指導医と研修医
ある大学病院である。ある年の第二内科。研修医は、そのように育っていくのであるが一人の指導医について、研修医は育っていく。純は同じクラブの先輩で、内心、あこがれていた、京子につくことになった。純にとって京子は憧れの存在だった。純は性的倒錯のため、何度も夢想で京子にいじめられたり、いじめたりする夢想をしたことか。その夢がかなったのである。
「よ、よろしくお願いいたします」
純は京子に深々と頭を下げた。京子はクスッと笑った。
「ふふ。真面目な純君のオーベンになれて、私こそ嬉しいわ。でも容赦はしないからね。ビシビシいくわよ」
そう言って京子は純の額を指でツンと叩いた。
その日から、京子と純の師弟の関係が始まった。予想外に京子の指導は厳しかった。
「ダメじゃない。このカルテ記載。もっとしっかり要点をまとめなきゃ」
京子は皆の前で純の頬っぺたをピシャリと叩いた。
「ごめんなさい。ごめんなさい」
純はひたすらペコペコ頭を下げて謝ったが、心密かに被虐のほの甘い官能を感じていた。
ある日の事。京子は車で純を自分のマンションに寄るよう誘った。
「ちょっと、寄ってきなさい。色々、役に立つ事、教えてあげるから」
「はい。ありがとうございます」
純はペコリとお辞儀した。
「勤務時間がおわったら、医局で待ってて。私も仕事がおわったら、すぐ行くから」
そう言って、京子は白衣を翻して病棟へ向かった。
さて、勤務時間がおわった。医局員が、ゾロゾロきて、賑やかに談笑しながら、帰っていった。純がポツンと一人残された。
しばしして、戸がガチャリと開いて京子が入ってきた。
京子は純を見つけるとニコリと笑った。
「さあ。純君。行こう」
「はい」
二人は白衣を脱いで、上着を着て医局室を出た。
そして病院職員専用の駐車場へ向かった。
駐車場には京子の白のスカイラインがあった。
京子は左のドアを開けて、さあ乗って、と言って純を促した。
純は助手席に座ってドアを閉め、シートベルトをつけた。
京子は、右に回ってドアを開け、運転席についた。
そしてドアを閉めシートベルトを装着して、エンジンをかけた。
ブロロロロと、心地よいエンジン音が鳴った。
車は眠りから覚めさせられた生き物のように感じられた。
「じゃあ、行くわよ」
そう言って京子はハンドルを握り、アクセルベダルを踏んだ。
車は勢いよく発車した。
駐車場を出ると、しばし街の中を走った後、郊外の10階建てのマンションについた。
マンションの駐車場に車を入れて、純は京子の後について、階段をのぼっていった。
京子の部屋は五階だった。
純が部屋に入ると、京子はドアを閉め、ドアノブをカチリとロックした。
純はドキンと心臓が高鳴った。これから、密室で京子と二人きりになるのである。
部屋は、さすがに女の部屋だけあって、きれいに整っていた。
京子に促されて、純はソファーに座った。ソファーの前にはテーブルがある。
京子は、ダイニングから、ブランデーと、おつまみを持ってきて、テーブルの上に置いた。
「どうぞ。遠慮しないで、飲んで」
「冷蔵庫に色々あるから、遠慮しないで自由に食べてね」
そう言って、京子はソファーから離れた。
自由に食べて、と言われても、内気な純は、食べられない。
京子が来てから一緒に食べようと、思った。
そう思って待っていると、バスルームの方から、シャワーの音が聞こえてきた。
純はドキンとした。なぜ、京子が、部屋に入るや否や、シャワーを浴びるのか。
純はそれに、何かの意図があるように思われた。
また、バスルームで、シャワーを浴びている京子の姿、裸の京子の体にシャワーが、激しくかかり、京子のふくよかな胸や尻からシャワー水が滴り落ちている姿が、想像力過多の純の頭に浮かんできて、純を悩ませた。
シャワーの音がピタリと止まった。
京子が戻ってきた。
純はびっくりした。
なんと、京子は裸の体をバスタオル一枚巻いただけの格好だったからだ。
胸の所で、バスタオルを重ね合わせているだけで、それは簡単に落ちてしまう。
バスタオルの内側は、京子の裸なのだ。
京子は部屋の真ん中に立った。
京子の頭の上の天井には縄につながれたカラビナが垂れていた。
「あ、あの。純君」
「は、はい」
「ちょっとこっちへ来て」
呼ばれて、純は、バスタオル一枚の京子の所へ行った。
京子は、手を震わせながら、純に縄が結びついている手錠を渡した。
そして、片手を前に差し出した。
「さ、さあ。じゅ、純君。私の右手に手錠をして」
京子は、声を震わせて言った。
純は、興奮しながら、京子の右手に手錠をした。
「さ、さあ。椅子を持ってきて、縄の余りを天井のカラビナに通して」
純はダイニングから椅子を持ってきた。そして、椅子に乗って、京子に言われたように縄の余りを天井に取り付けられているカラビナに通した。
「じゅ、純君。縄を思い切り引いて」
純はカラビナに通された縄を引いた。
純が縄を引くのにつれて、京子の右手が上がっていった。
京子の縛られた右首は、頭の上に引き上げられ、京子は天井から、ちょうど電車で手すりにつかまっているような形になった。
純が、どのくらい引けばいいのか、わからず、躊躇っていると、京子は叫ぶように言った。
