閉幕にしよう
きみがわたしを見つけたんだとおもう
それがたとえ呪いだったとしても
見つけられたわたしは
未だになにひとつ変わらないまま
呪われたことがアイデンティティのひとつ
果たさなかった約束を
わたしだけが後悔してる
もう顔も思い出せないのに
下がった眉尻の意味がいまになってわかるよ
ふたりのためにが
ずっとずっと愛に満ちた言葉だって気付いたとき
わたしは呪われてよかったと思った
大人びたきみが
未来を見つめていたきみが
あの頃とは違う未来を
すこやかに生きていることを願って
閉幕にしよう
詩にもならない終わった恋へのラブレター