読め

一邑ふら

寂しさで引きこもったうさぎの錆びた檻から
槍が出ており
最近ではよくわたくしの肌を刺してきます
優劣でいうのなら
劣っているという自覚があるのでしょうか
折り返し連絡します

不気味な赤い目のうさぎが
こちらをエサのように見てきます
あいにくわたくしは人間なので
うさぎなどが本当は口にできないものなのですが
何食というのなら
無職という負い目があるのでしょうか
繰り返し連絡します

錆びたうさぎが
槍を離してくれるまで
折り返し連絡します

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-07-16

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