「じゅ、純君。手加減しないで思い切り引いて」
言われて純は、グイと縄を思い切り引いた。
縄がピンと張り、京子の右手は、真っ直ぐに伸びた。
「ああー」
京子は、切ない声を上げた。女が、バスタオル一枚で、片手を吊るされているのである。そのバスタオルは、胸の所の縒り、を解けば簡単に、落ちてしまうのである。
「じゅ、純君。縄の端を取っ手に結びつけて」
言われて、純は京子を吊っている縄の端を部屋の取っ手に、結びつけた。
「純君。椅子から降りて。そして、ソファーにもどって」
純は、言われたように、椅子から降りて、ソファーに戻った。
純は心臓をドキドキさせながら京子を見た。
憧れの京子が、バスタオル一枚で片手を吊られているのである。
「純君。今まで、みんなの前で叱って、恥をかかせて、ごめんなさい。今日は、そのお詫びをします。私のみじめな姿をとっくり見て笑って下さい」
そう言って京子はバスタオルの胸の所の縒りを解いた。
体を巻いていたバスタオルがハラリと、とれ、床に落ちた。
美しいプロポーションの京子の一糸まとわぬ丸裸が顕になった。
「ああっ。恥ずかしい」
そう言って、京子は自由な左手で女の恥ずかしい所を隠した。
いじらしさから、乳房をも隠そうとしながら。
京子は、丸裸で、右手を、吊られて、左手一本で、女の秘所を必死に隠しているという、みじめ極まりない姿である。足元にバスタオルが落ちているが、拾うことは出来ない。
それは、エロティック極まりない姿だった。
純は興奮してソファーから、食い入るように京子を眺めた。
純の男は、とっくにビンビンに勃起していた。
「ああっ。純君。やっぱり恥ずかしいわ。見ないで」
京子が体をプルプル震わせながら叫んだ。
言われて、純は、京子を見ていた自分が恥ずかしくなって、さっと目をそらした。
「あっ。純君。いいの。恥ずかしくて、とっさに言ってしまったけれど、自由に見下して下さい。私は純君をいじめた罰を受けなくては、なりません」
「純君。くつろいでお酒とおつまみを食べながら、みじめな私をとっくり見て下さい」
言われて、純は、テーブルの上の酒を、コップに、ほんの少し注いだ。そして、それを飲んだ。うっ、と純は苦い顔をした。純は酒が飲めないのである。
「純様。冷蔵庫にジュースがありますから、お酒が駄目なら、ジュースをお飲みになって下さい」
言われて純は立ち上がってダイニングに行った。冷蔵庫には、オレンジジュースがあったので、それを持ってソファーに戻ってきて座った。
「じゅ、純様。今まで純君を、いじめてきた罰として、今日は、私は純君の奴隷になって、純様に、いじめ抜かれます。今日は、純君を、純様と言います。さあ、くつろいで、おつまみを食べながら、みじめな私を見下して下さい」
京子は丸裸で左手で、必死に秘部を隠しながら言った。
「じゅ、純様。私が、純様のいじめに耐えられなくなって、許しを求めても、どうぞ、かまわず、いじめつづけてくださいね。何をなさっても、かまいません。さあ、どうぞ、いじめて下さい」
純は、言われたように、テーブルの上にあるサラミや、チーズを食べてジュースを飲みながら、裸で吊るされている京子を眺めた。京子は左手一本で、胸と秘部を隠そうとしている。悩ましい姿である。その姿を見ているうちに、純はだんだん、興奮してきた。もう純は京子の裸を直視する事に、なんら躊躇いを感じなくなっていた。
純は自分の携帯をカバンから取り出すと京子に向けて構えた。
「京子先生。申し訳ありません。お言葉に甘えさせてもらって、先生の写真を撮らせていただきます」
「ああっ。許して下さい。純様。それだれは」
「ごめんなさい。でも、先生の姿、美しくて素晴らしいです。僕、どうしても、先生の、その姿を撮っておきたいんです」
そう言って純は撮影ボタンを押した。
カシャ。
撮影音が鳴った。
純は、撮った写真を見て微笑して、カチャカチャと携帯を操作した。
「な、なにをしてるの」
「写真を添付したメールを僕のパソコンに送るんです。そうすれば、安全です」
「や、やめてー。そんな事。それだけは許して」
京子は叫んだが、純はかまわず、写した写真を添付したメールを自分のパソコンに送った。
「やった。これで安心だ」
純は歓喜して言った。
片手を吊られ、残りの片手で裸を隠している京子の恥ずかしい姿が、純のパソコンに送られてしまったのである。
「ああー」
京子は、苦しげに眉を寄せて叫んだ。
純に写真を、どう悪用されるか、わからないのだ。京子は、一生、純におびえて生きなくてはならなくなったのである。
京子は、足元にあるバスタオルを足で持ち上げた。そして、胸の所で手でギュッと押さえた。
京子の裸の体の前はバスタオルによって隠された。だが前だけである。後ろは純の位置から見えないだけで、丸裸なのだ。
「ふふ。京子先生。その姿も、とてもセクシーで、いいですよ」
純は、余裕の口調で揶揄した。
「純様。お願いです。こわい事は、お許し下さい」
京子は、バスタオルを手でギュッと握って哀願した。
「僕の言う事を聞くなら、写真を消去することも考えます」
「は、はい。何でも純様の言う事を聞きます」
