行き先

驟雪

ごろごろ手押し車を押してきた。最初はこんもり積まれてた砂のような夢や希望は、さらさらと落ちて、僕の歩いてきた道に標を残した。「もう随分歩いた」僕が呟くと「どこまで行くの」と足下のスズメノカタビラが尋ねた。「さあ。最近どうも、分からないんだ」僕の手押し車の砂は大分少なくなっていた。

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  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-09-22

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