たぷん

驟雪

気の遠くなるような夕焼けだった。河川は一昨日の雨のせいでまだ淀んでいて、綺麗な夕陽をたぷたぷ飲み込んでいる。一日の終わりが台無しにされたようで、そう思った瞬間、私は川に向かって駆け出していた。お前、食うんじゃないよ。返せよ、今日のこの時間を。と、私はランドセルと共に飲み込まれた。

たぷん

たぷん

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-09-22

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