純はニヤリと笑った。
純は立ち上がって、京子の机から京子のノートパソコンを持ってきた。そしてノートパソコンをソファーの前の机に置いた。
京子は、何をするのだろう、という不安な表情で見ている。
「京子先生。先生が使っている銀行は、どこの銀行ですか」
「み、三井住友銀行です」
「先生のネットバンキングのカードは、どこにありますか」
「つ、机の引き出しの二番目の財布の中にあります」
純は、また立ち上がって京子の机の所に行き、ネットバンキングのカードを持ってきた。
純はパソコンの電源を入れて、インターネットを開いた。
そして、三井住友銀行のホームページを出した。
「京子先生。先生のパスワードを、教えて下さい」
「き、聞いてどうするの」
「僕の言う事には何でも従う、と言ったじゃないですか」
「612345です」
言って、京子はガックリ首を落とした。
純はログインしてニヤッと笑った。
純はカチャカチャとパソコンを操作した。
「な、何をしているの」
京子が不安げな顔つきで聞いた。
だが純は答えない。パソコンをカチャカチャと操作している。
「出来た」
純は、得意げな口調で言った。
「な、何をしたの」
「先生の口座から、僕の口座にお金を振り込んだんです」
「ああっ」
京子は真っ青になった。
「お願いです。純様。怖い事はお許し下さい」
「安心して下さい。20万円、振り込んだだけです。これで、先生の写真を消す事も考えておきます」
「は、はい。純様。20万円は、差し上げます。ですから、どうか、写真は消去して下さいね」
「それは、先生の態度次第です」
京子はペコペコ頭を下げて頼んだ。
純は、ふふふ、と、笑った。
「あ、あの。純様・・・」
京子は、言いかけたが、途中で顔を真っ赤にして、黙ってしまった。
「何ですか。京子先生」
純は、ことさら礼儀正しい口調で聞いた。
「あ、あの。押入れのダンボール箱があります。その中に、色々なオモチャがありますから、それを、どうぞ、ご自由に使って、私を好きなようになさって下さい」
言って京子は、真っ赤になった。
純はニヤリと笑って、立ち上がり、押入れを開いた。
京子が言った通り、ダンボール箱があった。
純は、ダンボール箱を持って戻ってきた。
引き出しには、色々な、怪しげな物が入っていた。
麻縄、蝋燭、イチジク浣腸、バイブレーター、自縛手引き書、SM写真集、などである。
純は、ふふふ、と、勝ち誇ったように笑った。
「ふふふ。京子先生はマゾだったんですね。今まで、自分で縛って、被虐の快感に浸っていたんですね。僕をことさら厳しく叱っていたのも、今日のためだったんですね」
純は、自縛手引き書をパラパラめくりながら言った。
だが、京子は答えない。黙って、顔を真っ赤にしている。
「京子先生。僕の質問に答えて下さい」
純は厳しく問い詰めた。だが京子は黙っている。紅潮した顔をそむけて、裸の体を隠すバスタオルを胸の所で手でギュッと握りしめている。
「ふふ。京子先生。恥ずかしくて答えられないんですね。わかりました。では、ご要望にお答えして、京子先生をうんと辱しめてあげます」
そう言って純は立ち上がり、バスルームにあった等身大の姿身の鏡を京子の後ろの壁に立てかけた。
そして、再び、ソファーに戻ってドッカと座った。
「ふふ。京子先生。前は見えませんけれど、後ろが鏡で丸見えですよ。ムッチリしたお尻と、お尻の割れ目が丸見えですよ」
純はニヤリと笑って言った。
「ああっ。いやっ。見ないで」
京子は真っ赤になって叫んだ。
だが、どうすることも出来ない。
純は、引き出しの中からペニスバンドのような物を見つけた。
だが、よく見てみると、それはペニスバンドではなかった。それは、男の形の物を女の穴の中に埋め込んで、女の体に固定するものだった。「女泣かせ」と、書いてある。
純は、引き出しの中にリモコンのスイッチのようなものを見つけた。
スイッチを入れると、ブイーンという細かい振動音がして、男の形の物が、気味悪く、小刻みに振動しながら、くねりだした。
純はニヤリと笑った。
純は、それを持って、バスタオルで必死に体を覆っている京子の所へ行った。
純は縄をゆわえてある取っ手から縄をほどいて、少しゆるめてから、また、取っ手に結びつけた。吊るされている京子の右手の緊張が少し緩んだ。
京子は、どうしてそうされたのか、わからない、といった表情である。
「さあ。京子先生。両手を吊るしますから、左手を上げてください」
そう言って、純はバスタオルをギュッと押さえている京子の左手をつかんだ。
だが、京子は顔を真っ赤にして、バスタオルをギュッと握っている。
「安心して下さい。恥ずかしい所は見えないよう、ちゃんと隠しますから」
そう言って純はニヤリと笑った。
「さあ。手をあげてください」
純は、強引に京子の左手を引っ張り上げた。
今まで、裸を覆っていたバスタオルがハラリと落ちて、京子の体が丸見えになった。
「ああっ。いやっ」
京子は、とっさに足をピッチリと閉じ合わせた。
京子の、そこの毛は、きれいに剃られていて、割れ目がクッキリと見えた。
少女のようである。
「ふふ。京子先生。自分で剃って楽しんでいたんですね」
