奈呉生畿者Part2第二版

西村

奈呉生畿者Part2第二版

あまりに展開が難筆して、10月まで、執筆することを逃げていた、今月中には第2パートを書き終えるように頑張ります

また、あらすじができたら、第1パートと第2パートを99チャプターずつ、まとめるつもりです。

僕は西村、精神病院のホールの窓で、彌月ちゃんと窓の何気ない景色を眺めていた。
 そして僕は彌月ちゃんの中に広がるブラックホールの先の宇宙を霊視していた、ブラックホールの先には時間が無限体となり、宇宙の永遠の光である原初の光と同化する、そしてこの光は、久遠元初、宇宙の最初の光でありまた、永遠の光である。
 その彌月ちゃんの脳内では、祖霊たちの道のりが見える、またこの久遠元初の光は、一人の特異な亡者が葫蘆の中に封印されている、その亡者は、奈呉生畿者と言う、呪術師だ、その呪術師は星辰から魂の封印呪文、そして強い式神を従えた名の無い、伝説の呪術師だ、そしてさらに、僕、西村は、奈呉生畿者に疎通を取ろうと、すると奈呉生畿者と言う亡者は大丈夫、私は西村は時を安定してみせるは言うようにニッコリ、スマイルして、ふうーと漠然とした時間に消えて言った、そして僕、西村は頼んだぜ奈呉生畿者様と思い彌月ちゃんに
 「彌月ちゃん、あなたに何か真理へのキーがあるように感じるよ」
 そう言うと彌月ちゃんは
「ほっといてよ、私につきまとわないで」そういって、彼女は自分の部屋に戻っていった。
 そう僕はカランコランになるように闇に包まえれえてめた窓越しに夜の風景を虚ろに、眺めていた。
 虚しさととに

 あたしは円子と言う仙人の弟子となり、太山に棲む妖魔を切り払うよう、試された。
 あたしは慈念霊殺剣を抜刀し、「金剛般若、第二十五分、化無所化」と唱え空間を結び、速やかに結界が、結ばれて行き佛の手の内に妖魔を寄せ、スパっと切り払った。
 そして1つ霊体が封印されることで、しばらく時空間がミュートされる感覚がジーンと静まった。
 すると円子仙人が
 「さすが倭国の、術士だけあって、気を済ますことに、たけてるの」と補褒めの言葉をかけてくれた、その事にあたしは、「ハイ嬉しゅう、ございます」と返したのであった。
 すると円子仙人が、「やはり倭国が作った、劔は強いの、私とて、この劔に多くの怨念、うずいて居るのを感じる」
 まぁよい円か(まどか)の術について、お復習いしよう。
 そう言うとあたしは「ハイ」と応えた。

 円か(まどか)の術、それは
 
 子の刻のふえる

 丑の刻のからむ

 寅の刻のうごめく

 卯の刻のしげる

 辰の刻のふるう

 巳の刻のやむ

 午の刻のさからう

 未の刻のあじわう

 申の刻のうめく

 酉の刻のちぢむ

 戌の刻のほろぶ

 亥の刻のおわる

 の円弧がグルッと回り衰退と繁栄を予測する時の呪い、空間の蠢きの術中を読み、空間を結ぶ事である、

 そして円子仙人は
 「この術円には、時空間の繋がり、魂の回りを読む、手がかりじゃ、物事は複雑に見えて単純なもの、宙の回りもそれと同等なのじゃ」
 それを聴いた私は「それはそうであります、でも今は単純なものです」
 すると円子仙人は
 「じゃがの奈呉よ、人の精神の繋がりを支配為ような者、この十二支の円は既に、否応なく回っておる」
 そう言われ私はニッコリして。
 「ハイ、そうですね」と返すと
 円子仙人は、
 「今日はこれように、しとこう、御方の未来、かなりの霊が渦巻いておる、吾はその、端くれに過ぎん」

