図書室

岩波あらた

夏は涼しく冬は暖かい、図書室へ皆さん、ぜひ

 「うちの学校は図書委員をまともにやる奴がいない。私しかいない。私は図書委員だからここにちゃーんと来てるわけ。なのにあの人たち来ないんだよ!?ありえなくない!?図書委員なのに、仕事なのに、来ないんだよー!こーんな快適なのに」「そんなもんだよ。おいらは図書委員じゃないけど、時々きみに手伝わされて貸出処理する」「普通に偉いよね」「確かに」いま会話してるこの人なんだけど、今時おいらなんて一人称使う奴珍しいよなー。小学生の時いたよなそんなやつ。なーんて思ってたら、なんか、窓から西日がさしてきて、なんか、青春感。そしたら彼が「あー昼休み終わっちゃうね」「そだねーってかさ、あれじゃない?キヨシ居るじゃん」「あー、清司先生ね」「あの人36歳なんだよ。超意外じゃない!?大宮先生が言ってた」「え、マジで!?アハハハハハハハハハハハ!」キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン……またねー苗字忘れたけど。明日聞けばいっか。

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  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-08-03

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