妖妃

 それは永遠を静かに試すほど、冷たくあしらうように遠のいていく。ただの約束を魔法に見間違えていた。僕は僕でしかいられないし、君は君のままでいられない。あり得たかもしれない全ての幻想を愛おしく包み込んで、等しく価値がない。ただ一つ抱いた絶望に焦がれろ、もはや辿り着けぬ楽園よ!

妖妃

妖妃

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-09-02

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