臓
柔い皮膚を押したとき
わたしから飛び出るものを恐れている
滑らかに触れあうだけの清潔で
なにも聞こえないふりを、していて
肋骨のなかを裁ち鋏が泳いでいるんだよな
みんなが血を内側に流しているくせに
外側は腥くないのが 意味不明
一日に針を千本服用してなにかを直している
あんたの血の匂いとか色を知りたくないな
真っ赤な嘘の星に住みたい
太陽みたいなところ
臓
柔い皮膚を押したとき
わたしから飛び出るものを恐れている
滑らかに触れあうだけの清潔で
なにも聞こえないふりを、していて
肋骨のなかを裁ち鋏が泳いでいるんだよな
みんなが血を内側に流しているくせに
外側は腥くないのが 意味不明
一日に針を千本服用してなにかを直している
あんたの血の匂いとか色を知りたくないな
真っ赤な嘘の星に住みたい
太陽みたいなところ
臓