 太山の修行者の為の寮で寝ている時、スーっと魔法円が描かれ、そこに杖を持ってる私がいた。
 そしてアタシは、貴女は誰なの、そう尋ねると、そのものは、
 「ふん、あんたに、名乗るものでもない」そう言っていた。その時、背後から足音が聞こえてきて
 そして「そいつはハラフ・ホラフと言う錬金術師さ」とその声は西村であった。
 それを聞いたアタシは「ハラフ・ホラフさん、貴女には貴女には、助けてもらったように思います、あの時は、あ、ありがとうございました」
 そう言ってると、
 ハラフ・ホラフは「貴女に惨めに死なれちゃ、アタシとて荷が悪い、それより西村ってやつ、かなり未来から、この子に地縛してるらしいわね、あんたヘンタイね」
 そう言うと西村はギクっとした感じで
 「そっそうか」と弱腰で言っていた。
 それを聞いたアタシは
 「西村は変な人じゃないわ、優しい方よ」そう言ってあげると。
 ハラフ・ホラフは「そう来世の貴女にストーカーしてるわよ」
 アタシはそれを聴いて「それが何だって言うの西村は洞窟の中でアタシを導いてくれたわ」そう言ってると、ほんのり天井に陽射しが灯り。
 「う、うーん」と太山のほんのりした霧が晴れたような、早朝にさわやかな朝を迎えていた。

 そして私はさわやかな、朝に業魔の真笛を吹き、太山中の霊気があたしの音色に茂り、卯の刻のさわやかさに不知火がうーんっとアタシが相図して吠えたかのように、スーっと霧が晴れるのに茂りながら、狐火がポツポツと消えていき、太陽は本格的に朝日を貫きギラギラと肌を焦がして、太陽はアタシの肌に咒印を刻んだ。
 その時、衛義が「ナゴのサズケはんであるか」と日本語でアタシに挨拶してくれた。
 そしてアタシのところに駆けつけてきて、
 「サズケはん、サズケはんは円子仙人の弟子なったでごじゃるね」
 それを聴いてアタシは「そうであるが、是がどうしたのと言うように、聴き直すと」
 衛義は「そうであるか、あなたの実力は長けておる、ナゴのサズケはん、ワイも円子仙人に話してみたいどす、いいではんな」
 それを聴いてアタシは「そうね、いいわよ、衛義にも、久遠元初と言う、樹海で出会った奇っ怪な怨霊ついて話してもらいたいもんね」そう言ってアタシはニッコリした

 そして、衛義は、
「そうだ四天王寺の和尚さんより、預かっていた、葫蘆を返すであんす、サズケはんの修行を収める時期まで、魅了されないように、渡す時期を考えとくように、と言われてたさかいに」
 そう言って、四天王寺の和尚が細工した葫蘆をわたされた
そこには南無妙法蓮華経と書かれた大曼荼羅が忠実に表現されていた。
 そして私はそれに、帯刀していた慈念霊殺剣を抜き
 「金剛般若、第七分、無得無設」と唱えた。
 大曼荼羅が描かれた葫蘆を受け取り衛義に、ニッコリして、「さすが天下の四天王寺だけあって、法花秘蔵の大曼荼羅を忠実に再現されてある、この刻印からは、得体の知れない、何かが私を誘われてるのを感じる」
 そう言ってると衛義は
 「サズケはんは決してこの刻印に支配されないでください」
 そう言われるとアタシは
 「金剛般若、第三分、大乗正宗」と心移しに弥陀との一体化を計り納刀した。

 そして私と衛義は、円子仙人にあいに、私がいつも向かう、太山の楼閣を尋ねたすると、円子仙人が居て
 すると仙人が「不吉なものを、持ってきたらしいの」と
 気を読んでいたように話した。
 そう言われるとアタシは
 「これでありましょうか」と言って、腰に下げてる
 大曼荼羅を描写された葫蘆をさすると。
 すると円子仙人が、「やめい」と叫んだ、
 そして円子仙人は「おぬし己は、この文字に支配されておる、虚しさを悟れ」そう言って。
 円子仙人は「今は辰か巳の刻、戌の刻を過ぎた時、また吾を尋ねよ」そう言って円子仙人は楼閣の中で門を閉ざした。
 

