狭窄な世界の自由
あおい はる
たぶん、基本的に、じぶんのことを書くのは苦手なのだと思う。
故につづかない。ブログ、Twitter、など。
ここでは、虚構を描いている。
想像。
非現実。
ことばをつないで、世界を構築している。
じぶんが好きなものだけが、つめこまれた星。次元。
まいにち書いても苦ではない。
おそらく、現実逃避に近いので、わたしの書くものは、小説とも、詩とも呼び難く、もちろん、随筆でもないのだが、幾ばくか、現実に見聞きし、感じたことも織り込んでいる。
SNSでのコミュニケーションが主流の現代で、未だ流されずに、上流でぷかぷかしている木片みたいなものか。
広大な海を知ることなく、安全でありながら少しばかり退屈な場所で、けれども自由気ままに、ぷかぷか浮いている。
きょう、だいすきな作家さんの新刊の通販がはじまって、すぐに購入した。
こんなにも大変な世の中で、日々、テレビのニュースだけで精神が擦り切れそうな、そんな世の中で、だいすきなひとが、すばらしい作品を生み出していること。創作をしていること。どうか健やかで、いてくださること。
それだけでも救いになる。
たのしみだなぁ。
狭窄な世界の自由