員たちを次々と眷属としていき大いに東山を苦しめていく存在である。

謎の科学者(Dr.X)

人間の魂を自身の生み出したクローン体に入れた人物でこの惑星デイモンの真の支配者。彼の生み出したクローンは彼の命令にだけは忠実に動く様に魂を改ざんされており…普段は惑星Devil Navaに住んでいる。魔球圏第3領域に存在するその惑星は…多種多様な魔族や悪魔の巣窟であり…地獄へ通ずる門が存在するとされている惑星である。本来ならば地獄は魔球圏中心部のCardinal zoneに存在しており立ち入れないがXはとある検体をzone中心部に投下する事でDevil Navaと地獄をつなぐ事に成功した。これにより(Lucifer)(Beelzebub)(Astaroth)の3人の悪魔の魂を地獄から救い出す事には成功したものの肝心の肉体は数万年前に朽ち果てており復活する事ができなかった。本来ならばそうした悪魔の肉体は長い年月をかけて蘇るのだが…再生に必要なCOREを神々が別の所へ封印した為に復活出来ずにいた。しかしCardinalGateが開いたことで事態が好転する。Xは失われた三帝の肉体を取り戻すべく錦を使いGATEの調査をし(Lucifer)(Beelzebub)(Astaroth)の肉体を探しているのである。

(追記予定キャラ)の各々の装備

サラ・ヴァレンタイン
(剣聖)サラ・ヴァレンタイン)
初級~上級までの魔法を取得可能

属性(時)(戌(金 土 陽))レベル1
(ステータス案(1))
HP(A)2150(MP)1320(B)
攻撃 (732)(B)   
防御 (632)(B)
素早さ(736)(B)
知力 (675)(B)
魅力 (1250)(A)
運 (383)(C)テクニック(C)

属性(時)(戌(金 土 陽))レベル1
(ステータス案(2))
HP(A)2150(MP)1320(B)
攻撃 (732)(B)   
防御 (632)(B)
素早さ(995)(A)
知力 (675)(B)
運 (383)(C)テクニック(B)

惑星エルステア王室直属近衛兵団隊長。(時の剣聖)の異名を持ちエルステアでも群を抜いた戦闘力を誇る。(CardinalAbility)を使いこなし時属性の魔法を極めた存在。彼女の前ではあらゆる物体が止まり…別名(時間の支配者)とも言われている。また(KronosObliger)という能力を発動する事で一定期間(時の神)の力をその身に宿し…全ての能力が飛躍的に上昇する。この時のサラの前ではあらゆる物体が止まったように見え…普通に歩いたつもりでも…敵からみると瞬間移動してるかのように見える。斬られた敵は数秒間という時間の中で数万回と言う死を味わい続け…やがて絶命する。ただし…この能力を発動した反動で…数日間あらゆる魔法を発動できなくなる。

子・丑・寅・卯・辰・巳
水 水 木 木 水 火 
陽 土 陽 陰 土 陰 
  陰     陽     

午・未・申・酉・戌・亥
火 火 金 金 金 水
陽 土 陽 陰 土 陰
  陰     陽

エリー・フォン・シャーロッテ
(エリー)
(シャーロッテお嬢様)

属性(光)(未(火 土 陰))(レベル1)
(ステータス案(1))
HP2850(S)MP1350(B)
攻撃 (385)(C)
防御 (235)(D)
素早さ(733)(B)
知力 (485)(C)
魅力 (1500)(S)
運 (233)(D)テクニック(G)

(ステータス案(2))
(タイプ)(ヒーラー)
MP2850(S)HP1360(B)
攻撃 (385)(C)
防御 (235)(D)
素早さ(733)(B)
知力 (1150)(S)
運 (381)(C)テクニック(G)

※知力が高ければ高いほど高位な魔法が使える。
知力‥E~D(初級魔法を使える)
知力‥C~A(中級×上級魔法が使える)
知力‥S(最上級魔法が使える)
※但し(CardinalAbility)による魔法はその原則の理から外れる。

エルステア王国第1皇女にして…龍の巫女の一人。世界に数人しかいないと言われる光属性の魔法を操れる稀な存在。龍の巫女とはエルステア王国の神(ドラグニル)の力の一端を受け継ぐとされる存在でその身に神の力を宿しているとされている。性格はプライドの高いお嬢様という感じで…負けず嫌い。ただ計算高い一面も備えておりその言動から全てを予測するのは至難の技である。その為…彼女の護衛をしているリゼルやレンは苦労が絶えない。度々レンとは口論になるが…サラと妹のアンナが間に入り争いを鎮めている。

