2018年10月

matsuri

ビニール袋は
皺をつくり
風呂場のタイルで
トマトジュースをどぽどぽと
流しているのみた
テレビはすきか、テレビはすきか、テレビはすきか、
カシオペア座
ひかった
あの青色のピカピカひかる星がすき

白いシャツとベージュのスカートは駅ビルで買いました アルバイトをしてお給料が出た日に買ったらしい
おうちにはどこ?

“落下中 都内をするする落下中 いろんなひとのなかで ふわふわする わたしはケタケタ笑ってる わたしの笑顔をみて元気になったって 愛嬌あるって うれしい 面白いこと言うねきみって笑うよ ありがとうございますってはにかんだよ わたしはわたしの関係者? ”


右のほうの奥歯で噛みちぎった
割れた飴玉が苦い匂い
目の前がとろけてく
いやです 怖いです 
睨んでいる顔がかわいいね
財布を奪わないとタオルを奪わないとなにか奪わないと 
そうしてかのじょはしにました


 

わらってもいませんし
ないてもいません

頬は冷め唇は凍りついている
しんでいたのです

1000日を経た夜 
しんでいた彼女が息を小さく吐いた


白いシーツを蹴る
足がむずむずするの 

足首には何本か線がひかれていた

寝てる時にかさぶた掻いちゃうことあったでしょ 絆創膏はがれちゃって むずむずしててそれでね切ってたみたい

足がそわそわするの
コンビニいってくる

逃げないと逃げないと逃げないと!!!

無糖ヨーグルトをカバンに放る 
 

だまれよ! 

パンツの線が透けているぞ 
Tバック履きわすれちゃった
どうせビッチだろうこいつも
お椀型の胸がくっきりみえるぞ 
F65
胸のカップはトップとアンダーの差で決まるそうだ
見られているぞ 男に身体を見られているぞ

どこまでもどこまでもです どこまでも


彼女はぴっちりと身体に張り付く黒いミニワンピースを纏い
白い太ももをさらけ出し
冷めたコーヒーを片手に
おはようのまる!と
戯けながら早朝の横断歩道をわたった

2018年10月

2018年10月

  • 小説
  • 掌編
  • 成人向け
更新日
登録日
2021-09-03

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted