君に紡ぐ言の葉

恋愛友情要素多めな詩を集めてみました。

今だけは笑っていて

空の色 写した心の感情ごと
君を抱きしめることできたなら
僕は どれだけの想いを伝えられるかな

どれだけの想いこぼれても愛しさあふれ
君に届ける言の葉紡ぎ
今日も空を見上げてます

寂しいのいいわけも 今はいらないから

ねぇ だからさ今だけは笑っていて

ここにある愛を

愛を哀と語った歌は
どこかの誰かに届けたいと想う気持ちに どこか似て
片翼だけの僕らは 今日も愛を歌うのです

世界の果てで君を待ち焦がれ
寂しさの欠片を拾い集めるように
繕った愛に哀を語る僕ら

優しさの一欠片を まだ見ぬあなたに


愛は まだここにあるよ

何もないんだと君が言う

こぼれてしまった この感情に名前はないけれど
君が想っている以上には 僕は君が好きみたいです
君色に染まる この心に色をつけるなら何色が似合うだろう
淡くにじむマーブル模様 ぐるぐる ぐるぐる
ちぐはぐな想いが ぐるぐる ぐるぐる

もう一歩 あと一歩

何もないんだと君が言う
それなら僕が君の理由になるよ
こぼれた僕の心の音に淡く君は微笑んだ

あの頃に笑いあおう

色とりどりの花束に添えた心のリボン
ほどけ絡まる心のわだかまり

君の笑い顔が また見たいな
幸せを呑み込んだ あの時は戻らない

君が笑ってくれるなら
それだけで よかった
何も知らなく そっと儚く散り咲いた一輪の花

眠る君は 誰よりも綺麗で優しく

魂に転生があるなら
戻っておいで

もう一度 君と出会って
あの頃のように笑いあいたいよ

夜に泳ぐ

月宵 夜空に広がる星々に
幾星霜 重なる気持ちの裏側 そっと

君の想いの雫をかき集め
流した想いは夜空を渡る

静かな夜を一つ
静かな願いに想いを一つ
夜に泳ぐ星の群れ

託した想いは いつか君のもとへと届きますように

届くことがない手紙

優しさ抱いて眠る君に いつか届きますように
届くことがない手紙を便箋に書き綴り
君とのたわいのないお喋りの一日

季節は いつのまにか
どこか足早に過ぎ去っていくばかり
振り返ると 君の面影が優しく僕に語りかける
夕陽に滲んだ地平線の太陽の輝き 最後の日の僕らの未来地図
今なら君に話せそうだった

誰にでも優しい君だから
何も言わずに去ること 君の本当の心の奥を見落としてたね
今日何度めになるだろうか
ため息こぼしてばかりの変わることのない日常

どこかで出逢える 例えばそんな小さな奇跡
未来で君を待っているよ

ぼくから、きみへ

きみが泣けない時は
ぼくが その手にそっと重ねてあげるよ
きみが哀しみで心が溺れてる時は
ぼくが ぎゅっと抱きしめてあげるよ

世の中は綺麗ごとばかりじゃなくて
やりきれない想いばかりが多いけれど
一緒にいる時ぐらいは忘れさせてあげるよ

たくさん いろんな話しをしよう
きみが安らげる気持ちになれたら
それだけで ぼくは幸せなんだから

いつもは照れてしまうけれど
きみへと贈る内緒のぼくの気持ちだよ

砂城瓦礫(さじょうがれき)

私は不器用だからねと さしだした言葉一つ
僕は動けずに さしだされた君の心一つ受けとりました

何かができたはずなのに
君は それすら拒み

ただただ 
君の涙だけが僕の心を締めつけていったんだ

どうしてなのかな?
いつも強い君の姿しか知らず
本当は とても弱いその心

どうしてなのかな?
僕は知らず知らず
そんな強い姿の君に頼ってばかりだったんだ

君の心のSOS それすら知らず
ただ ただ ほころびだけが広がっていく

僕は君が壊した砂の城
君の涙を一粒一粒かき集め
君のために作りあげた砂の城
今度は壊れないように 今度は壊さないように
いつかまた 君が戻ってきたら見せてあげられたらいいな

悲しみにあふれた 君が壊した砂の城
君の涙で崩れた砂の城
僕は砂をかき集め
君の涙がいつかやみ 元の君が戻ってくるその日まで
僕は ここで待っている
君のための砂のお城作って ここで待っているよ

君に紡ぐ言の葉

君に紡ぐ言の葉

恋愛友情系を集めたものとなっています。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-09-10

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  1. 今だけは笑っていて
  2. ここにある愛を
  3. 何もないんだと君が言う
  4. あの頃に笑いあおう
  5. 夜に泳ぐ
  6. 届くことがない手紙
  7. ぼくから、きみへ
  8. 砂城瓦礫(さじょうがれき)