言われて京子は、真っ赤になった。
純は、京子の左手を、もう片方の手錠にはめた。
両手に手錠をかけられて吊るされて、これでもう、京子は裸を隠すことが出来なくなった。
京子の裸は丸見えである。
京子は、女の恥ずかしい所を見られないよう、必死に腿を寄り合わせている。
「ふふ。京子先生。そう、恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ。恥ずかしい所はちゃんと隠しますから」
そう言って、純は、裸の京子の前に屈んで、「女泣かせ」を手にした。
「さあ。京子先生。これを、取り付ければ、恥ずかしい所は隠せます。足を開いて下さい」
そう言って、純は京子の腿をポンと叩いた。
京子は、言われて、そっと足を開いた。
純はニヤリと笑って、男の形の物を、京子の女の部分に当てた。
「さあ。京子先生。入れますよ」
そう言って、純は、男の形の物をグイと力を込めて押しつけた。
「あっ。いやっ」
京子は、眉を寄せて、叫んだ。
しかし、純はグイグイ押しつける。
とうとう、男の形の物は、するっと京子の体の中に入った。
「ああー」
京子は、反射的に、声を上げた。
一度、先端が入った後は、スルスルと抵抗なく、男の大きな形の物が、あたかも飲み込むように、容易に入っていった。純は男の形の物を、付け根まで、入れた。
「す、すごい。こんな大きな物が入っちゃうなんて」
純が、驚嘆して言うと、京子は真っ赤になった。
純はT字型の革ベルトを京子の腰に、しっかり取り付けた。
TバックのTフロントの革ベルトである。
確かに、男の物を固定するための革ベルトは、かろうじて女の部分を隠している。
しかし、縦のベルトは、きびしく尻の割れ目に食い込んで、ムッチリした尻は丸見えである。
仕事がおわると、純はソファーにもどって、ドッカと腰かけた。
「どうです。京子先生。恥ずかしい所は見えませんよ」
「でも、お尻は、鏡で丸見えですけど・・・」
「先生は一人の時、これを自分で取り付けて振動させて、遊んでいたんですね」
純が言ったが、京子は顔を赤くして首を振った。
「ち、違います。それらのオモチャは、誰かが小包で郵便で私に送ってきたんです。ですから、その変な物を使ったことはありません」
「じゃあ、どうして捨てないんですか」
京子は答えられず黙ってしまった。
「やっぱり、誰かが送ってきたなんてウソですね。京子先生が、自分で買ってきて、遊んでいたんですね」
京子は顔を赤くして、黙っている。
「そう恥ずかしがる必要はないですよ。こういう物は江戸時代からあって、男のいない女が、自分を慰めるために使っていたんですから」
純は得意げな口調で言った。
「でも、それは自分でやったのでは、辛くなったら、いつでも止められますね。それは、男が女に取り付けて女を責める物です」
純は得意げに続けて言った。
「先生。先生の姿、とてもセクシーで素敵ですよ。写真に撮っておきましょう」
そう言って純は箱からデジカメを取り出して京子に向けた。
「ま、待って」
京子が叫んだ。
「何ですか。先生」
「あ、あの。お願いがあるんです」
「どんなお願いですか」
「め、目隠しをして下さい。箱の中にアイマスクがあります」
純はニヤリと笑った。
「そうですね。目隠しすれば、顔は隠せますからね」
純は箱の中のアイマスクをとって、京子に近づいた。
「じゃあ、目隠しをしますよ」
そう言って純は京子にアイマスクをかけた。
そして、再び、ソファーにもどった。
そして、毛筆を持って裸で吊るされている京子に近づいた。
京子は目を隠されているため、純が何をしているか、わからない。
それが京子の恐怖心を煽った。
「あっ」
京子は、とっさに声を上げた。
毛筆がスッと京子の腹に触れたからである。
「な、なにをするの」
「ふふ。京子先生の目隠しされている姿を見ていたら、筆でくすぐって、悪戯したくなっちゃったんです」
そう言って、純は京子の腹を筆でスッ、スッとなぞった。
「ああ。やめて。純君。くすぐったいわ」
京子は訴えたが、純は無視して、毛筆を京子の腹に這わせつづけた。
「でも、お腹は、そう、くすぐったくないでしょう。脇とか首筋とか、は、くすぐりませんから安心して下さい」
そう言って、純は京子の腹を筆でスッ、スッとなぞった。
ある程度、筆で京子の腹を刷いた後、純は京子の背中に廻って、京子の背中を筆でなぞった。
「ふふ。京子先生。ムッチリしたお尻が丸見えで、とてもセクシーですよ」
「い、いやっ。は、恥ずかしいわ。見ないで」
純が揶揄すると、京子の尻がピクンと動いた。
「もう、これで満足しました」
京子の背中を少し、なぞってから純は、そう言って、ソファーにもどった。
「京子先生。先生のセクシーな姿を写真に撮らせていただきます」
そう言って、純はデジカメを、裸で吊られている京子に向けた。
京子は、顔を赤くして、黙っていた。
嫌がる様子は無かった。
恥ずかしい裸の写真を撮られても顔は目隠しされていてわからないのである。
これなら、写真を撮られても、安心である。
それが京子を安心させたのだろう。
