うらしま太郎3

昔々のことです。
いつの時代のことかは、わかりません。
平安時代かも、知れませんし、鎌倉時代かもしれません。
ともかく、現代、(平成30年)、から見ると、大昔の時代のことです。
日本に、ある、言い伝えの話がありました。
その、大まかな、あらすじ、を言うと。
・・・・・・・・
ある青年、(名前は、うらしま太郎、と言います)、が、浜辺を歩いていました。
すると、一匹の亀が、子供たち、に、いじめられていました。
青年は、子供たちに、「こらこら。亀をいじめてはいけないよ」、と、注意しました。
すると、子供たちは、逃げていきました。
すると、残された亀が、人語を話し出しました。
「うらしま太郎、さん。助けてくれて、有難うございました。お礼に、竜宮城にお連れしたい、と思います。きれいな乙姫さま、も、います」
と、言いました。
うらしま太郎、は、亀の背に乗って、海の中の竜宮城に、行きました。
そこには、綺麗な、乙姫さまがいて、乙姫さまは、亀を助けてくれたお礼に、うらしま太郎、に、ご馳走を出したり、魚の踊り、を見せたりして、最恵国待遇で、もてなしました。
うらしま太郎、は、長い期間、乙姫と、竜宮城で、楽しく暮らした後、宝物のたくさん入った玉手箱をもらって、亀の背に乗って、元の浜辺の村に帰りました。
・・・・・・・・・・・
と、いうものです。
その話は、(浦島太郎)、の話、と、言われて、後々まで、伝承されました。
(浦島太郎)、の、話が、本当なのか、それとも、作り話、なのかは、定かではありません。
そして時代が、100年、くらい、経ちました。
ある、浜辺の村に、うらしま太郎、と、いう名前の、青年がいました。
青年は、(浦島太郎)、の、話を、いたく、気に入っていました。
青年は、
(本当に、海の中に、竜宮城、や、乙姫さま、が、いたら、どんなに、素敵だろうな)
と、夢想しつづけていました。
ある日のことです。
うらしま太郎、が、浜辺を歩いていると、大きな亀が、いて、亀は、村の子供たち、に、いじめられていました。
うらしま太郎、は、(これは、言い伝えの、浦島太郎の話とそっくりだ)、と、驚きながら、子供たちに、
「こらこら。君たち。そんな、可哀想なことを、するものじゃないよ」
と、子供たちを叱りました。
すると。
「うわー。逃げろー」
と、子供たちは、蜘蛛の子を散らすように、逃げていきました。
「ああ。ありがとうございました。もう少しで、いじめ殺される所でした」
と、亀は、助けてもらった、お礼を言いました。
亀が、人語を話すので、うらしま太郎、は、
(やはり、浦島太郎の話は、作り話、ではなく、事実だったのだ)
と、感動しました。
「うらしま太郎さま。ぜひ、助けて下さった、お礼をしたいと思います。ぜひとも、私と一緒に、竜宮城へ、行ってもらえないでしょうか?私は、亀蔵と言って、竜宮城にいる、乙姫さまに、仕えている、乙姫さまの、家来なのです」
亀は、そう言いました。
「わかりました。有難うございます。私も、ぜひ、竜宮城に行って、乙姫さまに、会いたいです」
と、うらしま太郎、は、言いました。
「それでは、私の背中に、お乗りください」
亀に、促されて、うらしま太郎、は、大きな、亀の甲羅の背中に乗りました。
亀は、海の中に、入ると、スーイ、スーイ、と、泳ぎ出しました。
亀の背中に乗って、海上を走るのは、なかなか、快適でした。
水上バイクに、乗っているような気分です。
「うらしま太郎さま。竜宮城は、海の底にあります。これから、海の中に、潜ります。しかし、ご安心ください。龍神(海の神)の、神通力によって、うらしま太郎さまは、海中に入って呼吸しなくても、大丈夫です」
亀は、そう言いました。
そして、亀は、海の中に、潜水していきました。
亀の言った通り、うらしま太郎、は、海中に入って、呼吸が出来なくなっても、苦しくならず、平気でした。
うらしま太郎、は、子供の頃に、憧れて続けていた、夢が、本当に、かなって、言葉に言い表せない、最高の喜びを感じていました。
海の中では、様々な魚が、泳いでいます。
やがて、きれいな、お城が見えてきました。
「うらしま太郎さま。あれが、竜宮城です」
亀が言いました。
「乙姫さまー。ただいま、帰りました」
竜宮城に着くと、亀は、大きな声で叫びました。
すると。
「はーい」
という、声が聞こえました。
そして、竜宮城の戸が、開きました。
そして、美しい女性が顔を現しました。
乙姫は、それは、それは、きれいで、その奇麗さ、といったら、言葉では、言い表せないほどで、深田恭子、や、小川彩佳、も、乙姫の美しさと、比べると、見劣りしてしまう、ほどでした。
うらしま太郎、は、
(乙姫の体は、人魚なのだろうか、それとも、人間と同じなのだろうか?)
という、疑問を持っていましたが、乙姫の体は、人間と全く同じで、二本の、美しい足を持っていました。
そのことに、うらしま太郎、は、ほっと、安心しました。
「お帰り。亀蔵」
と、美しい女性は、亀に言いました。
「乙姫さま。ただいま、帰りました」
亀が、言いました。
「あら。こちらの方は誰?」
乙姫が亀の横に立っている男を見て、亀に聞きました。
「乙姫さま。この方は、うらしま太郎さま、といいます。この方は、私が、浜辺で、子供たちに、いじめられている所を、救ってくださったんです」
亀は、乙姫に、そう説明しました。
「そうだったのですか。うらしま太郎、さま。それは。それは。どうも、ありがとうございました。この亀は、亀蔵と言って、私の大切な家来です。ぜひとも、お礼をしたく思います。さあ、どうぞ、お上がり下さい」
そう言って、乙姫は、うらしま太郎に、恭しく、頭を下げました。
その晩、乙姫は、うらしま太郎、を、最恵国待遇で、もてなしました。
乙姫は、うらしま太郎、に、豪華なご馳走を出しました。
しかし、それは、全部、魚料理でした。
食後に、乙姫は、
「うらしま太郎、さま。どうぞ、魚たちの、躍りを、ご覧になって下さい」
と言って、パンパンと、手を叩きました。
すると、鯛、や、ヒラメ、が、現れて、音楽に合わせて、躍り出しました。
うらしま太郎、は、食後、タバコを吸って、鯛、や、ヒラメ、の舞い踊りを見ていましたが、
「つまらんな」
と、不機嫌そうに、つぶやきました。
「えっ。うらしま太郎、さま。何が、ご不愉快なのでしょうか?」
と、乙姫は、何がなんだか、わからない、といった顔つきで、驚いて、うらしま太郎、に、聞きました。
「魚の躍り、なんて、つまらないぜ」
と、うらしま太郎、は、不満そうに、言いました。
「で、では。どうすれば、ご満足いただけるのでしょうか?」
乙姫が、おそるおそる、うらしま太郎、に、聞きました。
「魚の躍り、なんて、つまらないぜ。それよりも、オレは、あんたの、ストリップショーが、見たいな」
と、ふてぶてしく言いました。
乙姫は、しばし、困惑した表情で、唇を噛みしめていましたが、
「わ、わかりました。私が、ストリップショーを致します」
と、言いました。
そして、立ち上がりました。
「おい。音楽を、ストリップショーに、ふさわしい、Sam Taylor - Harlem Nocturne、にでも、変えろ」
と、うらしま太郎、は、乙姫に、命じました。
「はい。わかりました」
乙姫が、そう言うと、音楽は、妖艶な、Sam Taylor - Harlem Nocturne、の、怪しいムードミュージックに変わりました。
乙姫は、その、Sam Taylor - Harlem Nocturne、の、音楽に、合わせて、体をくねらせながら、十二単の、衣装を、一枚一枚、脱いでいきました。
そして、ついに、ブラジャー、と、パンティー、だけに、なりました。
乙姫は、(これ以上は、もう許して下さい)、とでも、訴えるかのような、悲しそうな目を、うらしま太郎、に、向けました。
しかし、うらしま太郎、は、許しません。
