無題

驟雪

なんだか私は、雪の積もった日だけは元気になるようだった。部屋のカーテンを開けると窓は閉まってるのに、吐いた息がもわりと色つく。私はパジャマのまま部屋を出た。体中の血流が、心臓のポンプに押されて段々速くなる。ダンッと玄関の扉を開けた瞬間、鼓膜の震えは吸い込まれるように消えていった。

無題

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  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-09-22

Copyrighted
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