「京子先生。先生は目隠しされているのですから、誰だかは、わかりません。安心して下さい」
純は、ことさら京子を安心させるように、言った。
カシャ。
デジカメの撮影音が鳴った。
カシャ。カシャ。
純は、さらにつづけて数枚、撮った。
純はニヤリと笑って、バイブレーターのリモコンスイッチを入れた。
ブイーンという細かい振動音が鳴り出した。
「ああー」
京子は体をくねらせて叫んだ。
京子の体の中で男の形の物が動き出したのである。
だが、京子は両手を吊られているため、どうする事も出来ない。
京子は、腿をピッチリ閉じてプルプル震わせている。
「ふふ。どんな気分です。京子先生」
純は、ふてぶてしい口調で聞いた。
「お、お願い。やめて。純君」
京子は哀切的な口調で訴えるように言った。
純は、ふふふ、と、笑ってバイブレーターのスイッチを止めた。
バイブレーターの振動音が止まった。
「お、お許し下さり有難うございます」
京子は、肩で、はあはあ、呼吸しながら、腿をピッチリ閉じて言った。
「京子先生。疲れたでしょう」
そう言って、純はペットボトルのオレンジシュースを持って京子の所へ行った。
「さあ。先生。咽喉が渇いたでしょう。顔を上に向けて、口を開いて下さい」
言われて、京子は顔を上に向けて、口を開いた。
純は、京子の口にオレンジジュースのペットボトルの先を逆さにして入れた。
京子は、眉を寄せて、んぐんぐ、苦しそうにジュースを飲んだ。
ペットボトルのジュースの水位が、どんどん減っていった。
とうとうペットボトルは空になった。
純が京子の口からペットボトルを引き抜くと、京子は、呼吸を止めていた苦しさから開放されて、プハー、と、何回も深呼吸した。
「京子先生。おいしかったですか」
純は慇懃無礼な口調で言った。
「は、はい」
京子は顔を赤くして、小声で答えた。
目隠しされているため、京子は純が、どんな表情か、わからない。
それが、京子の恐怖心をつのった。
純は、裸で吊るされている京子をまじまじと見ているのである。
京子は、恥ずかしさから、腿をピッチリ閉じ、吊るされている両手の親指をギュッと握りしめて恥ずかしさに耐えた。
純が、どんな顔で自分を眺めているかと思うと京子は耐えられない思いになった。
「ああー」
突然、京子は、悲鳴を上げた。
京子の無防備な状態の豊満な二つの乳房に、いきなり、背後からピタリと両手が貼りついてきたからである。京子は、両手を吊られているため、どうする事も出来ない。乳房に貼りついた触手は、だんだん、柔らかい弾力のある乳房を、ゆっくり揉みはじめた。
「ああっ。やめて。純君」
京子は、体を揺すって叫んだ。
だが、触手の動きは、止まらない。
触手は、柔らかい乳房を思うさま楽しむよう、揉みしだき、乳首をキュッと摘んだりした。
「ああっ。やめて。純君。こわいわ」
京子は叫んだ。だが、返事は返ってこない。
目隠しされているため、京子は何も見えない。
暗闇の中で、物言わず、乳房に吸いついている触手は、京子の恐怖心を激しく煽った。
しばしすると、乳房にまとわりついていた触手が、ようやく離れた。
京子は、ほっとした。だが、それも束の間。
今度は、京子のムッチリした尻に触手がピタリと吸いついた。
「ああっ」
京子は悲鳴を上げた。
触手は、京子の弾力のある尻を撫でるように、思うさま、這い回った。
そして触手は、ピッチリ閉じ合わさった京子の尻の割れ目に入り込むと、グイと割れ目を押し開いた。
「ああー」
京子は悲鳴を上げた。
尻の割れ目には革ベルトが、Tバックのようにピッチリ取り付けられているので、女の恥ずかしい所はそれによって、かろうじて隠されている。
しかし、それは覆いというには、あまりにも小さい。
ほとんど裸と同じである。
触手は、尻の割れ目から、女の谷間の辺りを、念入りに、不気味に這い回った。
「ああー」
京子は悲鳴を上げた。
しかし触手は、容赦せず、女の恥ずかしい所を、その柔らかい感触を楽しむかのごとく、執拗に這い回った。あたかも痴漢の手の如く。
触手は、次に尻からつづく太腿へと移って行った。
触手は弾力のある太腿を、その感触を楽しむかのごとく念入りに這い回った。
「じゅ、純君。な、何か言って。こ、こわいの」
京子は、すがるような口調で訴えた。
だが、返事は返ってこなかった。
そのかわり、太腿を這い回っていた触手が離れた。
京子は、ふう、と、大きく呼吸した。
が、それも束の間。
両手を吊り上げられて、丸出しになっている無防備な脇の窪みに、ピタッと触手が触れたのである。
「ああー」
京子は悲鳴を上げた。
だが、触手は容赦なく無防備な脇の窪みをくすぐり出した。
「ああー。や、やめてー」
京子は体を激しく揺すりながら叫んだ。そこは、体の中でも一番くすぐったい所である。両手を吊られているため、逃げようがない。
「ああー。や、やめてー。純様。そこだけはお許し下さい」
京子は体を激しく揺すりながら叫びつづけた。
「む、鞭打って下さい。いくらでも。そのかわり、そこをくすぐるのだけは、止めて下さい」
京子が、そう言うと京子の脇の窪みをくすぐっていた触手は、スッと京子から離れた。
「お許し下さり有難うございます。純様」