乙姫は、うらしま太郎、の、命令には、逆らえませんでした。
亀を助けてもらった恩がありますから。
「おい。ブラジャー、と、パンティー、も、脱ぐんだ」
うらしま太郎、は、怒鳴りつけました。
乙姫は、シクシク泣きながら、ブラジャー、を、外し、パンティー、も、脱いで、全裸になると、手で、胸と、恥部を、隠しながら、体を、くねらせて、踊りました。
しばし、うらしま太郎、は、乙姫の、体をくねらせた、ヌードダンスを、見ていましたが、だんだん、その色気に興奮してきて、我慢できなくなってきました。
うらしま太郎、の、マラ、は、激しく、勃起し出しました。
うらしま太郎、の、息は、ハアハアと、荒くなっていきました。
そして、勃起した、マラを、さかんに、さすりました。
「も、もう。我慢できん」
そう言うと、うらしま太郎、は、立ち上がって、ズボンを脱ぎ、乙姫に、襲いかかりました。
「や、やめて下さい、うらしま太郎、さま」
乙姫は、泣きながら、うらしま太郎、に、哀願しましたが、うらしま太郎、は、乙姫の言うことなど、聞く耳を持たず、荒々しく、乙姫の胸を揉み、そして、怒張した、マラを、乙姫の、股間の穴に、挿入しました。
うらしま太郎、は、ハアハア、と、息を荒くしながら、腰を激しく動かしました。
ついに、うらしま太郎、は、射精の予感を感じました。
「ああー。出るー」
そう、叫んで、うらしま太郎、は、乙姫の、体内に、ザーメンを、放出しました。
乙姫は、シクシク泣いています。
うらしま太郎、は、
「はあ。気持ちよかった。長年の夢、かなったり、だ」
と言って、ズボンを履きました。
「おい。乙姫。宝物の入った、玉手箱が、あるんだろう。出せ」
と、命じました。
乙姫は、シクシク泣きながら、玉手箱を持ってきました。
うらしま太郎、は、玉手箱を開けました。
中には、真珠、や、サンゴ、が入っていました。
しかし、玉手箱は、小さく、うらしま太郎、は、もっと、他にも、海の財宝があると、思いました。
それで。
「おい。乙姫。これが、全部じゃないだろう。財宝を全部、出せ」
と、言いました。
乙姫は、泣く泣く、竜宮城にある、大きな行李を、持ってきました。
「これが、全てです。うらしま太郎、さま」
乙姫は、泣きながら、言いました。
うらしま太郎、は、行李を、開けてみました。
中には、真珠、や、サンゴ、などか、ぎっしり、詰まっていました。
「よし。もう、お前に、用はない」
うらしま太郎、は、大きな行李、を持って、亀に乗って、竜宮城を出て、元の、村の浜辺へと、もどりました。
うらしま太郎、は、莫大な、真珠、や、サンゴ、を、全部、売りました。
それによって、うらしま太郎、は、大金持ちになり、その後は、働かず、優雅に暮らしました。
一方、海の中の、乙姫は、三日三晩、泣いて悲しみました。
乙姫は、海の中で、ひとりぼっちで、人間と、友達になれたことが、嬉しかったのです。
しかし、うらしま太郎、によって、人間不信に陥ってしまいました。
「もう、人間なんて、生き物は、信じないわ」
と、乙姫は固く誓いました。
(もう人間が来ないようにするには、どうしたら、いいかしら?)
