藤月犀窩

あなたは知らない、あなたの目に映るものがなにであるのかを。あなたは知らない、掴むことと手を伸ばし続けることが同時に可能であることを。助走から展開し終奏まで、いっぺんに鳴らす足音で跳べ。反復せよ、傷はうつくしいが癒えることは死ではなく生の肯定であるとわたしは答えたい。反復せよ、翼で撃ち鳴らす振動の、すべてがあなたの歌だ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-07-16

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