京子は、はあはあ、肩で荒い呼吸をしながら、許しが聞きいれられた感謝を言った。
純は、ソファーにもどって、ドッカと座った。
京子から離れる足音とソファーがしずむ音で、それは京子にもわかった。
しばしして、カシャ、カシャっとデジカメの撮影音が鳴った。
「じゅ、純様。御満足のいくまで、いくらでも写真を撮って下さい。そのかわり腋の下のくすぐりだけはお許し下さい」
京子は訴えるように言った。
「京子先生」
「はい。純様。何でしょうか」
京子の言葉には、多少、喜びが含まれていた。
今まで、何を言っても返事が無い物言わぬ無言の責めから、はじめて純が言葉を言ったからである。
「京子先生。京子先生を触ったのは僕じゃないですよ」
京子は、クスッと笑った。
「純君。そのウソは、ちょっと見え透いていすぎるわよ」
京子の態度に少し、余裕が出てきた。
「本当です。僕は、とても京子先生の体を玩ぶような事なんて、恐れ多くて出来ません」
「じゃあ、誰なの」
京子は居丈高に言った。
「僕の友達です」
「どうして純君の友達なの。この部屋にいるのは、私と純君の二人だけじゃない」
京子はゆとりの口調で言った。
「僕は彼に携帯でメールを送ったんです。今、京子先生が目隠しされて裸で吊るされているから、来ないかって。そしたら、直ぐ行く、というメールが来て、彼が来たんです。僕はそっと戸を開けて彼を部屋に入れたんです。彼は、忍び足で音をたてないよう部屋に入ってきて、京子先生を見つけるとホクホクした顔つきで、先生の体を触りまくってから、また忍び足で去って行ったんです」
京子は、うぐっ、と声を洩らして困惑した顔つきになった。
純の言っている事がウソだと証明できないからだ。
純はつづけて言った。
「京子先生もいつも言っているじゃないですか。学問では、きちんと証明できないものを安易に決めつけてはいけないって」
京子は言い返せないで困惑した表情である。
その時、ブイーンという細かい振動音が鳴り出した。
純がバイブレーターのリモコンスイッチを入れたのだ。
「ああっ」
京子は、叫び声を上げてブルブルと激しく体をくねらせ出した。
純はニヤニヤ笑って、悶える京子を眺めた。
しばしして、純はリモコンのスイッチを切った。
ブイーンという振動音が止まった。
京子は肩で、ふうふう、言いながら、腿をピッチリ閉じている。
男の物は、純がスイッチを入れると、それは、京子の体の中で、気味悪く、くねりながら、細かく振動して京子を悩ませるのである。
京子は、はあはあ、と肩で息をしながら、一休みしている。
純は、ニヤリと笑って、再びリモコンのスイッチを入れた。
ブイーンという、振動音が、また、鳴り出した。
「ああっ」
京子は、また、叫び声を上げて、ヨロヨロよろめきながら、ブルブルと激しく体をくねらせ出した。
純はニヤニヤ笑って、悶える京子を眺めた。
純はデジカメを悶える京子に向けた。
「京子先生。先生の悶える姿、とっても魅力的ですよ」
そう言って、純は裸で吊るされてバイブレーターのレザーをつけて、悶えている京子を撮った。
カシャ、カシャとデジカメの撮影音が鳴った。
「京子先生。安心して下さい。先生は目隠しされていますから、先生だとわかりませんよ」
そう言って、純はバイブレーターのスイッチを入れては、悶える京子を撮った。
しばしして、純はリモコンのスイッチを切った。
京子は肩で、ふうふう、言いながら、哀しそうな瞳を純に向けた。
「純君。お願い。やめて」
京子は、切実な口調で訴えた。
「じゃあ、レザーをとりましょうか」
純は、ふてぶてしい口調で言った。
京子は、黙って答えない。哀しそうな瞳を純に向けている。
レザーをとったら、恥ずかしい所の覆いがなくなってしまうのだ。
純は、京子が落ち着きだすと、スイッチを入れた。
「ああっ」
京子は、喘ぎ声を上げながら、体を激しくくねらせた。
「やめて。純君。スイッチを入れないで」
京子は、耐えかねたように叫んだ。
純はニヤリと笑った。
「先生。このオモチャ面白くて、僕、どうしても悪戯したくなっちゃうんです。それで考えたんですけど、レザーをとりますから、その代わり股縄をする、というのは、どうでしょう。股縄をすれば恥ずかしい所は、何とか見えませんよ」
純は含み笑いして言った。
京子は顔を赤くして黙っている。
純は再びリモコンスイッチを入れた。
「ああっ」
京子は、叫んで、体をくねらせた。全身、汗まみれである。
「わ、わかりました。股縄をして下さい。で、ですから、どうか、バイブを外して下さい」
純はニヤリと笑ってスイッチを切った。
京子は、はあはあ、と肩で大きく息をしている。
純は縄を持って京子に近づいた。
「先生。では、バイブレーターを外します」
そう言って、純は京子の腰に取り付けられている革ベルトを取り外した。
京子を悩ましていた男の形の物を引き抜くと、それは、グッチャリと濡れていた。
「うわー。すごい。先生、感じちゃってたんですね」
純は、ことさら、驚いた口調で言った。
京子は顔を真っ赤にした。
京子の女の毛は、きれいに剃られているため、女の恥ずかしい割れ目は、丸見えである。