柊ゆう(レベル1)
属性(水)猪(陽))
(ステータス案(1))
HP1250(B)MP373(D)
攻撃 (755)(B)
防御 (238)(D)
素早さ(435)(C)
知力 (75) (E)
魅力 (755)(B)
運 (383)(C)テクニック(G)

(ステータス案(2))
HP1250(B)MP373(D)
攻撃 (755)(B)
防御 (612)(B)
素早さ(435)(C)
知力 (125)(D)
運 (383)(C)テクニック(G)

エルステア王室直属近衛兵団の団員。アンナのお目付役で彼女の護衛を担当している。性格は生真面目で時間には厳しい方である。ただ…勉学の方は苦手でアンナに良いように使われている。また魔法の適正はあるものの…高度な魔法は使えない。その代わり女性とは思えない程の身体能力を備えており…並の兵士では彼女の足元にすら及ばない。

一条ナギサ(レベル1)

属性(創)(子 水 陽)
(ステータス案(1))
HP(B)1360(MP)1210(B)
攻撃 (780)(B)
防御 (432)(C)
素早さ(712)(B)
知力 (433)(C)
魅力 (1260)(A)
運 (412)(C)テクニック(D)

(ステータス案(2))
HP(A)1890(MP)1210(B)
攻撃 (780)(B)
防御 (635)(B)
素早さ(712)(B)
知力 (433)(C)
運 (412)(C)テクニック(D)

エルステア王室直属近衛兵団の団員。剣聖サラ・ヴァレンタインの右腕で…別名(時の番人)と呼ばれている。彼女の(KronosObliger)BOXJOKERは発動すると…0~13までの数字の内いずれかの数字が書かれたJOKERが出て来て武器になる。例えば1であれば時属性。2であれば光属性と言った具合に…どの数字の武器が出てくるはわからないが…その武器を持ってる間だけナギサは武器と同じ属性の魔法を使用する事が出来るようになる。また出てくる武器の形状も数字によって異なり…武器出現中ナギサの身体能力が飛躍的に上昇し(零)という数字が出現した時は任意で好きな数字の武器を一つ選べ武器にある一定の魔力が溜まると高出力のエネルギー波を放つ事も可能でこの時の衝撃は山一つが消し炭になる程である。


アンナ・ミア・シャーロッテ

属性 雷(辰(水 土 陽))レベル1
(ステータス案(1))
HP(B)1360(MP)1050(B)
攻撃 (482)(C)
防御 (385)(C)
素早さ(413)(C)
知力 (407)(C)
魅力 (798)(B)
運 (392)(C)テクニック(C)

(ステータス案(2))
HP(B)1360(MP)1050(B)
攻撃 (482)(C)
防御 (385)(C)
素早さ(413)(C)
知力 (712)(B)
運 (392)(C)テクニック(C)

エルステア王国第三皇女。姉のシャーロッテについて回り…惑星ソラリスまでついて来た。彼女たちの旅の目的は復活を遂げようとしているベルゼビュートとアスタロトを封印する事であり…その為に宇宙各地を周り…(Cardinalcrystal)と言われる魔石を探している。(crystalzone)に存在する双子惑星は3000年周期で共鳴しあい…その波動でzone周辺の力が急激に弱まり一時的に封印が解ける。それを阻止する為には為には(Cardinalcrystal)と言われる7つの魔石をZONE外側を周回する7つの惑星の石版に嵌め込まなければならないのである。またアンナの身体には姉シャーロッテ同様…神の力の一端をその身に宿しており惑星メルドにおいてはその力を覚醒させ…デーモン族を壊滅させた。


マリ・ルウラン・シャーロック

属性(法)巳(火 陽))レベル1
(ステータス案(1))
HP(A)1850(MP)1310(B)
攻撃 (755)(B)
防御 (425)(C)
素早さ(413)(C)
知力 (775)(B)
魅力 (1450)(S)
運 (225)(D)テクニック(D)

(ステータス案(2))
MP 2150(A)HP(B)1250
攻撃 (755)(B)
防御 (425)(C)
素早さ(712)(B)
知力 (1250)(S)
運 (392)(C)テクニック(D)