 すると衛義が、「ッチェ、冷たいな、あの仙人、ワイがそんなに修行不足あるか」
そう言ってるとアタシが「違うは、キット、このアタシが、さっきあなたから、携えた葫蘆に問題あるのよ」
 衛義は「どんな問題だよ、ちゃんと払ったぜ」
 そう言ってると。
 アタシは衛義に「この葫蘆、持ってもらえない」そう言うと、
 衛義は「ちぇ、わかったぜ」そう言うのであった。
 そして私は息を整え、慈念霊殺剣を抜刀した、
 そして左手を例の葫蘆に添えて
 「金剛般若、第二十分、離色離相」と唱えた。
 するとひゅるひゅると、吾らに纏わり付く怨霊が現れたのであった。
 それを感じた私は素早く空を切り払い納刀した。
 そして南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と無意識に三度唱えるのであった。

 そして吾々は予告通り、また円子仙人の楼閣を戌の刻のころに尋ねた。
 すると円子仙人がよく来たと言って、吾らを出迎えてくれた、そして円子仙人はアタシに
 「今から、あんたは、太山に封印されてある楼閣の地下に掘られた地獄に行ってもらおう」
 そう言ってた、円子仙人に私は
 「地獄に行く怖い思いはいやよ」と泣き面を見せると
 円子仙人は「大丈夫じゃ、其所には先に起きる現象を覚らしてくれる」そう言っていた。
 これを聞いてアタシは「其所には、何が居るの」そう聞くと
 円子仙人は「鬼が居るまた、人の無情も見る、人々がおごりたかぶり、寄せる怨霊をあなたを覚らしてくれる」そう言いながら、アタシを撫で
 「さぁいくのだ」そう言って提灯を片手に持たせアタシを、太山の楼閣の地下に作られた恐ろしい闇にいざなった。
 

アタシは誘われた闇の中、おそるおそる歩いていた、そして、スーッとに身の毛がよだつ、ような不穏な音がパチパチッと聞こえ、「ダレじゃダレじゃ」と聞こえてきた、そしてその闇が「ダレじゃ私の領域に勝ってにきたものは」そう言って、空間がキシキシとうなっていた。
 それを聞いたアタシは「別に悪いものでは、ありません、ただアタシの先を知りたいのです」
 それを聞いた暗闇は「そうかそうか」そう言って、不気味な闇は「それなら早く言え、言いたいことを」
 そう言った化け物にアタシは「ハイ、アタシ、この葫蘆に地縛している、モノの先を覚りたくてきました」そう言うと。
 すると闇は「あんたが持ってる葫蘆は細工ものは、よく分霊されておる、しかしなぁよく聴けこの闇、叫びを」そう言うと、ギシギシっと、その細工された分霊品が「あっぁー、ダレじゃ久遠元初様に逆らうものは」すると暗闇は、「さぁこの分霊品に既に地縛されてる魂をどう思う」、
 それを聞いたアタシは「どうもこうも狂ってるは」そう言うと、暗闇は怒ったように「では封印してみせろ、この手で」と怒って。
 するとアタシはミュートした感覚に陥って、そのおぞましさに唖然としていたら、どこからか「杖を取って」と聞こえ、「ここはあなたでは荷が重すぎるアタシに任せてと」聞こえ杖を握ると意識が飛んだ

