コンクリートの次
地下鉄を乗り継いで地中を這う
コンクリートから次のコンクリートへ
理由のない時間に揺られる
車内広告の列を最初から読んでも
何も残らない
頭の中はほぼ、君のことで埋まっている
そのうちに地下鉄は緩やかに上り始め
不意に地上に放たれる
分かりきった展開なのに
初めてのような驚きを頭の隙間で感じる
暗がりは明るみに
閉塞は開放に
コンクリートは次の空に
そんなに上手く行ったら続かないよ
と、いつかの君が言ったセリフ
コンクリートの次
地下鉄を乗り継いで地中を這う
コンクリートから次のコンクリートへ
理由のない時間に揺られる
車内広告の列を最初から読んでも
何も残らない
頭の中はほぼ、君のことで埋まっている
そのうちに地下鉄は緩やかに上り始め
不意に地上に放たれる
分かりきった展開なのに
初めてのような驚きを頭の隙間で感じる
暗がりは明るみに
閉塞は開放に
コンクリートは次の空に
そんなに上手く行ったら続かないよ
と、いつかの君が言ったセリフ
コンクリートの次