シャーロックエルステアの異名を持つ西方の魔女。(CardinalAbility)で彼女が具現化した能力は(法の番人)。彼女が創り出す異空間においてマリの言葉は絶対。もし相手が規則に違反した場合は地獄の業火でその身を焼かれ…戒めの印を刻まれる。印を刻まれた者は彼女の下僕となり…死せる操り人形となる。西方の魔女が住む森は深い霧に覆われており正式な手順を踏まずして彼女のテリトリーから出る事はできない。手順を間違えたり破ったりすれば…いかなる防御魔法を発動させようとも問答無用でその身を焼かれ死に至る。生きてその森を出る方法はたった一つ。それは彼女に対価を捧げる事だけである。

回復系魔法

光/光属性

回復魔法と言ったら、なんと言ってもこれである、
聖なる光の力で味方を癒す、大抵の作品ではこのタイプの回復魔法であることが多い。
聖職者が専門に扱い、僧侶や神官など以外には使えない。

土/地属性
母なる大地の力を借りて味方を癒す。
「アースヒール」などが代表格。シャーマンやエルフのような精霊の力を借りるタイプの使い手が多い。地脈や龍脈と言ったところからパワーを吸い上げるタイプもある。

火属性/炎属性
元々攻撃的なイメージが強いため、このタイプの回復魔法は滅多にいない。ただ、「暖かい癒しの炎」というイメージもなくはないので、決して皆無ではない。ただし、後述の「蘇生」に限って言うならフェニックスのような不死性のイメージによってそこそこ出番がある。場合によっては、生命の循環・死者は土に還るという自然のイメージを持つ木属性より優先して採用されることも。

エリー・フォン・シャーロッテ

属性(光)(未(火 土 陰))(レベル1)

(タイプ)(ヒーラー)(銃)

MP2850(S)HP1360(B)
攻撃 (385)(C)
防御 (235)(D)
素早さ(733)(B)
知力 (1150)(S)
運 (381)(C)テクニック(G)

エリー・フォン・シャーロッテ

属性(光)(未(火 土 陰))(レベル20)

MP12850(S)HP7360(B)
攻撃 (3335)(C)(10335)
防御 (1235)(D)(3735)
素早さ(7773)(B)(11273)
知力 (11150)(S)(17840)
運 (381)(C)テクニック(G)



右武器(Devilrevolver(Lv1)攻撃力+2500
(悪魔に対しては+2000+知力30%Up)
左武器(Arc RizaStar(Lv1)攻撃力+3000
(仲間に対して回復魔法を使うとHP回復量UP)
指装備(光の指輪)(知力以外の全ステータス+1500光属性攻撃+30%UP)
指装備(知恵の指輪)知力+30%
足装備(Melancholy princess)素早さ+2000
胴装備(動きやすい皇女服)防御力+1000
(Eフィールド中級以下の魔法攻撃ノーダメージ)

(運は装備ではステータスUPできない)

アンナ・ミア・シャーロッテ

属性 雷(辰(水 土 陽))レベル1

HP(B)1360(MP)1050(B)
攻撃 (558)(C+)
防御 (456)(C+)
素早さ(525)(C+)
知力 (805)(B+)
運 (392)(C)テクニック(C)


アンナ・ミア・シャーロッテ

属性 雷(辰(水 土 陽))レベル20

HP(B)8360(MP)8050(B)
攻撃 (4558)(C+)(11558)
防御 (4456)(C+)(6956)
素早さ(4525)(C+)(8025)
知力 (8805)(B+)(14088)
運 (392)(C)テクニック(C)


右手武器(Arc revolver(Lv1)攻撃力+3000
(自動回復小+知力+30%Up)
左手武器(Devil Riza Star(Lv1)攻撃力+2500
(悪魔に対しては+2000)
指装備 (雷の指輪)(知力以外の全ステータス+1500雷属性攻撃+30%UP)
(知恵の指輪)知力+30%
足装備(Melancholy princess)素早さ+2000
胴装備(動きやすい皇女服)防御力+1000
(Eフィールド中級以下の魔法攻撃ノーダメージ)


柊ゆう(レベル1)
属性(水)猪(陽))

HP1250(B)MP373(D)
攻撃 (755)(B)
防御 (612)(B)
素早さ(435)(C)
知力 (125)(D) 
運 (383)(C)テクニック(G)

柊ゆう(レベル20)
属性(水)猪(陽))

