好きなもの語り

あおい はる

 好きってきもちがときどき、空回りするのは、でも、しょうがないよ。だって、好きなんだもの。
 好き、と伝えることはできても、具体的な理由、どこが好きなのか、なにが好きなのかと問われると、わたしはちょっと、困ってしまう。直感で好きになるものが多いので。また、直感で好きになったもの・ひとほど、永く愛する傾向にある。時雨も、サイコパスも、作家買いしている小説や漫画も、pixivでめぐり逢った誰かの絵も、いま好きなものはみんな、正直、おそらく、好きな理由を語るための言葉は、絞りだしても実に拙いものしか出てこないような気がしている。
 でも、好きなものはほんとうに好きで、大好きで、愛している。
 絶賛積読を崩している最中(しかし一向に山が低くならないのは当然、崩している傍らから新しい本を積んでいるから)の、いまのローテーション(?)は、榎田ユウリさん → 他の作家さん → 椹野道流さんであり、BL小説も同様に、榎田尤利さん → 他の作家さん → 椹野道流さんだったりする。椹野さんを読んだら、榎田さんに戻る。最近は椹野さんの、貴族探偵シリーズと奇談シリーズがおもしろくて、ちょっと集中的に読んだりもしている。椹野さんの書かれる、BLではないけれどBLっぽい関係性や、ソフトBLな雰囲気がとても好きだ。もちろんBL抜きでの、主従・擬兄弟・擬家族なキャラクター相関も良き。奇談シリーズの森と敏生は最高だし、貴族探偵シリーズのトーヤに対するエドワードとシーヴァの父兄な言動もたまらなくて、つまりはどの作品もみんな大好き。
 ほかの作家さんだと、桑原水菜さんは遺跡発掘師シリーズから他の作品にも徐々に手を伸ばしていきたいところ。大作である炎の蜃気楼…そこに辿り着けるのはいつになるだろうか。桑原さんのBLは文章から艶があって非常に美しい。あとカサンドラが好きすぎて、定期的に入江と道夫が幸せになるエンドを想像してる。これから読みはじめる予定なのはかわい有美子さん。一作読んで好きだと思ったSiさん、愁堂れなさん、月村奎さん、高遠琉加さん。歴が長く既刊本も多い作家さんばかりだし、実は気になっている作家さんはもっといるのだけれど。少しずつ、なんでも、自分のペースで、好きでいたいなと思う。
 そういえばこれも偏愛故か、BLではない小説を選ぶ基準が何らかの事件解決・幽霊妖怪が出てくる・バディものという傾向にあるような。特にバディもの。ブロマンスみを感じる作品に弱いのは昔からだけれど、最近はとにかく自分が好きなものを厳選する方向にあるためか。
 あと久しぶりに葉芝真己さんの作品読んで、久しぶりにBINGO!読みたいってなってる。キッズログはつかれたときに読むとほんとうに癒されるセラピー漫画。

好きなもの語り

好きなもの語り

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-09-11

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted