狩人

藤月犀窩

すべて墓標 すべて殺し尽くして
風は嘯かない遠い未来までも
人間であることは止めたのなら言葉はいらないだろうと 炎が話す 火の粉が風になり星が灯る、吃る
彼女の墓前に祈るには何も捨てられないのだと 名前のない傷痕に 花がなければ ならないのだと

つねに遅すぎた愛で、
世界を焼き払っている。

狩人

狩人

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-07-11

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