 するとハラフ・ホラフと言う錬金術師が私に宿り、
 「ふん、あんた只の文字を掘られただけで、よくもまぁ、こう怒れるのね、お眠り」
 そう言って
 「qui sapienter vixerit, aequo animo morietur.m」とハラフ・ホラフは唱えた。
 そして杖を背中に下げ。
 「生畿者、サズケ、あなたはまだ、無知よ、よく考えなさい」そう言われるたように思って意識がもどった。
 すると「久遠元初、どうして、どうしてあなたは、もっと恥じなさいよ、あなたはどうして虚しさを虚しさを知らないのよ」とアタシは、わめくように言ってると。
 すると暗闇が、この大曼荼羅の封殺に壊れていく、魂を見せられ、ハラフ・ホラフがこう話してきた。
 「だいじょうぶ、生畿者、今の無力な自分を恥じなさい、そしてあなたはこの悲観を希望に変える力がある」
 そう言われるとアタシは無意識に

 「おんだらだらじろじりどろどろしゃへいしゃへいはらしゃへいくそめいくそばめいいりしちしりしりじゃまらいなはらまいなさとばまかきゃろにかそわか」

と無意識に十一面観音の陀羅尼を唱え自分の非力さを恥じていたそして、その亡霊を切り払い、私は覚ることできないのそう言って、
 「金剛般若、第十七分、究竟無我」と唱え納刀した、
 自分自身、覚りホトケではない、あのような悪夢がホトケだという無念さが胸ぐらを締めつけた。

 その暗中でポカーンとあほうけてると
 「サズケ、サズケ」と暗中から聞こえてくるように、
 その気はとそっとうためき
 「ハラフ・ホラフ」と言葉を返した。
 するとハラフ・ホラフは、ほの暗い影がうごめくような姿で現れ、
 アタシの手を、ヒヤッと冷たい手でとり「サズケ、霊魂の本性を見せてあげるは来なさい」と暗中に消えて行き
 私は「ちょっと」と、何処に行くのと思わんばかりに、心が動揺した。
 そしてアタシも太山の地下の、地獄に沈んで行く感覚に陥った、そして幾度の影が、アタシをせせら笑うように、風が乱雑に去っていくように闇の中に封じられる、ように思えた。
 そしてハラフ・ホラフは
 「さぁ来なさい」と案内してくれた。

そしてハラフ・ホラフは私に
「さぁ見なさい、この者は、妄信の愛に己惚れ体の感覚が手先から、ふにゃけて了った」
それを聞いたアタシは
「そのような、魂はどうなるの」と聴き返すと
ハラフ・ホラフは
「地上でその罪に気づくまで、転生しつづける」
それを聞いてアタシは
「転生って、どうやってするの」そう聞きかえすと
ハラフ・ホラフは
「この者と同じ妄信の愛で生まれた子を現世で望まれたとき、現世に生まれることできる」
それを聞いてアタシは
「でもこの魂…」と言ってまたアタシは
「この魂は指先からふにゃけてるは、まるで背骨から神経が通ってないような」
それを聞いてハラフ・ホラフは
「こんな魂に望みはないは、だって地上から嫌われて、やがて術士に払われ、魂が消えるわ」
それを聞いて、アタシは心が縮まった。

そして次にハラフ・ホラフは悪名な払い屋を見せてくれた。
すると目がギョロつき、アタシが
「これは何なの」そう聞くと。
ハラフ・ホラフは、
「あんたが持ってる、葫蘆に墨を入れてある大曼荼羅に地縛した、亡霊があなたを求めてるのよ」
それを聞いたアタシは
「どうゆうことなの」と叫ぶと
それを聞いたハラフ・ホラフは、
「仕方ないのよ、人々の業が作りだしたモノよ」
その亡霊たちの姿は気がどうにかしてるかのように呻いてる、
「どっどうゆうこと」とアタシは戸惑ってると
暗闇の先から目がギョロっとしている、この世のものとはまるで思えない形相の鬼が近づいてきた。
そしてハラフ・ホラフが

「さぁ意地を見せなさい奈呉生畿者」

と言って私は慈念霊殺剣の柄を手先から硬く握り気を集中させた。

そして私は…

この世で最も不吉な久遠元初を目の当たり。
まるで彼こそが、宇宙の中心化のように、彼をそしる者は、素っ裸にされて、醜き者になることが決められてるかのように、強い存在感を放っていた。