京子は太腿をピッチリ重ね合わせて、何とか見られないようにしている。
しばしたったが、何も起こらない。
もしや、このまま丸裸にされたままにされるのか、という恐怖が京子に起こった。
「じゅ、純君」
「はい。何ですか」
あ、あの、と言って京子は顔を真っ赤にして言った。
「あ、あの。ま、股縄をするんでしょ」
言って、京子は真っ赤になった。
純はニヤリと笑った。
「わかりました。では、股縄をします」
そう言って、純は縄を二本にした。そして京子のくびれたウエストにしっかり巻きつけた。
縄の結び目は京子の臍の下にある。
「さあ。先生。しっかり足を開いて下さい。縄がちゃんと割れ目に通るようにしますから。そうすれば、恥ずかしい所は隠せますよ」
純に言われて、京子は、顔を真っ赤にして、そっと足を開いた。
純は、京子の閉じ合わさっている女の襞を広げ、その間に二本の縄を通した。
そして、尻の割れ目に食い込ませて、ギュッときつく縄を引き絞った。
「ああー」
京子は悲鳴を上げた。
純はニヤリと笑って、引き絞った縄を、腰縄にカッチリと結びつけた。
純は、パンパンと手を払って、ソファーにもどった。
京子は再び腿をピッチリ閉じ合わせた。
「ふふ。京子先生。とってもセクシーですよ。恥ずかしい所は縄で隠されて、見えませんよ」
純が揶揄すると、京子は、ぽっと顔を赤くした。
股縄だけされた、ほとんど丸裸の姿を純がじっと見ていると思うと京子は羞恥に耐えられない思いになった。
「どうです。股縄の感触は」
言われて京子は顔を赤くした。
股縄は京子の恥ずかしい割れ目をきびしく締めあげている。
京子がピッチリ尻を閉じ合わせているので、縄が尻の中に埋まって、尻は何もつけていないのと、ほとんど同じに見える。
カシャ。カシャ。
デジカメのシャッターが切られる音がした。
「京子先生。すごくセクシーな姿ですよ。写真に撮っておきます。顔は目隠しで隠されてわからないから、安心して下さい」
そう言って、純は、後ろに回ったりして、何枚も、股縄だけの京子の裸の姿を撮った。
「さあ。京子先生。そう、足を閉じていないで、開いて下さい」
言われて京子は、そっと足を開いた。
純の言った通り、顔は見えないから、誰だかはわからないのだ。
女は自慢の体を見られたい、という露出願望があり、京子にも、それが起こっていた。
カシャ。カシャ。
デジカメのシャッター音が鳴った。
「いいですよ。その姿」
そう言って、純は、色々な角度から股縄だけの裸の京子を撮った。
「じゃあ、そろそろ目隠しをとりましょう」
そう言って純は、京子のアイマスクを、そっと、とった。
京子は、そっと目を開いた。
目の前には、純がデジカメを持って京子をしげしげと眺めている。
瞬時に京子に羞恥が襲ってきて、京子は真っ赤になって顔をそむけた。
目隠しは、純の視線を遮って羞恥に耐える役割も果たしていた。それが、もう、無くなってしまったのである。
その時。純はニヤリと笑って、デジカメを京子に向け、シャッターを切った。
「ああっ。やめてっ。純君」
京子は、とっさに叫んだ。
目隠しがないから、もろに京子の顔が写った京子の裸が撮られてしまったのである。
やめてー、と叫ぶ京子を無視して純は、何枚も素顔の京子のヌード写真を撮った。
純は、もう、十分撮って満足したように、デジカメをテーブルの上に置いた。
「京子先生。お腹を見て下さい」
言われて京子は、顔を下に向けて、腹を見た。
「いやー」
京子は悲鳴を上げた。
京子の腹には、墨汁で、「私はマゾ女、佐藤京子」と、書かれてあったからである。
純が京子に目隠しして、筆で腹をくすぐったが、あれは、くすぐり、ではなく、筆に墨汁をつけて、京子の体に、こう書いていたのだ。
京子は真っ青になった。今まで、目隠しされた状態で写真を撮られてきたので、素性はわからない、という安心があった。しかし、これでは、もう、おしまいである。
バイブで悶える姿、股縄の姿、すべて写真に撮られてしまったのである。
「お願い。純君。写真を消して」
京子は、股縄のみじめな姿で訴えた。
「ごめんなさい。京子先生。消すにはあまりにも美しい姿です。美は京子先生、個人の物ではありません。世界の共通財産です」
そう言って、純はデジカメで撮った写真を京子のパソコンに入れて、自分のパソコンに送った。これで、もう、京子は、どうしようもなくなった。しかも、目隠しをとった京子の素顔が写っている写真まで、撮られて、送られてしまったのである。
「じゅ、純君。写真は、一人で見るのにとどめてね。ネットに出さないでね」
京子はペコペコ頭を下げて哀願した。
「はい。前向きに考えたいと思います」
純は政治家の答弁のような言い方をした。
京子はガックリと力尽きて項垂れてしまった。
「先生。股縄がつらいでしょう。もう、はずします」
純が言ったが、京子は、もう何をされても抵抗する気力も無いという様子である。
純は股縄を外した。
これで、京子は、覆う物、何もない丸裸になった。
純は、箱にあったピンク色のハート型の二プレスを持ってきて、京子の女の所に貼った。
「ううっ。セクシーだ」
純はそう言ってデジカメで、丸裸で女の恥ずかしい所だけをハート型のニプレスがつけられている京子を写真に撮った。
