22時の気まぐれラジオ(マエマエ&シオン)

セシル

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🔸登場人物🔸
前田麻絵(マエマエ。ごく普通の中学生。)
シオン(親友。同居人。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ただ今の時刻は22時。皆さんこんばんは。さぁ”気まぐれラジオ”の時間がやってまいりました。パーソナリティーは前田麻絵です。マエマエって読んでね。最近また雨が降ってて洗濯物干せず大変でしたね。」

お菓子の空箱で作ったマイクに向かって喋りかけている。その隣で寝転がるシオンはツ〇ッターに集中していた。

「では、さっそくまいりましょう。本日のゲストはこの方です。見た目はどこにでもいる普通の中学生。特技は他人の夢を見ること。シオンさんでーーーす。お願いします。」

シオンはインス〇グラムでハートを押しまくっていた。

「シオンさんです。どうぞーーーー」
「・・・・」
「あれ、マイクの調子がおかしいのかな?シオンさーーん。聞こえますか?」

えっ私?という感じでようやく顔を上げた。「生放送中だから、早く早く」と小声で言う。
そんなマエマエに呆れつつも、手マイクを口元に構えた。

㋛「はーーい。どうもシオンです。よろしくお願いします。」
㋮「今日は来てくれてありがとうございます。」
㋛「いえいえとんでもない。今日楽しみすぎて夜寝られなかったんですよね。」
㋮「そうでしたか。いやーーーうれしいな。本当に来てくれてありがとうございます」
㋮「ではさっそくですが、今日リリースされたアルバム『君の夢に無我夢中』の話題に移ってもよろしいでしょうか」
 シオンの顔が引きつる。(なんだそのアルバム名は!?)
㋛「えーーと、えっ~3rdアルバムですね。君の?僕の無我夢中でしったけ?」
㋮「何言ってるんですか。『君の夢に無我夢中』ですよ」
 マエマエはしっかりと訂正する。
㋮「そうでした。そうでした(だからそのタイトル何?)」
 ツッコミを入れつつ、この場から退出する方法を考える。
㋛「その中に「Misty」って曲があるんですけど、これって私が初めて作曲した曲なんですね」
㋮「そうでしたか。ではさっそく歌ってもらってもいいですか」
 マエマエの進行はわりと荒い。
㋛「そっ、そうですね。その前に曲ができた経緯がですね。え~~と」
 無言の圧がシオンにかかる。

㋛「それでは歌って頂きましょう!シオンさんで「Misty」」

シオンは覚悟を決める。
「わたし~~は、しっている~~~ぅ。君の~~~~」
そこでアラームが鳴った。「あっ、市ヶ谷さんのラジオが始まるよ。シオン!はやくラジオをつけて」
(助かったーーーー)

二人はそろってお気に入りのラジオを聞いていた。


あれ、何か忘れてないかな?シオンはふと我に返った。そしてマエマエのお手製マイクを口に運ぶ。


「FM97、マエマエ&シオンの気まぐれラジオ。この番組は星空文庫からお送りしました。またね!」

22時の気まぐれラジオ(マエマエ&シオン)

読んでくれてありがとう。他の作品もよろしく♪
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者:セシル
作品名:【マエマエ&シオン】シリーズ
 『相手の夢を実況してみる。』https://slib.net/108415
 『神社で』https://slib.net/108416
 『物恋』https://slib.net/108418
 『表と裏』https://slib.net/108437
 『いつかの土砂降り』https://slib.net/108460
 『秋といえば』https://slib.net/108475
 『ゆく夏』https://slib.net/108485
 『屋根裏の人工知能』https://slib.net/108510
 *どこから読んでもOK
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

22時の気まぐれラジオ(マエマエ&シオン)

①某有名アーティストのラジオにハマるマエマエ&シオン。自分たちでもラジオ番組を始めたのだが……。②これはラジオ小説ですね😉

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-09-11

Public Domain
自由に複製、改変・翻案、配布することが出来ます。

Public Domain