そして私は、「あなたは狂信によって生まれた偶像に過ぎないわ」
そう言うと、それを取り巻く亡霊どもが
「久遠元初様において、救われた、お功徳を知らないのか」そうアタシに勢いよく襲いかかってきて、私は柄を強く握った慈念霊殺剣をッグと握力をかけて、
「一相無相」と咒沮を吐き切り払った。
そしてアタシは
「あなたは自惚れてるだけ、観音様の普く導きや弥陀の本願の懐疑から生まれた醜い魂」
そう言うと久遠元初の目が開きギロっとアタシを呪縛させた。
だけどアタシは呪力を込め。
「金剛般若、第三十二分、応化非真」と唱えて久遠元初を切り払った。

 アタシはトボトボ提灯の明かりにすがりながら、帰ってきたとき。
 衛義が「大丈夫であった、なご様」とアタシを抱いた、するとアタシが「ありがとう衛義」と言って、衛義に抱かれて両手を軽く押して遠ざけ。
 円子仙人に「貴重な領域入ることができて、貴重な体験ができたは礼を述べるは円子さま」
 それを聞いた仙人は
 「しかしのまだ旅は終わっていない、其所ではこれから起こる仮の姿を移したに過ぎない、さぁ明日から鯤の瀧で道術の修行をしよう」
 そう言ったことに私は
 「明日から道術のスベを学べるのですね」
 そう言ってアタシは喜ぶと
 仙人は「そうじゃよ、お主よ、あなたの心はとても立派じゃ、しかし余裕を持ち、逍遥遊な霊魂を冥界に泳がせる力を得なくてはならない、期待しとるぞ」そう言った、円子仙人さまにアタシは「ハイ」と喜ぶのであった。

 円子仙人と私は鯤がこの瀧を登って鵬となった聖地で私はその瀧壺の言わばで結跏趺坐を組み瞑想を為ていた。
 そして円子仙人は
 「眼を開けよ」と私を瞑想から覚ました、そして円子は
 語りかけるように「空間の歪みそれが無を作る」そう言ったので。
 私は「どうして空間の歪みで無を作れましょう」
 そうすると円子仙人は
 「きみは逍遥(こころまかせ)に次元を見ておらん、よくぞ聞け空間に方向性が有るとき、そこの空間に時間は流れておるか」
 そう聞かれたのでアタシ
 「無論、空間に方向性を見出すとき、時間も定まりましょう」
 すると円子仙人は「ごもっともな答えだな、だが空間に方向を見出せ無いとき、それは何を意味する」
 そう言われ私「空間がパニクるは」とイヤケに返した。
 そうすると仙人は、「空間がパニクるとは十二支の子の時、心情が増えること意味する、その対極を述べよ」
 そう言われてアタシ、少しパニクちゃって
 「えっえーとね、子の裏は午ね、午はさらえる、だから正午は物事を勘定してるのかも」そう応えると。
 すると「ガッハハ」と円子仙人は酒を食らい、
 「そうじゃそうじゃ、不確かな答えだが、まぁ合格じゃ、空間に方向性を無くすとき空間は時間が定められなくなる、それがヒュルヒュルーと縮まって無を作るのじゃ」
 それは聞いてアタシ「ハイ、そうですね」と元気よく応えるえるのであった。

 そして円子仙人は
 「その無の気が北の冥(うみ)で冷えて、北では水気をそよぐ、また南では熱き気が集まり、火の気が出来る、またその東では、草木が生い茂り、陽気の木気が生じる、そして西では陰気が流れ金気が生じる、また余った気が中央に集まり、土気が生じた」
 それを聞いてアタシは「そうでありましょうがそれが何か」と聞くと。
 円子仙人は「星辰を読め、春分に陽の気が漂い、秋分には陰の気が漂うじゃ、それが五行の解へと繫がるのじゃ」
 それを聞いてアタシは
 「ハァー」と聞いてると。
 「左の手のひらが陰、右の手のひらが陽を貫くそれを、九字で切ることは、お方、忍びのお得意、芸であろう」
 それを聞いてアタシは「そうでありますが、それと…」と開けてると、
 円子仙人は「では読むのじゃ陰と陽の気を、それが合わさった時その歪みが絡み九字の臨兵闘者皆陣列在前の、一字一字が無を作る、そして異空間を作り、きみは無を体得し妖魔を口寄せできよう」そうアタシに告げてくれたけど。
 アタシは「その無とは妖魔とどう関係してるの…」と少しクエスチョン?を投げかけると、円子仙人は
 「わからないのか無こそ凡ての本源であり、方向性をつけられない数えられない空間こそ、空間が1点に縮まり万物を宿すことを」
 これを聞いてアタシはッハと思い
 「尊英な、お言葉ありがとうございました」と頭をさげた。

私は太山を去り、西安へと五斗星君の戒を授かるため、シルクロードを歩いていた。
そんな旅のさなか、何か久遠元初を封印した、葫蘆がアタシに話かけてくるような感覚があった。
葫蘆が「お前は私こそ末法で現れた本当のホトケだと知らぬのだ」
そう言ってるように聞こえた。
そして葫蘆は「お前を導いた、未来の亡霊は、私を受け入れない為、路頭に迷って居るのを知らぬのか」
そう聞かされアタシは
葫蘆に「何を言うの」と念を掛けると。
葫蘆は「あまいのあまい、じつにあまい、釈迦が未来、字もろくに読めず、強情を張るしかできんのにのー」
そうきかされアタシは
「未来に法典が途切れると」そう言うと
葫蘆は「当たり前だ、このバカ娘が、釈迦は仮のホトケに過ぎん、何故わからぬ、未来残るのは私だけだと」
それを聞いてアタシ、「そっそんなの」と思うと
そこに西村が路頭に迷いヤツレ、ホトケへの絶望の姿が見えた、そのような蜃気楼がスーッと消えていくと。
「大丈夫か奈呉」と飛脚法師はアタシを心配為てくれるように、アタシのデコを撫でると。
アタシは
「大丈夫、心配してくれて、ありがとう少し気が」そう言うと、「にっにしむら」そう言って、未来、人の言葉を買ってなにが真理か迷う姿が見え、気が一瞬とうのいた。
飛脚法師は「奈呉、奈呉…」と言って一瞬めまいを為ていたらしく、アタシを空にはテンテンとお日様が肌をジリジリ焼く感覚アタシは気が走った。

そんな中、旧都である西安に付き、五斗星君の戒を授かる事を慈恩寺の僧に申しでると。
斬陰と言う、武僧が不服を申してきたので、決闘を買う事になってしまった。
 そして私は最初の呪文に「臨兵闘者皆陣列在前、木遁、巳の刻さかえの向かい」と唱え芭蕉扇を払った、そうすると陽の芽生えさらえ豊穣する向かいの気の暖和を口寄せし、何か心地よし速やかな日の当たりの風をなびかせた。
 そしてまた「臨兵闘者皆陣列在前、火遁、午の刻さらえの見計らい」となえ芭蕉扇を払い戻し、温かみを成した気の見計らい、森羅万象、日が燦々と輝く陽光、多いなる育みが口寄せされた。
 そして次に〆の呪文に「臨兵闘者皆陣列在前、水遁、子の返し闇の動き気づかず」そう言って裏呪文を掛け静やかに、水がスーッと速やかに鎮まるような無音の木霊が走るように切り払った。
 そして私が「これでわかったでしょ、私に五斗星君を授ける器があることを」そう言って、慈恩寺の和尚に問いかけると「よくぞ、来てくれた、これほどの武芸見事であった」と言った。

奈呉生畿者Part2第二版

奈呉生畿者Part2第二版

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-10-01

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著作権法内での利用のみを許可します。

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