純は、京子の衣装箪笥の所へ行って、開いてゴソゴソ漁った。
セクシーなピンクのパンティーとブラジャーがあったので、それを持ってきた。
純は、まずブラジャーを京子の豊満な乳房に取り付けた。
ブラジャーとニプレスという、みじめな姿の京子を純はデジカメでカシャリと写真に撮った。
「すみません。京子先生。悪い事とは、わかっているんですけど、あまりにも美しいので、撮ってしまいました。ごめんなさい」
純が、謝っても京子は、もう、諦め切っているといった様子で黙っている。
「じゃあ、ちゃんとパンティーもつけます」
そう言って、純は女の部分に貼ってあるハート型のニプレスをとった。
純は京子のパンティーを京子の足元に置いた。
そして、京子のパンティーを京子の片方の足に通した。
「はい。先生。もう片方の足も通して」
言われて京子は、黙って、もう片方の足をパンティーに通した。
京子は、まるで着せ替え人形のようである。
純は、両足の通ったパンティーをスルスルと引き上げていった。
が、ちょうど、女のYの字の部分に来た時、純はパンティーを離した。
パンティーは、弾力で落ちない。女の部分は、かろうじてパンティーによって、隠されている。が、尻は丸出しである。それは、履く途中というより、脱がされ始めたようにしか見えない。
純は、再びデジカメを京子に向けて、カシャリと、みじめな京子の姿を写真に撮った。後ろに廻って、丸出しの尻も撮った。
「ごめんなさい。先生。悪い事とはわかっているんですけど、先生があまりにも美しいもので撮ってしまいました」
そう言って純は、デジカメでとった写真を京子のパソコンに移して、自分のパソコンに送った。純は、京子の所に行きパンティーを完全に引き上げて、腰の所でピチンと音をさせて離した。
これでもう、京子はパンティーとブラジャーをつけて、恥ずかしい所は完全に覆われた。
純はフレアースカートと開襟シャツを持ってきて、吊られている京子にフレアースカートを履かせた。
「長い間、吊られて、つらかったでしょう」
そう言って純は、取っ手に結び付けられている縄尻を外した。
そして、ゆっくりと引き下げていった。
それにともなって、京子の体は下がっていった。
ついに、京子の重たい尻が床についた。
純は、京子の手錠をはずした。
長い間、吊られていたため、京子の手首には手錠の跡がクッキリついていた。
純は京子の片手に開襟シャツを通し、もう一方の手にも通した。
そして、シャツのボタンを一つずつ閉めて、シャツの下をスカートの中に入れた。
これでもう、京子は完全に普通の姿にもどった。
京子はグッタリと床に倒れた。
拷問を受けた後の人のように。
もっとも、拷問を受けた、といっても、何ら間違いではない。
純は京子を抱き上げて、ベッドに連れて行って、ベッドに寝かせた。
純は、長い時間、吊るされていた、京子の足や手を、按摩のように揉んだ。
京子はベッドにうつ伏せになって、純に身を任せている。
「京子先生。ごめんなさい。ワルノリしちゃって」
「いいの。私が純君に誘った事だもの。でも、写真はネットに出さないでね。お願い」
「はい」
純は素直な口調で言った。
「先生。お金は返します」
「ありがとう」
ようやく京子は落ち着ちつきを取り戻してきた。
「先生。今日は、有難うございました。そろそろ帰ります」
そう言って純は立ち上がろうとした。
「純君。ビーフシチューをつくるから食べていって」
「はい」
京子は立ち上がってキッチンに行った。
京子は冷蔵庫から牛肉を取り出して切って、ビーフシチューをつくった。
「純君。出来たわよ。来て」
京子に呼ばれて、純はキッチンに行った。
食卓には、ビーフシチューと御飯とサラダが用意されていた。
純は食卓についた。京子も純と向かい合わせに食卓についた。
「さあ。純君。食べて」
「ありがとうございます。いただきます」
そう言って純は食べた。
「京子先生。最高においしいです」
純は肉を噛みながら笑顔で言った。
「ありがとう」
京子も嬉しそうに微笑んだ。
「あ、あの」
と言って、京子は言いためらった。
「純君。今日の事、誰にも言わないでね」
京子は顔を赤くして小さな声で言った。
「はい」
純は元気に答えた。
「純君。ごめんね。変な事をさせちゃって」
「い、いえ。とんでもありません」
「どうだった」
「あ、あの。す、すごく興奮して楽しかったです」
京子は真っ赤になった。
食事がおわった。
京子は、車で送る、と言ったが、純は、先生は疲れているからいいです、電車で帰ります、と言って京子の部屋を出た。
☆ ☆ ☆
翌日。京子は、昨日の事など無かったかのように、皆の前で厳しく純を叱った。
「駄目じゃない。このカルテの記載」
そう言って、京子は純の頬っぺたをピシャリと叩いた。
「ご、ごめんなさい」
純は以前と同じようにペコペコ頭を下げて謝った。
人がいなくなった時に、京子はそっと純の耳に口を寄せた。
「純君。今週の日曜もまた私のマンションに来てくれる」
京子は顔を赤くして小声で言った。
「はい」
純はニコリと笑って元気に答えた。
指導医と研修医