HP8350(B)MP1073(D)
攻撃 (7855)(B)(13350)
防御 (7812)(B)(10812)
素早さ(4435)(C)(7435)
知力 (425) (D)  (852.5)
運 (383)(C)テクニック(G)

両手武器(覇者の大剣(Lv1)攻撃力+4500
(悪魔に対して+3000知力+300)
胴装備(兵団服)防御力+3000
(10%の確率で魔法攻撃を反射して跳ね返す)
指装備(力の指輪)攻撃力+2500
指装備 (知恵の指輪)知力+30%
足装備(兵団靴)素早さ+3000
(経験値増加。戦闘時素早さ+10%増加)

ゆう専用アイテム。知恵の実を使用する事で自身のステータスの知力10%UP。1日一粒限定。

※1レベルUp事に全ステータス10~500上昇。

サラ・ヴァレンタイン

属性(時)(戌(金 土 陽))レベル1

HP(A)2150(MP)1320(B)
攻撃 (732)(B) 
防御 (632)(B)
素早さ(995)(A)
知力 (712)(B)
運 (383)(C)テクニック(B)


サラ・ヴァレンタイン

属性(時)(戌(金 土 陽))レベル20

HP(A)11150(MP)8320(B)
攻撃 (7732)(B)(14232)   
防御 (7632)(B) (14132)
素早さ(9995)(A) (14495)
知力 (7712)(B) (12539.2)
運 (383)(C)テクニック(B)

武器(KronosOblique(Lv1)+5000
(自動回復小×時属性攻撃15%Up+知力30%Up)
胴装備(隊服)防御力+5000
(30%の確率で魔法攻撃を反射して跳ね返す)
指装備(時の指輪)(知力以外の全ステータス+1500)(時属性攻撃+30%Up)
指装備 (知恵の指輪)知力+30%
足装備(兵団靴)素早さ+3000


一条ナギサ(レベル1)

属性(創)(子 水 陽)

HP(A)1890(MP)1210(B)
攻撃 (780)(B)
防御 (635)(B)
素早さ(712)(B)
知力 (433)(C)
運 (412)(C)テクニック(D)

一条ナギサ(レベル20)

属性(創)(子 水 陽)

HP(A)10890(MP)8210(B)
攻撃 (7880)(B)(14380)
防御 (7735)(B)(12235)
素早さ(7812)(B)(12312)
知力 (3413)(C)(5460.4)
運 (412)(C)テクニック(D)

武器  (月読Lv1)  攻撃力+5000 
(自動回復小×全属性攻撃15%Up+知力30%Up)
胴装備(兵団服)防御力+3000
(10%の確率で魔法攻撃を反射して跳ね返す)
指装備(全知の指輪)(知力以外の全ステータス+1500)(全属性攻撃+30%Up)
指装備 (知恵の指輪)知力+30%
足装備(兵団靴)素早さ+3000
(経験値増加。戦闘時素早さ+10%増加)

マリ・ルウラン・シャーロック

属性(法)巳(火 陽))レベル1

MP 2150(A)HP(B)1250
攻撃 (755)(B)
防御 (425)(C)
素早さ(712)(B)
知力 (1250)(S)
運 (392)(C)テクニック(D)


マリ・ルウラン・シャーロック

属性(法)巳(火 陽))レベル20

MP 11150(A)HP(B)8250
攻撃 (7755)(B)(14255)
防御 (3425)(C)(5925)
素早さ(7712)(B)(11212)
知力 (11250)(S)(18000)
運 (392)(C)テクニック(D)

右手装備 (Cardinalwand(Lv1)) 攻撃力+5000 
(防御力40%Up×全魔法スキル10%Up+知力30%Up)
指装備 (法の指輪)(知力以外の全ステータス+1500)(法属性攻撃+30%Up)
指装備(知恵の指輪)知力+30%
足装備 (Witch shoes)素早さ+2000
胴装備 (Witch clothes)防御力1000
(Eフィールド(中級以下の魔法攻撃ノーダメージ)

カーディナル

※あくまでファンタジー小説です。この小説に登場するAbyss…Melissa…Rezeld…Elstairは実際には存在しない架空惑星です。

カーディナル

Cardinal。異能力。ファンタジー。兵士養成機関(Belvorg)5つの世界。GATE

  • 小説
  • 中編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-10-16

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. この宇宙の成り立ち
  2. 東條先生の特別授業(番外編)能力について
  3. キャラクター設定
  4. 追記予定のキャラクター原案
  5. (追記予定キャラ)の各々の装備