乙姫は、それを、考え抜きました。
乙姫は、しばししてから、竜宮城から、出て、海の中を、泳いで、陸に上がりました。
そして、村の子供たちに、紙芝居を、作って、見せました。
その紙芝居の題は、(浦島太郎)、と言って、その内容は、こういうものでした。
・・・・・
ある青年、(名前は、うらしま太郎、と言います)、が、浜辺を歩いていました。
すると、一匹の亀が、子供たち、に、いじめられていました。
青年は、子供たちに、「こらこら。亀をいじめてはいけないよ」、と、注意しました。
すると、子供たちは、逃げていきました。
すると、残された亀が、人語を話し出しました。
「うらしま太郎、さん。助けてくれて、有難うございました。お礼に、竜宮城にお連れしたい、と思います。きれいな乙姫さま、も、いますよ」
と、言いました。
うらしま太郎、は、亀の背に乗って、海の中の竜宮城に、行きました。
そこには、綺麗な、乙姫さまがいて、乙姫さまは、亀を助けてくれたお礼に、うらしま太郎、に、ご馳走を出したり、魚の踊り、を見せたりして、最恵国待遇で、もてなしました。
うらしま太郎、は、長い期間、乙姫と、竜宮城で、楽しく暮らしました。
しかし、うらしま太郎、は、故郷が恋しくなって、乙姫に、家に帰りたい、と言うようになりました。
乙姫は、了解し、「これは、おみやげですが、開けないで下さいね」、と言って、玉手箱を、うらしま太郎、に、渡しました。
うらしま太郎、は、亀の背中に乗って、元の浜辺の村に帰りました。
しかし、村は、変わり果ててしまっていて、村の人は、見知らぬ人ばかりです。
自分の家もなくなっていました。
うらしま太郎、は、心細くなって、乙姫に、渡された、玉手箱を、開けてみました。
すると、白い煙が出てきて、うらしま太郎、は、一気に、老人になって、老衰で死んでしまいました。
なぜなら、竜宮城の1時間は、人間の世界では、1年間にも、相当するものだからです。
・・・・・
というものです。
乙姫は、何度も、陸に上がっては、村の子供たちに、(浦島太郎)、の話をしました。
その甲斐あってか、その話が、(浦島太郎)、という、お伽話として、定着しました。
人間たちは、竜宮城へ行くと、一時は楽しくても、竜宮城の1時間は、人間の世界の、1年間にも、相当するものだと思い、竜宮城、や、乙姫を、おそれるようになりました。
大人たちは、「亀に竜宮城、に、来るよう誘われても、決して行ってはなりません」、と、子供たちに、忠告するようになりました。
幕府も、そういう、おふれ、を出しました。
これで、人間は、竜宮城、へ、行くことは、なくなりました。
一方、海の中の、乙姫は、人間が、来なくなったので、
「ああ。これで、安心して、暮らせるわ」、
と、ほっとしました。
しかし、ひとりぼっちになってしまったので、さびしくなってしまいました。
しかし。
ある時、乙姫が、海の中を、泳いでいると、素敵な、王子に会いました。
彼は、人間ではなく、乙姫と、同類の、海の中で、暮らしている、海の王子でした。
海の王子の存在は、乙姫も、以前から知っていましたが、どこにいるのか、わからず、かなり、遠方まで、探しましたが、見つけることが、出来ませんでした。
しかし、その日、乙姫は、やっと、海の王子に、出会うことが出来ました。
「会いたかったわ。王子さま」
乙姫が言いました。
「僕も会いたかったよ。乙姫さま。僕も、竜宮城、の乙姫さま、と、会いたくて、海の中を、泳ぎまわって、竜宮城、を探していたのですけれど、竜宮城、を見つけることが出来なかったのです」
と、王子が言いました。
こうして、乙姫と王子は、結婚して、竜宮城、で、幸せに、寄り添って、暮らしました。
人間は、歳をとり、やがて、老いて、死んでしまいますが、乙姫と王子は、歳をとることがなく、永遠に若いまま、海の中で、生き続けることが出来るのです。
一方、地上の人間は、大国、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、イラン、シリア、ミャンマー、北朝鮮、など、世界の国々が、核ミサイルの軍備増強に走り、また、原子力発電所の事故によって、放射能が撒き散らされ、そして、各国は、自分の国だけよければ、それでいい、という保守主義に走り、とうとう、核戦争を起こして、滅んでしまいました。
一方、乙姫と、王子、には、可愛い、男の子、と、可愛い、女の子、が、生まれました。
そして、男の子と、女の子は、すくすくと育ち、二人の間から、乙姫と、王子の孫が、たくさん生まれ、それは、どんどん増えて、海の中の世界は、人間世界と違って、豊かに、そして、平和に、いついつまでも、永遠に、栄えつづけました。

うらしま太郎3

うらしま太郎3

  • 小説
  • 短編
  • 恋愛
  • 冒険
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-07-28

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