さよなら風景

真冬

下り列車で帰ろう

どんよりとした沈黙の空

気怠い木曜は鳥も飛ばない

湿気った空気と乾いた風に

時も足踏みしている

窓の外を過ぎてゆく明かり

呼び名のないひとつひとつが

空白を埋めていく

君のことを忘れるのに

これ以上の日はないのだろう

さよなら風景

さよなら風景

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-10-07

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted